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ハーレクリシュナのレストランに行く百合子とみこ

チャリングクロス駅で電車を降りた百合子は、人混みの中に見覚えのある後ろ姿を見つけた。

百合子「みこちゃん!」

振り向いたみこが笑顔になる。

みこ「あっ、百合ちゃん!」

久しぶりの再会に、二人は自然と笑みを浮かべた。

みこ「これから食事?」

百合子「そう」

みこは少し困ったような顔をする。

みこ「百合ちゃん、良かったら一緒に食事しない? 私、中華街飽きちゃって……。どこかいいお店ある?」

百合子は少し考えてから答えた。

百合子「じゃあ、ゴビンダレストランに行く? インド料理みたいな。」

みこ「みたいな?」

みこは首をかしげた。

二人はソーホーにあるゴビンダレストランへ向かった。

店に入ると、店員が笑顔で迎えてくれる。

「おかずを三品選んでください」

カウンターには色とりどりの料理が並んでいた。

みこは店内を見回す。

みこ「ここ、そんなに高くないね。」

料理を選びながら、みこは気づいたように言う。

みこ「ベジタリアンレストランなんだ。」

その時、店内の小さなステージから歌声が聞こえてきた。

「ハーレクリシュナ、ハーレハーレハレハレ……」

独特の旋律が店内に響く。

みこは不思議そうな表情で百合子を見た。

みこ「ここはヒンドゥー教のお店?」

百合子は頷く。

百合子「ハーレクリシュナって言って、ヒンドゥーから出た新興宗教のお店。」

みこ「さすが👍 百合ちゃん、人類学部だけあって、そういうの詳しいわ。」

百合子は少し照れながら笑った。

百合子「私も最近知ったんだけどね。」

二人は料理を運び、席に着く。

飲み物には二人ともラッシーを注文した。

一口飲んだみこが目を丸くする。

みこ「このラッシー、濃いね。」

百合子も頷いた。

百合子「うん。」

料理を食べ進めながら、みこは満足そうに言う。

みこ「ここ、味は悪くないし、穴場だね。安いし。」

百合子も笑顔で答えた。

百合子「インド料理レストランって高いじゃない? ここはハーレクリシュナの信者さんが作ってるみたい。」

みこは感心したように百合子を見た。

みこ「本当に面白いところ知ってるよね、百合ちゃん。」

百合子は少し照れくさそうに笑いながらラッシーを飲んだ。

ロンドンには、中華街だけではない世界が広がっている。

そんなことを二人で話しながら、ゆっくりと食事を楽しんだ。

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