Life & Work Arts ─ 日常をアートに変える小さな工夫
毎日が慌ただしく過ぎていく。気づけば「こなすだけ」の時間になっている
そんな日常の中で、少しだけ「整える」という意識を持つと、見える景色が変わる。
30代に入った頃からだろうか、忙しい日々の中で、「仕事」と「プライベート」を切り離して考えることが難しくなってきた。仕事が終わっても、頭の中ではタスクが回り続ける。気づけば1日が、ただ「こなすこと」で終わってしまう。
それでも──
ほんの小さな習慣を整えるだけで、気持ちが穏やかになり、
あらゆる時間が自分らしく感じられる。そんな「整える力」こそが、私が考える Life & Work Arts のはじまりだと思っている。
「ワークライフ・インテグレーション」という考え方
自分自身も、在宅勤務が増えてから、仕事と生活の境界があいまいになった。だからこそ、「つなげる」意識を持つようになった。
20代の頃、「ワークライフバランス」を代表するように、仕事とプライベートをON/OFFで切り替えることが当たり前と考えていた。学生のときはアルバイトをすると、仕事モード、遊びはプライベート。社会人になっても同じ。仕事なのかプライベートなのかを心の中で区別して考え、お互いに浸食されないように「壁」を作っていたように思う。
僕たちは「仕事」と「プライベート」を分けて考えがちだ。
けれど実際には、その境界はどこにもなく、自分の心の中の「見えない壁」だ。
仕事のストレスは家庭に影響するし、プライベートの充実は仕事のパフォーマンスに影響する。
だからこそ、「バランスを取る」よりも「つなげる」という感覚のほうが自然だと思うようになった。ワークライフバランスではなく、ワークライフインテグレーション(統合)。1人の人間なのだから、自分の内部で無用なせめぎあいに苦しむよりも、壁を取り払って一体化したほうが自然だと思う。統合によって、バラバラだった点と点が繋がって、思わぬ気づきに出会えるチャンスもある。これは、20代のときよりも経験を重ねた30代、40代のほうが統合による実感が大きいと思う。
日常をアートに変える、3つの小さな工夫
1.整える時間を持つ
朝の5分で机を片づける。夜、散歩しながら一日を振り返る。
そんな小さな「整える時間」が、心の中に静けさをつくる。
ダイエットに取り組んでから気が付いたことがある。人間、適度に体を動かすと頭がポジティブな方向に冴える。運動中にいろいろと考えが整理できる。散歩しながら考えを整理し、整えることができる。この積み重ねは大きい。
2. 記録することで、変化に気づく
体重でも、歩数でも、気分でもいい。数字や言葉にすることで、自分の状態を「可視化」できる。ダイエットを通じてスマホに記録される体重や消費カロリーの数字でさえ、心の鏡のようなものだと感じた。
3.減らすのではなく、選ぶ
モノ、情報、人との関わり──。
「減らす」と考えると息苦しいけれど、「選ぶ」と考えると、自由になる。
現在の自分は、過去の自分の選択の結果なのだと思う。これから先、どういう選択をするのかは、自分のデザイン次第。
Life & Work Artsという考え方
私は「人生を管理する」よりも、「デザインする」という言葉が好きだ。
健康、キャリア、家族、趣味。
そのすべてを「自分らしく描いていく」のがLife & Work Artsだ。
仕事以外の時間は何をしようかと考えるのも楽しいが、1日のほとんどを占める「働く時間」こそ、自分を表現するアトリエにできる。
たとえば、ただ会議をこなすのではなく、「この時間をどうデザインするか」と考えてみる。それだけで、仕事の質も気持ちも変わってくる。
働く時間で得られたものが健康や趣味にも波及し、統合された自分の中で唯一無二の自分らしさが日々紡がれることになる。
人生は、完成を目指すプロジェクトではないけれど、無計画は失敗を計画しているのと同じだとも思う。
何らかの軸を元に、常に手を加えながら変化していく、ひとつの作品。
ダイエットも仕事も趣味も、結局は「自分という作品を少しずつ整えていく」行為なのかもしれない。
生き方そのものをデザインする
日々の仕事や生活の中に、ほんの少し「整える」という意識を持つ。
それだけで、毎日が少しずつ変わっていく。
私にとっての Life & Work Arts は、
「働く」と「生きる」を分けずに、自分らしい形で重ねていくこと。
一度きりの人生を、少しずつでも自分らしくデザインしていきたい。
あなたの日常の中には、どんな“整える時間”がありますか?
日々の仕事や生活の中に、ほんの少し「整える」という意識を持つ。
それだけで、毎日が少しずつ変わっていく。
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