ドイツ一人旅_倦怠感_11_01【海外旅行】
1999年冬 11日目 ハイデルベルク~シュトゥットガルト
朝起きて食堂に行くと既に漫才コンビが朝食を食べていた。
一人旅の劇団ひとり君はまだ就寝中だ。僕は漫才コンビの隣の席に座って一緒に朝食をとった。
部屋に戻ると劇団ひとり君もようやく目覚めたようだ。しばらくすると漫才コンビの旅支度の用意が整ったようで早速出発することになった。
「ハヴァ ナイス トリップ!」
「ハヴァ ナイス トリップ!」
お互いに握手を交わすと、二人は部屋を出て行った。
さてと、僕も出発の準備をするか。今日はベンツの本社があるシュトゥットガルトに行き、サッカー観戦をする予定だった。
準備が整うと劇団ひとり君に別れを告げ、バスに揺られて駅へと向った。ハイデルベルク中央駅を出発した列車はネッカー川に沿って南下した。
突然、列車の中で何ともいえない倦怠感が襲ってきた。
疲労がだいぶ蓄積してきたのだろうか。一人旅に慣れてきたとはいえ、毎日緊張の連続だった。ユースホステルや安いホテルは元々予約ができず当日訪れてみないと宿泊できるかわからない不安が、精神的にきつくなっていた。
今日は誰とも話したくない気分になっていた…
ユースホステルだと同部屋に人がいるかもしれないので、駅近くのホテルを探してみようとぼんやり考えていた。
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