【映画評を少々】「変な家」間宮祥太朗・佐藤二朗W主演 家の間取りへの違和感が、血塗られた旧家の因習に導かれるホラーミステリー。
小学生5年〜6年生の頃、土曜夜10時からTBS系列で放送されていた金田一耕助シリーズが大好きでした。金田一を演じたのは4年前に亡くなった名優、古谷一行。「犬神家の一族」「悪魔が来たりて笛を吹く」など、戦前の地方の旧家で起こる陰惨な殺人事件に震えながらも、金田一の謎解きの虜になりました。金田一がもじゃもじゃの頭をかきながら、事件の真相に近づいていく姿が印象的でした。
「変な家」(Prime Videoで視聴)は、前半の家の間取りに関するミステリーから、旧家の因習にまつわるホラーへの移行のギャップに戸惑いました。
オカルト動画クリエイターの雨宮(間宮祥太朗)は、マネージャーから「購入予定の一軒家の間取りが、おかしい」と相談を受け、間取り図を見ると「壁に囲まれた謎の空間」や「窓のない子供部屋」など、違和感を抱く点がいくつもあった。雨宮が知り合いの設計士・栗原(佐藤二朗)に相談すると、栗原は「この家は意図的に殺人を犯すために作られたのではないか」という恐ろしい仮説を立てる。
その「変な家」の周辺で死体遺棄事件が発生。雨宮は謎の女性・柚希(川栄李奈)により、ある一族の血塗られた因習に導かれ、絶体絶命の危機に陥る。
間宮祥太朗の整った顔が恐怖て歪む演技、佐藤二朗の安定感のある変人ぶり、川栄李奈の表情のない思いつめた演技など独特の世界観の中で、古き日本のおどろおどろしい因習にまつわる恐怖が展開されていました。仮面が怖かった…。

