逆さ「てるてるヒョウタン」に雨乞い祈願!〜雨傘も日傘もあなた任せかな

#夏の1コマ
タイトル:逆さ「てるてる瓢箪」に雨乞い!
水耕栽培で育てている我が家のヒョウタンが、
ある日、まるで“日傘”をさしているように見えたんです。
そこで、これが“雨傘”になるよう願いを込めて、パシャリ!
記事タイトルに使った、
「雨傘も日傘もあなた任せかな」
これは、誰もが知っている有名人の詠んだ俳句なのですが、
作者は誰か、ご存知ですか?
なんとなく、最近読まれた俳句のような印象を受けますが、
実は、江戸時代の俳人、小林一茶の句です。
……すみません、正確には、
「雨笠も日笠もあなた任せ哉」
というのが原句になります。
雨が降るのも、日が照るのも、あなた任せ。
ここでいう「あなた」とは、仏様——
人知を超えた存在のことです。
一茶には、他にも、
「あなた」が出てくる有名な俳句があります。
「ともかくもあなたまかせの年の暮」
あれこれ考えたところでどうにもならない。
すべて仏様にお任せするほかない。
という心境を詠んだ句です。
あなた任せ——
この言葉は、人間がいかに無力な存在であるかを、
改めて教えてくれます。
厳しい猛暑が続きますが、江戸の昔も、令和の今も、
天気のことは、人間にはどうすることもできませんので、
神様、仏様にお祈りするしかないのは変わりません。
早くまとまった雨が降って、涼しくなりますように!
ちなみに、雨乞いなので、
このヒョウタンは「逆さてるてる坊主」です。
ん?
逆さに見えない?
それでは、このヒョウタンがどのように出来上がったのか、
お見せしましょう!
<メイキング・オブ・逆さ「てるてる瓢箪」>

ヒョウタンの花です。

花の下がふくらんで、枝豆……
もとい、小さいヒョウタンができています。
あ、今、「花の下」って言いましたよね?
当然、花が咲いている方が「上」ですよ!

花が枯れると、このように、ヒョウタンが垂れはじめます。

ほら!
逆さになりましたよね!(笑)
そして、左から2番めのヒョウタンの上の葉っぱが、
今、傘になろうとしています!

葉っぱが、くたりとヒョウタンを覆い……

完全に「傘」になりました!(最初の写真)
もう、これを読んでいる方にも、頭を下にした
「逆さてるてる坊主」の姿が見えてきたはず!
祈りましょう!
雨傘も、日傘も、「あなた」任せです。
——早くまとまった雨が降って、涼しくなりますように!
<おまけ>
小林一茶は、松尾芭蕉、与謝蕪村と並ぶ江戸の三大俳人。
当時の俳句は花鳥風月を詠むことが一般的でしたが、
一茶は日常の出来事、庶民の気持ちを俳句にしました。
「我と来て 遊べや親のない雀」
「やせ蛙 負けるな一茶 ここにあり」
「雀の子 そこのけそこのけ お馬が通る」
……このあたりは、いかにも一茶らしい俳句ですね。
ヒョウタンのこと。小林一茶のこと。
もっと知りたくなった人は、以下の本をどうぞ!
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