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『浮腫(むくみ)の正体』 −脹脛の浮腫は"老廃赤血球"だった−

序章|「浮腫」とは、余分な水分がたまること

──本当にそうでしょうか?

多くの人がそう信じています。
夕方になると靴がきつくなる。
立ち仕事のあと、ふくらはぎがパンパンになる。
その原因を「水分が溜まった」と考え、利尿剤やリンパマッサージ、むくみ解消ソックスなどで対処しようとします。

しかし、それで本当に“根本的に”改善したという人は、どれほどいるでしょうか。

私は、プロサッカー選手の體を長年みてきた中で、「浮腫み=水の問題」ではなく、「血の滞り」であるという結論に辿り着きました。

それは、壊れた赤血球(老廃赤血球)の代謝と排泄がうまく行われていない状態。つまり、血液の“還流障害”が原因となっているのです。

そして、この還流障害を引き起こす犯人は、「水分」でも「塩分」でもありません。

それは、大腰筋や腸骨筋といった、骨盤を支える深層の筋肉に蓄積した“筋拘縮”。この筋肉の緊張が、大静脈を物理的に圧迫し、血液の還り道を塞いでいるのです。

今回の記事では、こうした「浮腫の正体」に迫りながら、

  • なぜ女性に浮腫みが多いのか

  • 静脈瘤の原因は何か

  • どんなセルフケアで改善できるのか

  • 有機ゲルマニウムやタンパク質がどのように役立つのか

といった視点から、“血と筋”のネットワークを再考し、根本改善の道筋をお伝えしていきます。

「むくみ」を、“水”の視点からではなく、“血”と“筋”の視点から見つめ直す。その瞬間から、あなたの體に対する理解は一変するかもしれません。



第1章|壊される赤血球、滞る静脈

──浮腫の“正体”は血の代謝不全だった

私たちは毎日、歩き、立ち、階段をのぼり、重力のもとで生活しています。
そのたびに、足裏に衝撃が加わり、血管は振動し、筋肉は微細な張力を受け続けています。実はこの“当たり前の生活”のなかで、赤血球は静かに壊され続けているのです。

とくに脹脛は、“第二の心臓”とも呼ばれ、静脈血を心臓に戻すポンプの役割を担っています。ところが、この赤血球の代謝システムは、「還流障害」があるとすぐに破綻します。

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