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カラフルなポストカードにピースフルなことばたち。

いつの間にか集まったものがある。

それは、世界各国から見ず知らずの人が送ってくれたポストカード。2020年から現在に至るまで、集まった枚数は150枚以上。


はて?
見ず知らずの人からポストカード?
どうして?
世界中にお友達がおるんか?

と色々と疑問がわいてきますよね。

今日はそんな疑問にお答えしつつ、ポストカード交換の体験を綴ります。


ポスクロとの出会い

2020年3月。わたしは荒れていた。というより世界が混乱していく直前だった。初めての海外旅行でチェコに行くはずだったのだ。が、2月末よりどうやら雲行きが怪しくなり、大使館のHPを毎日凝視する日々・・。ついに出発の1週間前に中止を決め、わたしは荒れた。

おさまらぬ「海外モード」を何とかしたい!と、半ばやけくそでネットサーフィンしていると、ポストクロッシングというサービスに目が釘付けに。

ポストクロッシング (Postcrossing)はオンラインプロジェクトの一種で、世界中にいる会員同士が実際のハガキ(通常は絵はがき)を送りあうことを楽しむもの。会員を「ポストクロッサー (Postcrossers)」と呼び、他の会員にはがきを郵送すると、別のポストクロッサーからハガキが郵送されてくる。送る相手も送られてくる相手も、全てコンピュータで無作為に抽出される。

ポストクロッシング - Wikipedia


「そんなことが可能なのか?」と疑いを持ちつつも、すごく気になる。・・けれどもHPは英語表記でよくわからん。

「ほんとに届くんかいな?」「プライバシー大丈夫かよ?」「コロナ禍やけど郵便大丈夫か?」など不安はあったけれど、日本人の体験記をもとに「なにはともあれやってみよう」と、Google翻訳を駆使しながらレットライ!

最初は、自分の住所の英語表記さえわからないところからスタートでした・・。

とにかく当時のわたしは「ちょっと聞いて~!!旅行キャンセルなんてまじでありえない!」と世界に向かって叫びたかった。誰かと、どうしようもない想いを共有したかったのかもしれません。

やってみたら、おもしろい

一枚送って、また一枚送って・・そしたらいつの間にか一枚届く。しかも送った相手からの返事ではなく、別の人から届く、という感覚がなんとも新鮮!

一度試してしまえば「なんだ、英語できなくてもなんとかなるじゃん!」と、味をしめました。

そして、何枚か受け取るうちに「受け取りたいテイスト」がわかってきました。早速プロフィールに、カラフルなイラストやあなたの国の食べものが知りたい!と書き加えました。すると、自分の欲しいポストカードや情報が届きはじめ、どんどん沼の世界へ。


たまにクセのある筆記体で読めないものもあるけれど、それもまたよし。いろんな人の文字や、切手にうっとりすると同時に、日本の切手のかわいさや使い勝手のよさにも気づくようになりました。


どこにでもポストクロッサーがいる

ポスクロをはじめて2年経った、2022年2月。戦争がはじまったという報道を目にします。

それまで、どこか他人事だった世界の出来事。けれども、もうそれでは済まされないような気がしました。

というのもロシアとウクライナ、どちらの国のとも数枚のハガキを送受信していて、そこには「人」がいて、文化や美しさがあることを知っていたからです。


どこにでも暮らしがあって、ポストカードを送る趣味の人がいる。そこに綴られるちょっとしたメッセージには、いつもピースフルなことばで溢れています。


縁があった人に送る。縁があった人から受け取る。一期一会のこの循環は、ただそれだけで充分。そこに、自分も関われることが楽しいんだよなぁ。



一人では到底知ることのできない世界を、誰かがそっと見せてくれる。


見知らぬ誰かへカタコトな英語で想いを伝えまくり、受け取りまくった先に見えてきたのは、母国語で自分の思ってることにきちんと向き合い続けたいという願いでした。


だからわたしは、せっせとここで書いています。


おしまい。

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