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Macさんごめんなさい

 長年、スタバでMacBookを開くことに憧れていた。
 それは昨年夏に実現した。会社の福利厚生で、中古とはいえ実質無料で手に入ったのである。
 朝活や仕事の合間などに、カフェでMacを開き作業をする。noteの執筆もその一つだった。隙間時間を有効活用できているだけで謎の優越感に浸れたりもした。この時はまだ、Macを鞄に入れる余裕が無い日が来るとは思ってもみなかった。

 11月、10.1型の社用タブレットPCが支給された。社内メールや掲示板などを、強めのWi-Fiさえあれば自宅や外出先でも閲覧できる優れものだが、これを鞄に入れるとMacを入れる余裕が無くなるのである(ちなみに社用タブレットを私用目的で使う(SNS閲覧やアプリを追加するなど)ことは禁止されている)。年明けに通勤鞄を大きめのリュックにバージョンアップしたが、制服や作業靴も入れているので、13型のMacを煩わしく感じるのは変わらず、実際に入れるとリュックが重くなる。結局リュックには社用タブレットのみ常備、いつしかMacは自宅の片隅で眠るだけの日々となってしまった。

 そもそも私にMacは必要だったのか。メリットの一つにiPhoneとの連携があるが、中古のMac故にエアドロップを受信できず、iCloudも数年前にAppleアカウントが乗っ取られてからは機能しなくなっていた。私に限ってはiPhoneとMacが繋がる術は皆無なのだ。

 それならWindowsでも良いからMacより小さくて軽いマシンがあれば、社用タブレットと共にリュックに入れて持ち運べるのではないか。そう思いメルカリで10.1型の小型ノートPCを衝動買いしたのは先月の事だった。破格の6,800円。数日後に受け取ると見た目は想像通り小さく、これなら余裕で持ち運べると喜んでいたのも束の間、程なくして二つの問題点が発覚する。

 まずバッテリーが既に寿命を迎えていた。ただ、これに関しては商品ページに「バッテリーでの動作は保証できません」と記載されていたので出品者を恨むつもりは無く、楽天で新品のそれを購入することで事なきを得た(総額で1万超えとなってしまったが……)。

 それよりも動作が遅いという二つ目の問題点のほうが深刻だった。自宅とスタバで接続テストを行うも、サイトによっては繋がるまでに1分以上もの時間を要していた。これでは作業効率が落ちる上に精神衛生上も良くない。敗因は小型と軽量に拘るあまりCPUを気にしていなかった点にある。商品ページのCPU欄には「AMD A4-1200」という見慣れない英数字の羅列。ググると「Core i3と同等かそれ以下」とあり、CPUに関する私の唯一の知識は「Core i3は遅い」ということ。点と線が繋がった。私は初めてノートPCの購入に失敗したの

 同時に、Macの安定感という最大のメリットに今更気付くのだった。起動も終了も一瞬、ネットの接続も速い。Windowsは性能の個体差が激しく、100点満点から30点のものまで平気で流通している。一方のMacは中古でも80点以上のマシンしか存在しない。迷ったらMacを買っておけば安牌なのだ。事実、Macは女子大生、特に文系界隈で流行している。「キーボードが浅いから爪が長くても余裕でタイピング可能」という意見を読んでなるほどと思った。

 同様のことがスマホにも言える。Androidを所持していた頃は機種変で100点の端末をゲットできた時もあれば文字を打つ度にイライラする30点相当の端末だったこともあり、実質“機種変ガチャ”状態だった。iPhoneに変えてからはSE(初代の小さいやつ)→6s→11と現在3台目だが、いずれも操作性は80点以上で安定している。

 結論、Appleは安定感においては最強なのだ。Macさんごめんなさい。もうWindowsに浮気はしません。頑張ってMacと社用タブレットの両方を持ち歩きます。相変わらず終わり方が下手なやつ。

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