Root Management|第15回|「覚醒のデータ」|コンテンツの蓄積が最終的に勝利を生む
こんにちは。
私は、50年間、会社経営をしてきましたが、根っからの技術者だったので、最初は営業は苦手でした。
しかし、苦手であっても、社員を養うためには、私が営業をやらざるを得なかったのです。
そうしているうちに、ある時から、ライバル会社の営業員には絶対に負けないようになったのです。
そうなった一番大きな原因が、本日のテーマであるコンテンツです。
美味しい麺つくりのノウハウ、繁盛店つくりのノウハウ、経営者としてのノウハウ等、たくさんのコンテンツを作り上げたのです。
だから、どんなライバルの営業員と対峙しても、絶対に負けないようになったのです。
そして、そのコンテンツをすべてデジタル化すれば、さらに、コンテンツの上にコンテンツが蓄積でき、いつしか、ライバルには、絶対真似できないコンテンツが出来上がるのです。
そして、デジタル化しておけば、社内で誰でも使えるのです。
今も私は、日々、コンテンツつくりを行っています。
最近は、AIという優秀な助手がいるので、コンテンツ作成も以前より、はるかに楽になりました。
あなたにお聞きします。営業の時間がきつい、と感じていませんか。
営業だけでなく、経営判断も部下対応も、すべて「時間がない」と思っていませんか。
でも、実は違う。
あなたが「忙しい」のではなく、「コンテンツがない」だけなのです。
この記事を読んで分かること
✓ 世界的企業(Apple、Netflix、Patagonia、Nike、LEGO)が『コンテンツ』でどう売上を伸ばし続けているのか、具体的な戦略が理解できる
✓ 『製品スペック』と『顧客の心』の関係性が見える。あなたの製品は『何を売っているのか』が明確になる
✓ 国内BtoB製造業の3つの成功事例から『すぐに使える具体的なアクション』が分かる
✓ 『営業の時間がない』という課題が『コンテンツビジネスの構築』で解決することを理解できる
✓ 『コンテンツビジネス』を精緻化する5つの戦略柱が、なぜ大切なのか納得できる
読むメリット
経営者向け:『営業営業営業』から抜け出し、『コンテンツで見込み客が勝手に集まってくる仕組み』を理解できる
事業承継を控える経営者向け:『50年の経営経験』を『世界的コンテンツ』に昇華させる道筋が見える
40代以上の経営者向け:『体力で劣る分』を『コンテンツと信頼』で補う、人生後半戦の最強戦略が分かる
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■ 世界の一流企業が『コンテンツ』で売上を伸ばし続ける、本当の理由
あなたは、こう思っていないか。
『Apple や Netflix のような大企業だから、コンテンツマーケティングができるんだ』
『うちみたいな小さな製造業には、無理だ』
それは、大きな誤解だ。
むしろ、逆だ。
大企業こそ、『製品スペック競争』に陥ってしまう。
だから、Apple、Netflix、Nike は、『製品スペック』を語るのをやめた。
代わりに、『顧客の人生が、どう変わるのか』を、ストーリーで語り始めた。
その結果、何が起きたか。
顧客が『商品を買う』のではなく、『ブランドに投資する』という行動に変わったのだ。
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■ 【事例1】Apple(アップル):『Think Different』で時価総額3兆ドル
Apple の時価総額は、3兆ドルを超える。
世界で最も価値のある企業の1つだ。
しかし、Apple は『製品スペック』では、決して最先端ではない。
では、何で売っているのか。
1997年、Jobs は『Think Different』というキャンペーンを打ち出した。
その広告に映っていたのは、製品ではなく、『革新的な人物たち』だった。
スティーブ・ウォズニアック、ピカソ、ボブ・ディラン、マーティン・ルーサー・キング...
