DS:ウクライナが持っていた核兵器はロシアの核兵器ですよ。
こんにちは。Kinnyです。
なんか世論は、ウクライナが核兵器を返してしまったからロシアが侵攻したんだ、みたいな誤解がはびこていますが…。
そもそも、ロシアのモノだった核兵器がロシアに戻ったので欧州のほうの安全がアップしただけで、ウクライナはロシアに守られていた立場ですよ。
ウクライナにとってはロシア陣営の一員だったのに、ロシア産核をロシアに返却した、っていうので、まるで、ウクライナのモノだった核を手放したせいでロシアが侵攻したみたいな言説は間違っている。
ウクライナに依然あった核兵器はロシアのモノ
ソ連崩壊時にウクライナ領内に残された核兵器は、1994〜1996年にかけてすべてロシアへ移管・解体され、現在ウクライナには核兵器は一切残っていません。以下で詳細を説明します。
歴史的背景の確認
ソ連崩壊時の継承: 1991年のソ連崩壊後、ウクライナは旧ソ連の核兵器庫の約3分の1を領土内に保有していました。これは世界第3位の規模で、約1,700〜1,900発の戦略核弾頭、176基のICBM(大陸間弾道ミサイル)、44機の戦略爆撃機が含まれていました。これらの兵器は物理的にはウクライナ領内にありましたが、運用・指揮権はロシア(旧ソ連の核後継国)が保持していました。
非核化の決定: ウクライナは当初、核兵器を自国管理下に置く可能性を検討しましたが、経済的・外交的圧力(特に米国・ロシアから)を受け、1992年のリスボン議定書に署名。1994年1月の三カ国声明(米国・ウクライナ・ロシア)で移管を約束しました。
移管プロセスの確認
ブダペスト覚書: 1994年12月5日、ウクライナ・ロシア・米国・英国がブダペストで署名。ウクライナが核兵器を放棄する代わりに、領土保全・主権尊重の保証と経済援助を提供することを合意しました。フランス・中国も類似の保証を表明。
移管の実行: 1994年から1996年にかけ、すべての核弾頭がロシアへ輸送されました。米国はNunn–Lugarプログラムを通じて3億ドル以上の支援を提供し、解体を完了。1996年までにウクライナはNPT(核不拡散条約)の非核保有国として加盟。2008年までにすべての移管・解体が終了しました。
現在の状況: ウクライナには核兵器や関連能力は一切残っていません。ロシアはこれらの兵器を基に核保有国として存続しています。
核兵器を放棄したら、約束を守ってもらえない可能性があるという教訓
具体的に、2022〜2025年現在までに世界が学んだ(または再確認した)ポイントは以下の通りです:
「紙の上の安全保障保証」は、力のバランスが変わると簡単に破られる
核兵器は「究極の抑止力」として今でも有効
大国は「自分に都合が悪くなったら約束を破る」
ウクライナの経験は世界中の「中級大国・小国」に「アメリカの保証だけを信じて非核化するのは危険だ」というメッセージを送ってしまった。
「現実の地政学」では「核を持たない国は大国に踏みにじられるかもしれない」という最悪の教訓を残してしまった、 という意味です。
だからこそ、2025年現在も
世界中の国々が「核抑止力の価値」を再評価している という状況になっている。
私は日本も核武装しないと、WW2と同じことをされて、また被爆国にされてしまうと思います。寄らば大樹の陰の大樹は核のことなんでは。
戦争反対と核抑止力は、両立します。
