聖夜のプロポーズ大作戦!蟹汁まみれの薬指|クリスマス企画|実話
エピソード総選挙では、
多くのコメントをいただきました✨
投票していただいた皆様、
ありがとうございます😊
当選したエピソードを発表するまえに、
改めて今回の企画について。
【よしちゃん様】のクリスマス企画です✨
詳しくは⬇️の記事をご覧になってください!
みなさんで、
noteをクリスマス一色にして、盛り上がりましょう✨
さぁ、というわけで、
結果発表ですー🎉🎉
(タイトルで何かわかっちゃってますよね😅)
選ばれたのはこちらです!

というわけで早速いきましょーーー
お楽しみください😊
20◯◯年、6月某日、
私は気品あるオシャレたちが集う街、
表参道を闊歩していく。
覚悟を決めた男の足取りは堂々としている。
そう私は決めたのだ。
7年間交際をしている彼女に
プロポーズをするのだ!!!
そのために、婚約指輪
エンゲージリングとやらを買いに来たのだ!
「ちょっと、よろしくて?」
「ぬ?誰だ?」
「わたしよ!」

久しぶりの登場、
きんまくんです。
「このプロポーズしようとしている男、この後たくさんやらかすの。けれど、ただADHD傾向なだけで、悪いやつじゃないのよ。だから必要に応じて私がフォロー(解説)をかましていくわね!」

「あ、はい。」
さて、表参道に戻ります。
私は、お店も指輪のデザインも、金額も
すべてリサーチ済。私のお目当ては一つしかない。
カランコロンカラン(絶対違う)
入店。
「いらっしゃいませ、お客様」
(この店員さん、間違いない、手練れだ!)
ここはスマートにこなすとしよう。
「あ、あのぉう、こ、こんゃくゆびわぁありまっすー?」

(で、どちら様?)
私の緊張がばれたのか、
店員さんは強気の営業を始めた。
大丈夫、私のお目当ては目視で確認済み。
お姉様のお話を一通り聞いた後に、
「あの指輪の、◯号ください!」というだけだ。
しかしお姉様は饒舌だった。
「お客様、こちらはどうでしょう。一石の主張だけでなく、細かく散りばめたダイヤの配置までこだわりぬいた指輪です。必ず、パートナーの方も喜ばれると思いますよ」
へぇー
値段は、、?
予算の2.5倍、、、!?
えーっと、あーっと、
「あ、じゃーこれください。」

この男、すぐ別の刺激に振られてしまうの。
おすすめされたときには基本押しに負けるわ。
それと、見栄を張りがちってのもあるわね。
とにかく身の丈に合っていない買い物をしてるわ。
「ぬ!?」
突然、謎の頭痛に見舞われた気がしたが、
私は無事エンゲージリングを購入することができた。
後悔?そんなのあるわけがない!
たとえ身の丈に合っていなくても、彼女の喜ぶ顔を思い浮かべれば安いものさ。
さて、
次のステップだ。
舞台を用意しなくては!
私のプランはこうだ。
彼女の誕生日に箱根にある、思い出の旅館に行き、
良きムードの中でプロポーズだ!
完璧である。
さ、本番は明後日、
旅館の予約をとるとしよう。
「むむっ!?」
「あ、、空いてない、だと、、?」

そう、この子計画性がないの。
見通しがもてない。2日前に予約とれると本気で思ってるんだもの。色々なことを後回しにしちゃう癖もあるわ。
彼女の誕生日に舞台は整わなかった。
だが、私は諦めない!(そりゃそーだ。)
半年近く、指輪を封印し、
クリスマスに予約をとったのだ!!!
さぁ、本番まで時を進めよう。
さて、クリスマスになった🎄
首尾よく箱根デートをこなし、
我々は今旅館で部屋食をいただいている。
このあとのメインイベントが不安で、
日中の記憶はほとんどない。
とりあえず、
この後の流れを脳内で何度もシミュレーションする。
夕飯を食べた後、
バルコニーで景色を眺める。
ムードがどんぴしゃりなった瞬間に、
ひざまずいて、指輪の箱パカっ、
である。
完璧だ!
そのとき、メインの蟹鍋🦀が届いた。
余談だが、妻はカニが大好きなのだ。
ここの旅館の蟹鍋は絶品である。
カニを満面の笑みで頬張る妻を見て、
愛おしいな、という思いと
なんだかふつふつと込み上げてくるものが!
ん?
この思いはなんだ?
「、、、たい。」
「、、いたい。」
「今言ってしまいたい!!」

これは衝動性以外の何物でもないわね。
自己コントロール力が低いって言うよりも、早く緊張から解放されたかったっていう利己的な部分もあるかもしれないわ。まぁひとまず見守りましょう。
衝動の赴くままに、
私は立ち上がり、
金庫にしまってある指輪を取り出して、
(言うのだ、いくぞ!)

僕と結婚してください」
(せ、セクシーやな)
いったーーーーーーー
妻の返事は、、

(ちょいと怖いな)
🎉🎉プロポーズ成功である!🎉🎉
経験したことのない幸福感!
なんだこれ、笑みが止まらない!!!
プロポーズに成功したあとは、
あれをしなくては!
指輪をはめてあげないとね🤩
このときの私はもうそれしか考えていない!
箱から指輪を取り出し、
おもむろに妻の左手を引き寄せた。
「え、ちょっと待って🫷」
なぜか妻は静止しようとする。
もちろん聞こえない!
私はそこから強引に左手薬指に通そうとした。
えええーい!(グイっ)
ニュル〜ン、スポっ、
「ん?」
指輪をはめるにはあまり感じることのない、
ヌメリ感と潤滑感
そう、
私の衝動で突き進んだ唐突なプロポーズによる、
怒涛の展開に妻は追いつけず、
妻の左手は蟹汁まみれだったのだ。

「おい」
(あぁ、)
「おめぇさ。」
(おわたね。)
「なに蟹汁にさらしとんじゃい!!」

結局のところ、全て衝動性によるものよね。相手の状況とか、気持ちとか、推察する前に体が動いちゃってるのよ。そりゃやらかすわよねぇ😅
けど、よかったじゃない。おめでと。
そのあとは、たっぷり彼女に叱られ、
気まずい時間が少し流れたが、
すぐにまた感涙と笑みがこぼれ、
温かい雰囲気を取り戻すことができた😮💨
きっとクリスマスのおかげだと思う。
こうして私のプロポーズは、
気品も段取りもスマートさも、
見事にどこかへ置き忘れたまま幕を閉じた。
完璧な計画も、理想的な演出もなかったけれど、
衝動と不器用さと、少しの愛情だけは確かにあった。
蟹汁事件は今でも語り草だし、
知り合いにもからかわれたりするが、
それでも彼女は「はい」と言ってくれた。
身の丈に合わない指輪と、身の丈どおりの私で、
今日もなんとか夫婦をやっています。
(結婚式とか、新婚旅行とかも記事にしてみようかな)
終。

【参考文献】
なんで恐竜にプロポーズしたの?という方向け。

あの赤い怪物は何?という方向け。