つまり、Apple は『コンピュータ』を売っているのではなく、
『創造性』『革新性』『反骨心』という『価値観』を売っていたのだ。
その戦略が、どの程度功を奏したか。
2023年のブランド価値ランキング:
Apple:4,800億ドル(世界1位。10年連続1位)
Amazon:3,000億ドル(第2位)
Google:2,000億ドル超(第3位)
Apple のスマートフォンと、サムスンのスマートフォン。
機能差は、もう誰も気にしない。
顧客は、『Apple というブランドに、自分のアイデンティティを投影する』ために、高い金を払うのだ。
【あなたの製造業への応用】
・機能→体験へ:『何を作るか』ではなく『どんな人生を可能にするか』へシフト
・ストーリーの一貫性:すべてのタッチポイント(広告、営業資料、SNS)で同じメッセージを
・顧客事例の『人間ドラマ化』:導入前後の『経営者の人生の変化』を語る
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■ 【事例2】Netflix(ネットフリックス):『データ×創造性』で世界制覇
Netflix の成長は、驚異的だ。
世界会員数:2億8,000万人超
2023年売上:5兆円(過去最高)
配信コンテンツ投資:年間160億ドル
Netflix の強みは、『顧客データ』と『創造性』の融合だ。
彼らは、顧客が『何を見ているのか』『どこでスキップしているのか』を徹底的に分析する。
その結果から、『次に制作すべき作品』を判断するのだ。
その一例が、『KonMari~人生がときめく片づけの魔法~』である。
・日本発のコンテンツ
・近藤麻理恵(KonMari)という日本人女性が主人公
・『日本女性らしさ』を全面に出した演出
この作品は、『北米でも大ヒット』した。
なぜか。
Netflix は『ローカルの視点』を大切にしているからだ。
29のローカルオフィスが、『それぞれの市場向けの独立した制作決定』をしている。
本社の『グローバルスタンダード』に合わせるのではなく、『その市場の視聴者が何を欲しているか』を考えているのだ。
【あなたの製造業への応用】
・データ×創造性:顧客データから『本当に欲しい製品』を発見する
・ローカライズの徹底:『国内・海外同時展開』でも『その市場の視点』で製品提案を
・オリジナルコンテンツ化:単なる『導入実績紹介』ではなく『顧客企業の成長ドキュメンタリー』として世界配信
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■ 【事例3】Patagonia(パタゴニア):『理念の前面化』で企業運動化
Patagonia は、非上場ながら、売上10億ドルを超える。
その驚くべき点は、『販売時間を制限している』ことだ。
例えば、Black Friday(商戦の最大イベント)に、Patagonia は『買わないでください』という広告をニューヨークタイムズに掲載した。
理由は、『環境への配慮』。
製品の過剰生産、過剰消費を止めるメッセージを、敢えて『商戦の最高潮』に発信したのだ。
結果は?
2012年の売上は、前年比30%増加した。
つまり、『買わないでください』というメッセージが、『ブランドへの信頼と投資』に変わったのだ。
その背景には、『35年以上の行動実績』がある。
・売上の1%を環境保全団体に寄付(総額8,900万ドル)
・オーガニックコットン100%への切り替え(1996年)
・Worn Wearプログラム:修理&リサイクルによる消費抑制
言葉ではなく、『行動』が信頼を生むのだ。
【あなたの製造業への応用】
・理念の前面化:『製品スペック』ではなく『存在意義』を語る
・信頼の時間軸:短期売上より『長期の顧客関係』を優先する
・顧客の巻き込み:『購買』から『応援』『運動参加』へエスカレーション
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■ 【事例4】Nike(ナイキ):『Just Do It』35年の一貫メッセージ
Nike の『Just Do It』というメッセージは、35年以上続いている。
その起源は、1988年。
マラソンランナー・ウォルト・スコットのストーリーから生まれた。
Nike は『スポーツシューズ』を売っているのではなく、
『人生の中での挑戦』『自己超越』『勝利』という『感情』を売っているのだ。
その戦略の強力さは、『アスリート・アンバサダー』の活用にも見られる。
マイケル・ジョーダンは、Nike と契約することで、
『Jordan Brand』という『個人名冠商品』になった。
顧客は、『Nike というメーカー』を買うのではなく、
『Michael Jordan が履いているシューズ』『それを通じた自分の挑戦の物語』に投資するのだ。
現在、Nike は100人以上のトップアスリートとパートナーシップを持ち、
世界ブランド価値ランキング上位を占め続けている。
【あなたの製造業への応用】
・一貫したメッセージ:『Just Do It』は35年。短期流行ではなく確固たる哲学を持つ
・個人(あるいはチーム)との結びつけ:『経営者の人生物語』『営業チームの思想』を、ビジュアルで表現
・感情→行動へ:インスピレーション提供が、購買動機になる
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■ 【事例5】LEGO(レゴ):『消費者→共創者へ』のコミュニティ革命
