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無計画な育成では、選手は育たない。



みなさんは目標に対して計画を立てていますか?


最近、学生野球を見ていてすごく思うことがあります。

夏休みに入ると、多くのチームでたくさんの試合が組まれます。

連日のようにオープン戦があり、普段なかなか試合に出られない選手にも出場機会が与えられる。

特に部員数の多い大学野球では、この夏休みは下級生や控え選手を育成するための、とても大切な期間だと思います。

でも、その一試合一試合を「その日限り」で終わらせている指導者が少なくありません。

なんとなく試合を組んで、なんとなくメンバーを決めて、なんとなく選手を使う。

そして、その日の試合で結果が出なければ次の試合では使わない。

逆に、結果が出ればまた使う。


それって、本当に「育成」なのでしょうか。

僕はそれでは選手は育たないと思います。

例えば、この夏に20試合あるとします。

その20試合の中で、この投手には何イニングを経験させるのか。

この打者には何打席を与えるのか。

この選手にはどのポジションで当てはめていくのか。

そして夏休みが終わったとき、来年の春、その選手にどうなっていてほしいのか。


そこまで考えて初めて、試合を行う必要があると思います。

もちろん、すべてが計画通りに行う必要はありません。

怪我をする選手もいれば、想像以上に成長する選手もいる。逆に、思ったように結果が出ない選手もいます。

だから計画はあくまで予定でいい。

でも、「計画を変えていくこと」と「最初から計画がないこと」は全く違います。

一人ひとりに育成のビジョンがあるから、起用に意味が生まれます。

「この夏で野手は30打席は最低みんな立てるようにしよう。」

「誰が化けるかわからないから、全員を先発だけでなく色んな場面で投げさせてみよう。」

そういう目的があれば、一試合で結果が出なかったからといって落ち込むこともありません。

そして、計画がなければ評価もできません。


なぜ使われなくなったのか?
同じくらいの打席数も与えていないのに、

どうやって人と人を比べるのでしょうか。

何ができるようになったのか。

1か月前と比べて何が成長したのか。

そもそも「何をできるようにするのか」という基準がなければ、成長したかどうかすら分かりません。

評価する側に基準がないのに、評価される選手が納得できるわけがありません。

昨日まで試合に出ていたのに、今日になったら突然出られなくなる。

理由も分からない。

何を改善すればもう一度使ってもらえるのかも分からない。

そんな環境で選手のモチベーションを保ち続けるのは難しいと思います。


だから僕は、指導者こそ計画を持つべきだと思っています。

特に学生野球では、指導者の能力がそのままチームの成長速度に大きく影響します。

選手は限られた数年間しか、そのチームにいません。


大学野球なら4年間。

高校野球なら実質2年半ほどです。

その限られた時間を「無計画」で使っていいのでしょうか。

僕は、結果を出すためには、目標から逆算するしかないと思っています。


秋の大会でどういう野球をしたいのか。

そのために、この夏で何をできるようにするのか。

そのために、この1か月で何をするのか。

そのために、今週は何をするのか。

そして今日の一試合で、何を挑戦するのか。

   4年後の目標から1年後。1年後から3か月後。

そして、今日。

大きな目標から逆算していけば、今日やるべきことは自然と見えてきます。



結果が出ないとき、「才能がない」「能力がない」で終わらせるのは簡単です。

でも、本当にやるべきことをすべてやったのでしょうか。

目標を決めて、現在地を知って、その差を埋めるために必要なことを考えて、それを毎日積み重ねる。

やってみて違えば修正する。

また実行する。

その繰り返しだと思います。



試合をすることが目的ではありません。

練習で数をこなすことが目的でもありません。

試合も練習も、目標に近づくための手段です。



だからこそ、「今日何をするか」と同じくらい「目標」を決めなければいけない。

目的のない一日に、成長は生まれません。

毎日を目標から逆算する。

指導者見習いで学生コーチの僕が考える計画とはこれです。

本格的な計画の立て方については今日は話していませんが、目標から少しずつ身近な目標を書き出すことによって出てくるはずです。


本日は以上になります。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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