エモーショナル系ロックはロック系地下アイドル界隈から離脱

前回、ロック系地下アイドルについてラウドロックを中心に書きましたが、登場しなかったジャンルがあります。それがエモーショナル系ロックです。

ルーツはパンク系で、暗にパンク系に含めていた部分もあるのですが、エモーショナル系はパンクの激しい部分をなくして汗臭さがなく、別ジャンルとして進化しています。別の言葉で言えばJ-ROCKに近く、ロック系アニソンにも近いものがあり、日本で人気になる素質を持っています。

エモーショナル系ロックはキラキラ系界隈に転向

そもそもBiSがパンク系からのエモーショナル系の先駆けだったと言えます。しかしそのシーンを継ぐ目立ったグループはなく、小さなグループが乱立。

そして現在、一部のちょっと勢いのあるエモーショナル系グループは、ロック系対バン界隈を捨ててキラキラ系対バンに出世しています。

まずエモーショナル系は歌を聴かせることに重きが置かれているので、純粋にライブで音楽を聴きたいファンに刺さりやすいです。サウンドが異なるだけで、構成やコード進行はキラキラポップ系に近いので、キラキラ系の沸き方であるMIXがそのままハマります。

そして、潜在的にエモーショナル曲が好きな層が厚いと言えます。

近年のロック系地下アイドルの衰退感は、層が厚いエモーショナル系がロック界隈から抜け出したことも、大きな要因ではないかと思います。

ラウドロックグループもエモーショナル曲を持ちがち

地下アイドルオタクにエモーショナル曲が人気なことはBiSの時点でわかっていたので、ラウドロック系のグループにもエモーショナル曲はありがちです。最初はラウド系で攻めても、売れてくるとエモーショナル曲に力を入れることが多いです。

生粋のラウドロック好きのオタクにはエモーショナル曲はウケないので、自然と離れていきます。そして、いつしかエモーショナル系中心のグループになってしまい、ラウドロックの衰退につながります。

むしろビジネス的には最初にパンクみやラウドみを出してしまう方が失敗かもしれません。

中小エモーショナル系は楽曲派界隈へ

キラキラ界隈に進出できない売れてないエモーショナル系グループの主戦場は、ロック界隈よりも楽曲派界隈に移り変わっているように感じます。

楽曲派界隈といっても大別すると大型対バン系と下北・高円寺系に分けられます。エモーショナル以外のジャンルもですが、大型対バン系に入ることができればキラキラ系イベントにときどき出ることもでき、そこそこ順調と言えます。

次はヴィジュアル系がキラキラ界隈へ

もう始まっていますが、次はヴィジュアル系がキラキラ界隈に居場所を作る時代でしょう。

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