LEGO は、デンマークの非上場企業だ。
しかし、世界4億人のユーザーを持ち、売上は2ケタ成長を続けている。
2004年、LEGO は3億ドルの赤字に陥った。
そこからの復活戦略が、『消費者をブランドの共創者に昇華させる』ことだった。
LEGO IDEAS というプラットフォームを作った。
ファンが『自作品を投稿→投票』できるシステムだ。
1万票以上を獲得した作品は、『実際の商品化』される。
つまり、消費者が『購買者』から『意思決定者』『共創者』に変わったのだ。
その結果、LEGO は『ファン』を『ブランドアンバサダー』に変えた。
AFOL(Adult Fans of LEGO)というコミュニティには、数百万人が参加している。
彼らは『買う人』ではなく『愛する人』になったのだ。
YouTube登録者955万人(マクドナルド383万人超)
Instagram フォロワー590万人(マクドナルド383万人超)
【あなたの製造業への応用】
・購買者→共創者へ:『顧客参加型の商品開発』をブランド化する
・コミュニティ形成:SNS×イベント×プラットフォームで『ファンの場』を作る
・デジタル×フィジカル融合:『物理的な製品』×『デジタル体験』の統合
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【あなたの現在地診断】『コンテンツビジネス』の成熟度
あなたの会社は、今、『コンテンツビジネス』のどの段階にあるか。 以下のリストを見て、ご自身がどこに当てはまるか診断してください。
【段階1】製品販売 営業が『機能スペック』を説明して売る。顧客接点は『営業時間』のみ
□ あてはまる
【段階2】顧客事例 ホームページに『導入事例』を掲載。『どんな企業が買ったか』が分かる
□ あてはまる
【段階3】思想発信 YouTube や note で『業界トレンド』『経営哲学』を定期発信。顧客接点が『24時間化』
□ あてはまる
【段階4】コミュニティ化 ファンが『勝手に』あなたの思想をシェア、議論、応用。ブランド化が完成
□ あてはまる
【段階5】グローバル運動
国内成功事例が世界配信され、『あなたの思想』が業界スタンダード化
□ あてはまる
■ 診断の後の、3つの質問
Q1. あなたの会社で、『コンテンツビジネス』と言えるものは、何があるか。
(ホームページ、YouTube、SNS、note、セミナー、ブログなど)
答え:_________________________________________________
Q2. その『コンテンツ』を通じて、あなたが『顧客に伝えたいメッセージ』は何か。
答え:_________________________________________________
Q3. 今月中に、『1つだけ』開始できる『コンテンツ発信』は何か。
答え:_________________________________________________
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■ 最後に
あなたが『営業営業営業』で忙しいのではなく、
あなたが『コンテンツビジネス』を構築する勇気がないだけだ。
しかし、その勇気は、
『50年の経営経験の価値』が明確になれば、自動的に生まれる。
あなたの『製造哲学』『顧客との信頼物語』『業界への思想』が、
本当に世界的価値を持つなら、
それを『YouTube』『note』『セミナー動画』に変えるのは簡単だ。
12月は、あなたが『コンテンツの経営者』になる月だ。
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今日の問いかけ
あなたが『営業で忙しい』と感じるのは、本当にマーケティングの問題ですか?それとも、『あなたのコンテンツが、世界に届いていない』という信号ですか?
もし『あなたの50年の経営経験が、業界全体を変える価値がある』と確信できたら、あなたは最初に何をしますか?
あなたが『思想発信者』になって、海外からの問い合わせが『10倍』になったら、あなたの経営はどう変わるでしょうか?
根っ子学®について
「根っ子学®」は、50年の製造業経営から生まれた、
『人生と経営の本質を問い直す思想体系』です。
『見えている5%の事象』の背景に隠れている『見えない95%の力』が、
実はすべてを動かしているという気づきから始まります。
詳細は公式note、YouTube、セミナーで随時配信中です。
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【第15回 3日間サイクルの全体像】
火曜日(12月2日):「覚醒のデータ」→ 世界的企業5社が『コンテンツ』で売上を伸ばし続ける理由
木曜日(12月5日):「本質のストーリー」→ 国内BtoB製造業3社の『コンテンツビジネス成功事例』
土曜日(12月7日):「実践ワーク」→ あなたの『最初のコンテンツ』を設計する
データ(認識)→ ストーリー(納得)→ ワーク(実行)のサイクルで、
経営者として、あなたの『本当の強み』を世界に発信し、
『営業に頼らない経営』への第一歩を踏み出します。
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