高校野球を引退して1年。後輩たちに伝えた、たった一つのこと
みなさんは全てを賭けた夏を過ごしたことはありますか?
先日、母校の練習へ足を運んだ。
地元から電車と新幹線を使えば約3時間で行ける。しかし、お金に余裕のない大学生の僕には、新幹線や特急を使う余裕はない。
普通電車を乗り継ぎ、約6時間。
ようやく母校のある石川県へたどり着いた。
・約束していたこと
僕は昨年の夏、高校野球を引退した。
その後、選手としての道を諦め、指導者として勝負することを決意した。
そんな新たな決意から始まった引退後の生活。
なぜか毎日のようにグラウンドへ出ていた。
ノックの練習をしたり、自分で考えたメニューを曜日ごとに組み、自主練習として後輩たちに取り組んでもらっていた。
半年間、本当にたくさんのことを乗り越えた。
ある意味、現役で高校野球をしていた頃と変わらないくらい、濃い半年間だった。
そんな半年間を共に過ごした後輩たちと、卒業前に一つ約束をしていた。
「夏の大会前になったら、試合じゃなく練習を観に行く。」
試合は結果だ。いくら練習したからといって、その日に打てるかはわからない。
僕が観たかったのは日々の積み重ねだ。その地道な練習をどんな姿でやっているのかを観たかった。
・実際に行ってみて
約半年ぶりに訪れた練習場は、僕の記憶を一瞬で呼び戻してくれた。
懐かしいと思う時間すらないほど、自然にその空間へ入ることができた。
練習へ行くことを決めたのは前日の夜。
急に現れた僕に、みんな本当に驚いていた。
そして、実際に見て一番感じたこと。
それは、選手一人ひとりの目が輝いていたことだった。
夏を最後に迎える選手たち。
その覚悟と不安が、表情からあふれ出ていた。
何時間になるのかわからない。
「本当にどれだけやるんだ」と思うほどバットを振り込み、日が暮れてもひたすら野球を続ける。
僕が着いたのは昼の12時。
しかし、室内練習場を出たのは17時30分。
5時間半、ずっとバッティングを続けていた。
今の大学野球では、なかなか考えられない時間だった。
こんなにも練習できる環境。
そして、本気で野球に向き合う姿。
やっぱり高校野球って楽しい。
改めて、そう思った。
・後輩に伝えたかったこと
そんな刺激的で充実した日々を過ごしている後輩たちの前で、最後に話す機会をいただいた。
僕は話す前から、伝えたいことを決めていた。
それは、
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