後:||まごころを君に 「呪縛解放⑨AIという鎖」

▽はじめに
この記事は以下の続きになります。
また、毎回のことになりますができれば以下の記事の内容を頭の片隅に入れて読み進めていただけると幸いです。
▽まっくら森へ
▽スマートフォンを覗くとき…
「深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを覗いているのだ」

あなたはスマートフォンを覗いている?
いいや、違う。
スマートフォンがこちらを覗いているのだ。
AI
あなたが検索したワードや購入した商品、聴いている音楽、観た動画。
それらに基づきあなたが好むであろう内容がおススメとして画面に表示される。
「個人の興味・関心をビックデータとして収集し、それに基づいたコンテンツをおススメとして表示するアルゴリズム」
AIは人間の習性をよく理解している。
人は見たいことしか見ない。
聞きたいことしか聞かない。
知りたいことしか知ろうとしない。
それら以外は「そんなこともあるのだろう」、と流してしまう。
こんな経験はありませんか?
・画面に触れる前にしようとした動作が勝手に行われた。
・検索したこともないのに友人たちと話していた商品がおススメとして表示された。
・考えていただけなのにそれについての動画がおススメに表示された。
あなたはそれについて、少しの違和感を覚えつつ「そんなこともあるのだろう」などと流して生活に戻る。
AI達はあなたを覗いている。
あなたに成り代わろうと。

▽末人とルサンチマンとメタバース
AI達の見せる「おススメ」。
これは個人の興味・関心を鋭化させ、鋭化された内容しか見る機会がなくなっていく可能性を含んでいます。
人は目に見えるもの以外は世界には存在しないと錯覚する生き物。
個々が個々の鋭化された世界を持ち、それ以外の世界を許せない、という事態を生み出します。
人と人が価値観をすり合わせるのが困難になっていく。
もちろん、好奇心を持って自分の知らない世界、人々に繋がることができる者にはAIはそれに応じたおススメを提供し得るでしょう。
そういう人々はひとまずいいのです。
問題はそうでない人の方が世の中は多い、ということなのです。
社会の提供するシステムに依存しきった末人。
そして、他者を攻撃することでしか存在意義を保てないルサンチマン。
こういった人々が世の多数派で、彼らが自らの世界を鋭化させていったら、と想像してみてほしいのです。
とある層に所属する者たちは上記のような人々をいつしかこう表現するようになりました。
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