200日後に理想のクラスを創りたい!!コーチングを学んだ小学校教師の奮闘
「せんせー、わかんない!」「地図って、むずかしい…」
この前、3年生の社会の授業で、みんながこんな声をあげていました。テーマは「わたしたちの住むまちの様子」です。
今日は、わたしのちょっぴり(いや、かなりかな?)うまくいかなかった授業のお話と、そこから「こうすればよかったんだ!」と気づいたことを、ありのままにお話しします。
毎日、子どもたちと「どうしたら、もっと楽しく学べるかな?」と考えている先生たちに、「わかるわかる!」とか「なるほど!」と思ってもらえたら嬉しいです。
はじめに:理想と現実はちがう…地図の授業でがっくりきた日(しょんぼり)
「地図っておもしろい!わたしたちのまちのことが、こんなにわかるんだ!」
授業の終わりには、みんなが目をキラキラさせて、こんなふうに言ってくれる…はずでした。
社会科の地図の勉強は、子どもたちの「知りたい!」という気持ちを育てて、自分たちのまちを好きになる、とっても良いチャンス!だから、わたしも「がんばるぞー!」と準備していました。
でも、そう簡単にはいきませんでした。授業がはじまると、みんな思ったよりも地図を読むのに苦労していて、わたしも「どうしよう…」とあせってしまいました。思い描いていたような、みんながワイワイ楽しく学ぶ時間にならなくて、授業のあとには、大きなため息が出ちゃったんです。
「もっとこうすれば良かったかな…」「あの子には、なんて声をかければよかったんだろう…」
そんな反省の気持ちが、頭の中でぐるぐるしていました。
あの日の授業:いったい何があったの?(テレビの再現ドラマみたいに見てね!)
その日の授業の目標は、「わたしたちの住む市が、兵庫県のどこにあるかを知って、地図からまちの様子を読みとろう!そして、先生すごいって思ってもらおう!」でした(最後の部分は、わたしの心の声ですけどね)。
ワクワクのはずが…方角をたしかめるところで、みんなの頭に大きな「?」が!
まず、地図帳をつかって、自分たちの市が兵庫県のどのへんにあるかを確認。これは、まあまあスムーズにいきました。
次に、教室で「こっちが北だよ」と教えて、地図帳の北と「ほら、合わせてごらん!」と言ったのですが…。
「せんせー、本当の北はこっちでしょ?で、地図の上が北だから…えっと、こうかな?あれ、ちがう?」
みんな、一生懸命考えて、首をかしげたり、地図をぐるぐる回したり。地図と、実際にいる場所をむすびつけるのが、思ったよりむずかしかったみたいで、時間もかかっちゃいました。わたしの顔には、ちょっとあせりの汗が…。マークは見つけられるけど…「〇〇が多い場所」が、なぜか見えない! そのあと、市の地図をつかって、土地の使われ方(お家がたくさんある場所、田んぼや畑、くだもの畑、森や林、工場など、いろいろ!)を読みとる勉強をしました。 地図のマークは、前に勉強したから、「あ、ここに学校のマークがある!」「これは畑のマークだよね?」と、一つ一つのマークは見つけられました。 でも、「じゃあ、このへんは何が多いかな?」「工場がたくさん集まっているのは、どのあたりだろう?」と、地図全体を見て、まちの特ちょうを見つけることになると、みんなの手がピタッ…と止まっちゃったんです。 配ったプリントには、「山や川」「住たく地」なんて書いてあるけど、それが市のどのへんに多いのか、まち全体のことは、なぜかなかなか読みとれませんでした。まるで、そこだけ見えなくなる魔法でもかかったみたいに!
あっという間に時間切れ…のこったのは、反省と、つかれたわたし
グループで話し合っても、なかなか意見がまとまらなくて、話し合いもあまり盛り上がりませんでした。
「うーん…」「わかんない…」という声が聞こえてきて、気づいたら授業おわりのチャイムが。
みんなが「わかった!」「おもしろい!」と目をキラキラさせることなく終わってしまって、なんだか疲れた顔をしていました。
わたしも「もっとうまくできたはずなのに…」と、がっくり。とっても苦い思い出です。
なぜ?どうして? みんなが「うーん」となったわけ(と、わたしのダメだったところ)
どうして、みんなは地図を読むのにこんなに苦労したんでしょう?そして、わたしは何をまちがえていたんでしょうか?授業を(泣きそうになりながら)ふりかえって、わかった問題点は、だいたい次の3つです。
地図と、わたしたちの世界をむすびつけるのはむずかしい(まるで宇宙人と話してるみたい?)
