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こびと栗【毎週ショートショートnote】
『告りびと』のつづき
栗原は近所に住む幼馴染だった。
近所と言っても歩いて10分ほど、更に小学校までは50分ほど離れていて、まさにど田舎だ。
登下校も、山を探検するのも、ファミコンするのも、いつも一緒だった。
昨日はジャンプの発売日だった。ジャンプはお小遣いで買うから、栗原と僕は順番に買って回し読みしていた。昨日は栗原がジャンプを買う番で、今日は僕が読む番だった。
「川崎、はいこれ、今週のジャンプ」
「サンキュー」
「今週のドラゴンボールは…」
「うわーーーっ!言うなーーーっ!」
栗原の嫌なところだ。毎週、楽しみにしているドラゴンボールの展開を匂わせて、僕をからかってくる。
「悟空がしん…」
「うわーーーっ!なんで言うんだよっ!しんって、悟空が死んじゃうのかよっ!」
「そこまで言ってないよ」
「言ってるようなもんだろっ!この、こびと栗!あっ…」
「なんだとー」
「いや、ごめん…」
背の低い栗原を揶揄する言葉で傷つけてしまった。翌日から絶交状態になってしまった。
(410文字)
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