ある日の極楽蜻蛉:ある日の春香伝22「用務員」
小学校の用務員は様々なことをしなければならない。
「水汲み」「お茶入れ」「先生や来客者にお茶出し」「玄関の花飾り」「給食の手伝い」など雑多に渡るが、最大の用務は
「校庭の草むしりと花の手入れ」である。

数人の小学生が、草むしりを手伝ってくれた。
厳密にはこれは校則違反であるが、校長先生も「子ども達が楽しくやっているようだ」ということで、見逃してくれたようである。
そのうち、子ども達が「春香さん、水汲みのバケツ運んであげるよ。」といい手伝ってくれた。
子ども達とすっかり意気投合した妻は、自腹で学校給食を頼み、子ども達と一緒に給食を楽しんだ。

春香にとって、この小学校の用務員時代が一番しあわせなときであった。
実話を交えたフィクションです
完
