ルールサイクルで、トップ選手の選曲はどう変わるの?
新体操の選曲は、ただ好きな曲を選ぶだけではありません。
その時代のルールに合わせて、選ばれやすい音楽の傾向が変わります。
つまり、ルールが変わると、世界のトップ選手が使う曲の雰囲気も少しずつ変わる、ということです。
2017〜2020の選曲傾向
この時期は、作品としてのまとまりがとても大事にされやすい時期でした。
そのため、次のような曲が選ばれやすい傾向がありました。
しっとりした曲。
ドラマチックな曲。
民族音楽っぽい曲。
クラシック系の曲。
この時代の選曲は、
「この曲でどんな世界を見せたいのか」が伝わることが大切でした。
イメージ
この時期は、1曲全体で物語を見せるようなイメージです。
曲の流れに合わせて、演技もじっくり見せることが合っていました。
2022〜2024の選曲傾向
この時期は、分かりやすさや最初の印象がより大事になりやすくなりました。
そのため、次のような曲が使いやすくなっています。
テンポがはっきりしている曲。
最初から印象が強い曲。
展開が分かりやすい曲。
技の流れを整理しやすい曲。
最近の音楽全体でも、曲が短くなったり、イントロが短くなったりする傾向があります。
その流れが、新体操の選曲にも影響していると考えられます。
イメージ
この時期は、曲を聴いた瞬間に「こういう演技なんだ」と伝わることが強みになります。
見ている人にも、技と音楽の流れが分かりやすくなります。
2つの周期を比べると
とても簡単に言うと、こう整理できます。
2017〜2020
曲でじっくり世界観を見せる時代。2022〜2024
曲で一瞬で印象をつかむ時代。
どちらが良い・悪いという話ではありません。
ルールが変わることで、選曲の「勝ちやすい形」が変わる、ということです。
ただし、ルールだけで決まるわけではない
選曲はルールだけで決まるわけではありません。
次のような要素もとても大きいです。
選手の体の特徴。
得意な表現。
器具との相性。
コーチの考え方。
国やチームの演出の好み。
だから、正しくは
「ルールが選曲に影響する」
と考えるのが自然です。
まとめ
ルールサイクルを見ると、世界トップ選手の選曲の流れが見えてきます。
2017〜2020は、作品性や世界観を重視しやすい。
2022〜2024は、分かりやすさや即時性が重視されやすい。
選曲は、ルールと選手の個性の両方で決まる。
この視点を持つと、これからの大会でも「どんな曲が増えそうか」を考えやすくなります。
