『昔の人は基礎体温が37℃だった!?』 −血行不良が冷える體の原因−
序章
昔の日本人の多くは、基礎体温が37℃前後でした。
昔ながらの水銀体温計に刻まれた「赤い印」は、発熱ではなく、健康な平熱の目安だったのです。
ところが現代人は、平熱が36℃台前半、場合によっては35℃台という人も珍しくありません。
この低体温化の背景には、運動不足や長時間の座位による筋肉機能の低下、さらに筋肉が硬く縮こまる「筋拘縮」による血流障害があります。
血液が十分に巡らなければ、全身に熱を届けることができず、冷えは慢性化します。
そんな中で酵素風呂は、外から體をじんわり温め、血流を促進する心強い味方です。
入浴後のポカポカ感は、多くの方に「温活」の手応えを与えてくれます。
しかし、本来の基礎体温を取り戻すためには、酵素風呂にプラスの要素が必要です。
栄養で代謝の火を強くし、筋拘縮を解きほぐして筋肉の発熱能力を回復させる。この三位一体のアプローチこそが、現代人の低体温からの脱却に不可欠なのです。
第1章|基礎体温の本当の意味
基礎体温とは、體が最も安静な状態で示す深部体温のことです。
多くの場合、朝目覚めてすぐの状態で測定されます。
これは一日のうちで最も低い体温を反映し、健康状態や代謝の基準値として重要な役割を持っています。
昔ながらの水銀体温計には、37℃の位置に赤い印が付いていました。
現代人の感覚では「37℃=微熱」と捉えがちですが、これは誤解です。
この赤い印は“発熱の目印”ではなく、健康的な平熱の目安として刻まれたものでした。
■ 昔と今の違い
昭和初期までの日本人は、農作業や日常生活そのものが運動の連続であり、筋肉量も多く、栄養バランスも比較的整っていました。
筋肉は体内最大の“発熱器官”です。筋肉量が豊富で、血流も良好だった当時の人々は、自然と37℃前後の基礎体温を保っていたのです。
一方で現代人は、デスクワークやスマートフォン操作など長時間の静的姿勢が日常化し、運動量は激減。
さらに、加工食品中心の食生活や栄養バランスの乱れによって代謝が低下し、基礎体温はじわじわと下がっています。
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