10歳の僕が、突然25歳になった。 第8話女としての好きってなーに?〜性を知らない10歳の好きと大人の好き。ライクとラブの違い〜
冒頭・ミライの問い返し
前回のラストの場面から。
ミライ(笑顔でやさしく)「ありがとう。でもナオトくんの“好き”って、どんな好き?」
ナオト(一瞬固まり)「え……?“好き”は……好きです!めっちゃ、好きです!」
ミライ(困ったように)「……それって、友達として? それとも“女”として?」
ナオト(心の声)「“女”として……? えっ……どゆこと!?」
ナオト、Googleで「女として 好き」を検索
家に帰ってすぐ、パソコンを開いて調べ始める。
ナオト(心の声)「“女として好き”って……“ライク”と“ラブ”の違い?ってこと?」
検索結果に「恋愛感情」「性的欲求」「一緒にいたい気持ち」などの文字が出てくる。
ナオト「な、なんだよこれ……性?え、なにこれ!?」
職場での違和感
ナオトはミライを見つけるが、距離感がつかめなくなっている。気まずい空気。
ミライ「おはよう、ナオトくん……昨日のこと、考えてくれた?」
ナオト(目をそらして)「う、うん……その……“女として好き”ってなんか、すごい言葉だなって……」
ミライは少し笑って、少しだけ切なそうに言う。
ミライ「ナオトくんって、ほんとに10代みたいね……」
ナオトはドキッとしてごまかす。
男性社員の恋バナを聞いてショックを受ける
休憩室で、男性社員が恋バナ中。
社員A「ぶっちゃけ、付き合うなら体の相性とかも大事じゃね?」
社員B「性格もだけど、やっぱりさ〜…」
ナオト、こっそり聞いていてショックを受ける。
ナオト(心の声)「えっ、好きってそういうことなの!? 女の子と……そういうことも考えるの? オレ、そんなの全然わかんない……」
ナオト、幼少期を思い出す
過去の回想:同じ小学校の女子に「好き」と言って逃げられたこと。
回想のナオト(10歳)「〇〇ちゃんのこと好きー!」
女子「うわー、バカじゃないのー!」(笑って逃げる)
ナオトの目が寂しげになる。
ナオト(現在)「昔も今も……好きって気持ちが、うまく届かない……」
ミライとの再会・心の吐露
帰り道、偶然ミライと出くわす。
ナオト「俺さ、“女としての好き”って、たぶんわかんない。体のこととか、よく知らないし……でも、一緒にいたいって思ってる。それじゃ、ダメ?」
ミライ(静かに)「ううん、ダメじゃないよ。でも、それは“恋”とはちょっと違うのかもしれないね」
ナオト、立ち止まって、少し悲しそうに。
ナオト「“ラブ”って……難しいんだね」
ナオト(心の声)「“好き”にはいろんな形がある。でも俺は、どの“好き”を知りたいんだろう。答えは、まだわからない」
次回終章へ
