ご縁がある方の絵画展に行きました~コスパやタイパを超えた「贅沢時間」。
トイレ掃除や一人新聞でご縁がある方から、絵葉書が届きました。
その中に、地域の文化会館で、水彩画展が行われること、ご自身が描かれた絵が展示されていること、そして、見に来ませんかという招待の内容がかかれていました。
仕事を退職された後も、趣味?とされていた絵を描き続け、こうして、個展?展覧会?を開かれるというところに感銘を受けたと同時に、絵葉書の絵だけではなく、実際に実物を見てみたいなという思いも盛り上がりました。
ただ、開かれる日時が5日間という短い期間であることや、自分が住む場所からはいささか遠い所で開かれるということもあって、どうしようか・・・という迷いが生じていたのは確かです。
そして、先日の日曜日。
展覧会の最終日。午前中の地域の清掃活動を終え、正午近く。
電車を使えば、1時間半~2時間ほどで到着できるので、まだ間に合います。
ただ、頭の中では、いろんな声が聞こえました。
・前回、昨年の夏にも見に行ったし、今回は遠慮しようか。
・今から行けば、間に合いそうだけど、やっておいたほうがいい家事や仕事もあるしな・・・。
・電車代もけっこうかかるしな・・・。
・でも、期間で行ったら、今日しかないし。今日しか見られないし・・・。
・直接、お会いもしたいしな・・・。
迷いはしましたが、経験から言っても、やらず(行かず)に後悔することはあっても、やって(行って)後悔することは少なかったことを思い出し、すぐに家を出ました。
久しぶりの電車旅行。
車窓からの景色も楽しみつつ、春ならではの陽気で爽やかな風を感じつつ、最寄りの駅から歩いて会場に向かいました。
行楽日和だったこともあって、駅にはたくさんの人がいましたし、歩いた国道では、たくさんの車が往来していました。
あたり前ですが、みんなそれぞれに家族や友人がいて、それぞれに予定があり、それぞれに今日やりたいこと(行きたいところ)があって、移動していて、自分がもし、絵を見に行こうとここまで来なかったら、すれ違うこともない人たちなんだなあと思うと、何とも言えぬ不思議な気持ちになりました。
会場に到着して展示室にいると、けっこうたくさんの人が見に来ていました。
私の顔を見るなり、「遠い所から、わざわざ、ありがとうございます」と眉をハの字にしそうなほどのにっこりとした笑顔で出迎えてくださいました。
会場ではヒーリングミュージック?も流れていて、3人の方の絵が30枚ほど展示されていました。それぞれに立派な額に入っていました。
私は、1枚ずつ順に、近づいたり、遠く離れたりしながら、いろんな見方で見ていきました。
別のお客さんの列が途切れた時、ご本人の所に行って、話を聞いてみました。
「1枚、どれぐらいの時間でかくんですか?」
「もちろん、絵にもよりますけど、30時間ぐらいですかね」
「30時間!実際の風景の絵が多いですけど、現地でかくのですか?」
「いえ、ほとんどは、写真におさめて、写真を見ながら家でかいています」

「このひまわりの絵。角度というか構図がおもしろいですね。
このひまわりも、見つけたんですか?」
「ええ、車を運転中に、はっと目に飛び込んできて、どうしても気になって、車で戻って、写真に撮りました(笑)。ずっと気になっていたから、別の日にも撮りに行って、一番いい角度を見つけてかいたのが、この絵です」
「なるほど。私は、この絵と、もう1枚のひまわりの絵と、子供が二人並んでいる絵が好きです。よかったです。」

「ああ、子供(二人)の絵は、みなさん、よかったよっ言ってくださいますね。この絵の構図は、先生にいろいろとアドバイスももらって決めました。子供の位置が真ん中にならないように、少し左にずらしたことで、逆に絵におもしろみがでましたし、太陽の光があたって、明るく浮き上がるような塗り方で仕上げました。」
・・・
絵を通じてこんなやりとりをしました。
私自身は、美術が得意だったわけでも、絵を描く趣味があるわけでもありませんが、絵を見ること自体は結構好きです。
もちろん、詳しく勉強したわけではありませんので、技法や有名な画家などについてほとんど知りませんが、こうして、実際の作者の方と、絵について質問しながら話ができたことは貴重な経験になりました。
自分がいいな、好きだなと思った絵を何度も見直しながら、40分ほどの鑑賞時間を楽しみました。
「また、機会があったら見に来ます」と告げて、会場を後にしました。
その後、どこにもよらず、また電車に揺られながら帰宅しました。
絵を見る、1時間ほどのための旅行だったわけですが、心は十分に満たされましたし、いい時間を過ごせたなと満足できました。
こうやってご縁があった方と直接お会いして、その方との交流を楽しめることも、コスパやタイパを超えた「贅沢な」時間の使い方だなと思いました。
私も何か趣味というか、新しいことを始めたくなりました。
そんあ気持ちがもてたことも、行ってよかったことの一つかもしれません。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心に残る一言・学びがあれば幸いです