方角をたしかめるところで時間がかかったように、みんなにとって、紙の上の地図と、実際にくらしている場所を頭の中でつなげるのは、思ったよりも大変なことだったみたいです。
「地図の上は北」と知っていても、それを教室の向きとか、自分が立っている場所と合わせて考えるのは、、すごく高い壁だったのかもしれません。わたしの説明も、なんだかむずかしい言葉に聞こえちゃったのかも…。「ひとつひとつの情報」と「全体のようす」の間のカベ(木を見て、森も見るのは大変!)
地図のマークみたいな「ひとつひとつの情報」(木)は見つけられても、それらがどこにたくさんあって、どうなっているかという「全体のようす」(森)を読みとるのは、もうワンランク上の考える力がいります。 ひとつひとつのことだけじゃなくて、それらが集まってできている全体を見る目を、みんなが持てるような手立てが、わたしにはぜんぜん足りていませんでした。もしかしたら、わたし自身も、そういう見方ができていなかったのかも…。時間の使い方と、支援のしかたが足りなかった(準備不足って言われたら、そうかも…)
みんながじっくり考えたり、いろいろ試したりする時間をちゃんと考えていなかったこと。そして、地図を読むのを助ける具体的な「やり方」が足りなかったことも、大きな反省点です。 たとえば、「工場をさがしてみようよ!」「緑が多い場所はどこかな?さがしっこゲームみたいに!」みたいに、何を見ればいいかをもっとはっきり伝えたり、情報をせいりするためのワークシートを用意したりすればよかったんです。 「言うのは簡単だけど、やるのはむずかしい」って、本当ですね。頭ではわかっていたつもりでも、実際にやってみると、その大変さをあらためて感じました。トホホ…。
次こそ笑顔で!未来へのリベンジ計画(地図のなぞを解き明かすぞ!)
今回の授業は、正直なところ、「先生、がんばって!」とみんなに言われてもおかしくないくらい、うまくいきませんでした。でも、ここでしょんぼりしていても始まりません! このくやしい気持ちをパワーに変えて、みんなが「地図って、すっごくおもしろいじゃん!」「もっと知りたい!」と目をキラキラさせてくれるような授業をめざして、次こそはちがう結果にするぞー!と、心に強くちかいました。
具体的には、こんなリベンジ計画を考えています。
「ミッション」にして、ワクワクをプラス!やる気スイッチオン大作戦!
ただ「地図を見ましょう」だけじゃ、ねむくなっちゃうかもしれません。
「わたしたちは地図探偵だ!この地図にかくれた〇〇市のひみつをあばけ!」「みんなで力を合わせて、伝説の宝の地図を完成させるぞ!」みたいに、みんなが思わず夢中になるような「ミッション(指令)」を出してみようと思います。ゲームみたいに楽しむことで、かくれていた「学びたい!」という気持ちを引き出してみせます!「質問」のしかたとタイミングを考え直す!「なんでなんで攻撃」で、もっと深く考えよう!
「何が見える?」だけじゃ、考えは浅いところで止まっちゃうかも。
「どうしてそう思うの?わけを教えて!」「もし〇〇だったら、この地図はどう変わると思う?予想してみて!」みたいに、みんなの考えをもっともっと深くするような「質問」を、バッチリのタイミングでできるように準備します。
みんなの「?」は、宝物を見つけるための大事なサイン!いっしょになやんで、いっしょに考える先生でいたいです!(ときどきは、こっそり答えを教えちゃうかもだけど)
今回の失敗から学んだことをむねに、みんなといっしょに、もっともっと地図のおもしろさを大発見できるような授業をつくっていきたいです。次の社会科の時間が、みんなにとって最高の時間になるように、全力で準備します!今度こそ、先生も「すごい!」って言われたいです!
まとめ:失敗は、次への道しるべ!…だといいな!
今回の授業は、わたしにとってたくさんの反省点とのこった課題でした。でも、それと同時に、みんなが「うーん」と悩んでしまう理由や、本当に支援が必要なことは何かを、深く考える、とっても大切な時間になりました。
これからも、みんなの「わかった!」「おもしろい!」という笑顔と、わたしのドヤ顔をめざして、いろいろ試しながらがんばっていきたいと思います。
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