DAY45:TIの背泳と競泳の背泳は違う
こんにちは。水トラウマスイマーのKinnyです。
今日は、だいぶ水泳、進歩しました。「浮く」という感覚と推進力を切り分けました。テーマは、スケーティングドリルで前バランスをつかむ、でした。
恐怖心と沈む感覚の連動を断ち切る
クロールでは水面が見えることが恐怖心のトリガーでしたが、背泳のほうが、深刻なトラウマ反応であることが分かりました。沈む!という恐怖心が沸くと、大急ぎで掻いてしまうのです。首を引きつらせて顔を上げようとしてしまうので、首筋がつりました(笑)。
なんか沈みそうな体重バランスを感知したとたんに、ひえー!となる。これは、きっと仰向けに突き落とされたんだろう…。
浮くことを確認して、無理に掻かないように、
(浮く)→(ローリング)→(浮く)→(ローリング)
を繰り返しました。
浮く体位を見つけながらやったら、トータルイマ―ジョン(TI)のスタイルの背泳のほうが、呼吸で途切れない分、クロールよりマスターが早いかもしれない。
クロール:TIをスタート
クロールのほうは、TIのクロールではなく、普通のツービートクロールをマスターしたのだということが分かった。TIのほうは、今からです。
バタフライ:中級者化
バタフライは、ダイブ→リラックス→ダイブ→リラックスの繰り返しです。なんの難しさも苦しさも、なくなってきました。単純に浮いてくるポイントを待てばいいだけ、なのです。
平泳ぎ:
平泳ぎも同じ。待てばいいだけです。
沈んでは浮く、のタイミングをとらえる
沈んでは浮くというタイミングを待てないで、怖くなって掻いてしまうのがクロールとバックです。その、”待てない理由”が、「沈みそう!」という筋反射のスイッチが入るから。まずは、体に「沈まないよ、大丈夫だよ」っていうのを納得させないといけないのです。
今日はTIのほうのクロールもだいぶ進みました。スケーティングドリルを繰り返すことで頭が下で足が上、というバランスをサイドキックで覚えます。
一般的な競泳のスイムでは、サイドキックはやりすぎるとローリングしすぎということになっています。
また進む理論、水泳理論も、TIは滑ることですが、競泳だと水をかく量が大事。しかし、水をとらえられるようになると水は当然ですが重たいです。
逆説的ですが、水を必要以上にかかなければ、永遠に疲れず泳げます。
よくおばあちゃんスイマーが、1時間くらい永遠に泳ぎ続けていますが、腕も伸びておらず、水も掻けていないので、となりで泳いでいる人の波が来ると煽られて流されて行っています。あの泳ぎは、浮くという一点で正解なのですが、全然お水をとらえられていないので、ちっとも進みません。運動にもなっていないです。
逆に、競泳のスイムだと水をとらえるので、お水がとても重たく、筋肉が酸素を消費するのが激しいので息継ぎが大変です。
私もバタフライなら、競泳スイムのフラット型バタフライと、らくらく脱力バタフライを泳ぎ分けることができるようになってきました。競泳型のスイムをやると、早いんですけど、25mでゴール!って感じがあります。しかし、若い男性だったら、こっちのほうが好きだと思います。楽々バタフライだとあんまり運動した感じがしない。男性は余っているエネルギーを発散したいと思います。
3つの型:競泳、らくちんスイム、TI
…というわけで、競泳と楽々スイムとTIの3つの型、があることが分かりました。普通は、競泳を経てTIへ進む人が多く、技術的な奥義としては一緒だと思いますが、競泳ではスピードを上達の目安とするのに対し、TIではグライドを目安にします。
競泳(スピード重視): 「水を捉える重さ」を筋力と酸素でねじ伏せる。達成感はあるが、エネルギー消費が激しい(25mの爆発)。
おばあちゃんスイマー(浮力重視): 水を捉えない代わりに疲れない。しかし、環境の変化(波)に弱く、自律的なコントロールを放棄している状態。
TI(グライド重視): 「抵抗の少なさ」と「浮力のバランス」をモノサシにする。筋力ではなく「位置エネルギー」や「バランス」を効率に変える、大人の知的スポーツ。
モノサシの違い
この上達を測る物差しの差が、若い人向けと成人向けで違うのが、クライミングでグレードをモノサシにするのと、リスク回避をモノサシにする、の差となるのかもしれないです。
年を取ったクライマーが、まるで10代のようにグレードをモノサシにしても、どんどんと登れるグレードが下がっていくだけで、何にも楽しくないですから。それで男性たちは拗ねているのかもしれません(笑)。「10代の物差し」で自分を測り続けると、成長曲線ではなく減衰曲線を見つめることになってしまいます。
「リスク回避やムーブの洗練」をモノサシに据え替えた瞬間に、水泳もクライミングも「一生モノの探求」に変わります。
…というようなことを考えながら、今日は泳ぎましたが、とっても空いていてリラックスして、楽しく泳げました。
混んでいるプールでは、いろいろな人が話しかけてきますが、空いているプールでは、水と自分の二人だけになれます。私みたいなHSP型の人には、雑念がない空いているプールは運転してでも行く価値がありますね。
もはやスポーツというより、身体的マインドフルネスの領域です。
