エボラ治療拠点、指定へ
★厚生労働省は、エボラ出血熱など最も危険性が高い『1類感染症』の重症患者を治療する拠点病院を新たに指定する検討に入った。
全国で5〜10箇所を見込む。
★1類感染症の患者を受け入れる医療機関はあるが、設備や人員が不十分なところは多い。アフリカでエボラ出血熱が流行する中、海外との往来者が流入するリスクは高まっており、拠点化で診療体制の強化を図る。厚労省は8日の専門家部会で方針を示し、2027年度以降の指定を目指す。
★「感染症法」は、国や都道府県が定める「特定」「第1種」の指定医療機関に1類感染症患者の入院の受け入れを求めている。25年4月の時点で、特定は4施設、第1種は56施設ある。
ただ、「病室が手狭で人工呼吸器を置けない」「専門医が不在」などの事情で重症患者の治療が難しい施設がある。
★読売新聞が昨年11月〜12月に行った調査でも、「1類感染症患者」の受け入れ態勢について7割が「不十分」と回答し、集中治療など完治を目指した治療を4割が「できない」と答えた。
★厚労省は、特定と第1種のうち、重症者を治療するための設備や人員が揃う施設を拠点として新たに指定する構えだ。専門家部会で、医師数や看護師数、設備などの要件を議論する。運営に必要な支援も検討している。
★1種感染症の患者や感染の疑いがある患者が見つかった場合に、基本的に第1種がまず受け入れ、重症で集中的な治療が必要な患者を新指定の拠点に搬送することを厚労省は想定する。専用車両を使うなど、県境を越えた搬送の具体的な方法も、今後話し合う。
★今年4月以降、アフリカ中部のコンゴ民主共和国を中心にエボラ出血熱の感染者が増え、同国からフランスに帰国した人の感染も確認された。
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※読売新聞7月7日(火)朝刊から引用させていただきました
※画像は、四街道市にある【下志津病院】HPから引用させていただきました
