アダルトチルドレンにおすすめの絵本
こんにちは。アダルトチルドレン・セルフセラピー中のKinnyです。
ACのセルフセラピーは、幼少時代に得れなかった母性・父性を再獲得し、子供の自己(Selfといったり、エグザイルと言ったりする)を承認し、過去のつらい出来事の意味づけを肯定的なものにして、再出発する、までが、1クールです。
そのプロセスで、ぬいぐるみ療法を使ったり、絵本を大人の自分が子どもの自分に読み聞かせる、などの機会が起こります。
私は子供のころ、絵本が大好きで、あるとき、脳内で何かが起こり、同じ本を20回、30回と繰り返し読む子供でした…。
アートセラピーに私は適性があり、内なる子供(インナーチャイルド、インチャ、上記のセルフやエグザイルと同じ)が喜ぶので、絵を描いているのですが、最近は言葉を入れたくなってきました。まだ、詩のレベル感です。
大学のころは絵本教室に通っていたのに、制御系の組み込みエンジニアになったので、そのころに捨ててしまった夢を拾いなおそうかと思い、大阪・中之島の『子ども図書館』に出かけてきました。安藤忠雄さんの設計です。
私は夫の転勤のおかげで、関東や九州の地方都市の図書館を多く見ているのですが…、「大阪市って、マジけちくさ」って思いました。人口の規模と図書館の規模がマッチしていない。しかも、この図書館、寄付金で運営なんですってよ。え?図書館ですよね??って、二度聞きしそうになりました。
税金の使い道、優先順位が著しく混乱した都市が大阪だということに確信を深めました。日本の僻地、長崎・大村の図書館のほうがうんと良いです。
さて、愚痴はこれくらいにして、これまでのアダルトチルドレンのセラピー経験と心理学的知見を踏まえ、これらの絵本は、こういう症状におすすめではないか?と思える本を3冊上げます。
1)『子どもは子どもを生きています』小西 貴士
私もそうなのですが、子供時代に子供らしくいる時間がなく、家のお手伝い、兄弟の世話、学校でも人の世話役を担ってきた人は、自分が子どもらしい時間を過ごしていないので、子供らしい感情が何か?そもそも、分かりません。
私自身も、18歳で、いざ大人になるときに、”分からんな。でも、親元は何としても出たい”とやりたいことが分からないということに自覚がありました。
そのため、優先度一位は確実に親元を出れること。偏差値的にゆとりで合格できる大学。そして、クラスメートが誰もいないこと。そして、寮が個室だったという理由で、大学を選びました(笑)。
何がしたいか?という選び方ではなかったのです。ほかのアダルトチルドレン同様、とりあえず、英語。とりあえず読書。”やっておいて損はないことをやる系”の選択でした。
先日、アートイップスが取れて、認知のゆがみが些細なことで起きるのだということを大人の目で(心理学の視点で)確認し、「そうか、これがこどものわたしに起こっていたことか」と、納得。
そういう人が、自分がやりたいことが分からなくなる理由も、分かるようになりました。自分がやりたいことが分からない人がどうすれば分かるようになるかも分かるようになったのですが、それは、その人にとって、ほんとうに小さな、大人の目には、しょうもないレベルの、喜びを重ねることなのです。
この本は、実際の子供たちがどのようなレベルの喜びを重ねているか?が、しっかり描かれているので、アダルトチルドレンの人にとって、自分が失ったものが何なのか?何を取り戻せばいいのか?について、非常に参考になります。
結論:
「感情がわからないAC」への処方箋・絵本。
内的感情の解像度を上げる、喜びのスケーリングのリハビリになる本です。自分の“しょうもない喜び”の再発見のアシストとして読むと良い。
2)バーバラ―・クーニーの『ルピナスさん』
この本は、世代間の価値観の継承と個人の使命の達成がどのようなレベル感であるかについて、教えてくれる良書です。
ルピナスさんは、おじいさんから「この世界を少しだけ美しくしてほしい」という願いを受け継ぎます。晩年この願いを達成します。これが生まれてきた使命の達成です。ルピナスさんは、同じセリフを孫に手渡します。
親子逆転も起きず、ごく自然に、上の世代から下の世代へ、世の中を良くしたいという願いが自然に手渡され、その結果、世界が良くなっていくのだということが分かります。その使命のレベル感も、なにも世界をあっと言わせるような大事業ではない…花の種を播くというレベル感です。
親の期待に圧倒されそうな人におすすめです。
結論:
「自己犠牲型AC」への優しい軌道修正。ネガティブの世代間連鎖ではなく、ポジティブの世代間連鎖を実感。
3)『105人のすてきなしごと』
日本人の子育ては、社会の現実を子供に見せず、ファンタジーを見せようとすることが多いと思うのですが…子供の私は、そのような大人の”優しい嘘”を”まやかし”として嫌い、「早く世界の本当のことが知りたい!」と思っている子供でした。
そのため、実は日本の絵本が嫌いでした。情操教育という名を借りて、嘘ばっかり教えてる!と思っていました。
個人的に、今でも、お金について日本人が豊かになれないのは、そのような情操教育の影響ではないかと思っているくらいです。”何も具体的な行動を起こさななくても”、お金が増えるはずだ!という頭がお花畑な発想の本が多いからなんですが。あの~、金利が付かないとお金は増えないんですよ…って突っ込みたい。
さて、それはさておいて、”世の中は、実はこういうことになっているんだよ”という現実を教える目的で書かれているのが、この絵本だと思います。
オーケストラは表の顔。裏では、いろいろな人が、いろいろなスタイルで、劇場にたどり着き、いろいろな、用意の仕方がある…。
その様々な人たちが、協力して、一つのことを成し遂げていることが分かる。オーケストラの舞台裏のぶっちゃけ話って感じです。
結論:
「現実から守られすぎて育ち、自立できないまま大人になった人」へ。過剰適応ではなく、不適応している人向け。
目覚めろ!!日本人
日本人には、もうほんとに、ぶっちゃけトークが必要ですよ。
いつまで、
「アタシ、○○が(親が、世間が、先生が、政治家が)言うとおりにしたのに…」
って愚痴っている気ですかね?
言ってる間に人生そのものが終わるよ?
アダルトチルドレンは、アダプティッドチャイルドという自我で、不適切な適応を社会にしてしまっている人たちですが、その利益をチャッカリ得ているのは、為政者の側、既得権の側だと思います。つまり、好き勝手している人たち。ナルシスティックな人たち。
それが大阪では、物理的現実に現れている!
アダルトチルドレンの人は、御しやすい人たち、ということです。
今日は大阪の街を歩きながら、小学生だっていい子にしていれば報われる、なんて思っていないよなぁ…大阪では、と感じました。
小学生の通学の目の前で、大人たちがちゃりで赤信号無視しています…(笑)。
おとなたち、必死こいて生きている。
っていうか、本音で生きている。
子どもの前で信号無視なんて…って建前は言ってられない、って感じでしょうか…。
こっちは遅刻しそーなんだよ!!って声が聞こえてきそうでした。
是非はともかく、それは大人の社会の現実。
社会は、理想を体現はしていない。
ならば、それに備えることができる強い自我を育むのが教育では大事なのかもしれません。
それこそ、君たちはどう生きるか?突きつけられてますね(笑)。
そんなことを考えた、中の島子ども図書館デーでした。
