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DAPのはなし|HIDIZS AP30 Music Boy

ぎゃーーー懐かしい✨
このビジュは僕らのxxxボーイ⁉︎(めちゃ小さい)
同年代ポタオデ世代に刺さるビジュアル+
お手軽ユースなDAP(ミュージックプレイヤー)としてHIDIZSから登場✨その名もAP30 Music Boy

その実、音楽との新しい付き合い方を提案する
かなりトガッたコンセプトの製品⁉︎

それでは一緒に見ていきましょう♪

HIDIZSらしさ感じる上品なスタート画面。起動は速い

ただいまKickstarterで発売中

提供 by @Hidizs

1. 基本情報

パッケージデザインは可愛さ全開

見た目はレトロチープだが、そこはオーディオメーカーのHIDIZSの製品
その中身はしっかりオーディオ製品スペック
☑️物理ボタン+ 2inchディスプレイ
☑️CS43198 DAC + RT6863 アンプ
☑️3.5mm SE /4.4mm BA出力
☑️ゲイン設定、デジフィル、EQ調整
☑️microSD、USB DAC、Bluetooth 5.3(発信)
☑️MagSafe対応カバーなど充実の付属品
☑️1200mAhバッテリー。連続再生最大12時間
☑️樹脂(半透明)orアルミ合金ボデー
☑️テトリスゲームまで⁉︎
☑️プラスチック119$、アルミ筐体129$
 (早期購入割引除く)

この製品のカテゴリーは何なのか訳わからないほど”てんこ盛り”スペック

2. パッケージング【A】

必要なものは全て揃ってる点、さすがHIDIZS

付属品は以下の通り
・本体
・樹脂製の保護ケース
・予備の液晶の保護フィルム(本体装着済み)
・MagSafe用の磁石シール(ケースに貼り付け)
・OTGケーブル(Type C to C)
・充電用USBケーブル(A to C)
・説明書(英語と中国語)と保証書など

ちゃんと考えられた保護ケースや予備フィルム

特にMagSafe(磁石)対応の保護ケースは嬉しい
磁力は意外にしっかりしており実用的
しかも、磁石をシールで取り付ける設計(溝があり出っ張らない)となっており、MagSafe対応が不要な方にも優しい
カバー本来の保護力も高く、質感もなかなか良い

背面と角をしっかりガード
(前面もフィルム+ケースの出っ張りで、安心設計)

カバーをしてもデザインを崩さない配慮も嬉しい
磁力も充分あり、取り外しもしやすい
このケースの設計…素晴らしい✨

ケースを付けてもトレードマークの🐬が見える♪

3. デザインと品質【B+】

ブラックのスケルトンモデル。めちゃめちゃ可愛い

カラー展開は
樹脂筐体が3色、アルミ筐体が2色の全5色展開
そのうち、樹脂筐体はホワイトを除き半透明スケルトン仕様とこれも懐かしの某ゲーム機を想起

意外⁉︎にもディテールが良く、筐体は高級感まで感じる

手に取ると分かるが
樹脂筐体であっても剛性がしっかりあり質感高い
重さも見た目よりあり、安心感もある

とはいえ、全体的に樹脂部品が使われており
デザインはオモチャ感あり、不思議なバランス

総じて、良いも悪いもちゃんとレトロゲーム機然としている

4. 使用感【B+】

iPhone15と比べると…サイズ感伝わるだろうか

サイズ感は開封前に抱くイメージよりコンパクト

昔これくらいのサイズのテトリス流行ったなあ…
手に馴染むサイズ感でありながら、ギリギリボタン操作も出来る絶妙さ

コンパクトながらも3.5SEと4.4BA接続可能

しかもこのサイズ感で4.4mmバランス接続端子をしっかり実装!この点もHIDIZSらしい
オーディオブランドのこだわりを感じます

右サイドに電源兼ボリュームとmicroSDの差し込み口

コレだけの機能を過不足なく収める筐体としては最小クラスといっても過言ではない

真ん中のセレクト・スタートボタンの位置にある
最も小さいボタンの使用頻度が高い

ただ操作は出来ると言っても、とにかく小さい樹脂製ボタンの操作感は…正直イマイチ

特に中央のスタート/セレクトボタンの位置にある最も小さいボタン!
DAPモードの時は再生停止やリピートやフィルターなどの設定変更等、このボタンは頻繁に使う
小さいボタンをグイッと押し込む事になるので
某ゲーム機のようにボタンがバカになりそう

出っ張りは少ないが、強度が心許ないボリューム

あと、サイドにある電源兼ボリュームスイッチは金属製か耐久性ある造りが良かった

電源オンオフ(長押し)や音量調整(回す)だけでなく、省エネで画面オフ時の画面再点灯に使うなど頻度がもっとも高いスイッチ
出っ張りはそれほど無いが、一番消耗しそう
触った感じで強度的にも心許無く感じる

2.0inchのIPSカラーディスプレイは◎

ディスプレイはHDらしいが、画質は高くない
ただ、レトロコンセプトとして良い意味で味があり、ディスプレイの大きさ・画質とも実用充分

実際に使ってみると独自OSは安定感を欠く場面は度々あり、動作ももっさりとしている
せっかちな自分にとっては、ギリ許容範囲
電源オンオフの挙動が早い点は嬉しい

なお、Wi-Fiやストリーミングには非対応

1,200mAhバッテリーを搭載し、連続再生は3.5で最大12時間、4.4で10時間とこちらも必要充分
また高速急電こそ非対応だが、バッテリーが切れても1時間でほぼフル充電可能な点も嬉しい

5. 機能【A+】

独自OSのトップ画面。アイコンでわかり易い

一万円半ばという、この価格帯のオーディオプレイヤーとしては、ほぼ満点とも言える多機能ぶり

DACとしてはもちろん、microSDを使えばDAPとしても使用できる
しかも、有線接続はシングルエンドとバランス双方に対応し、なおかつBluetooth接続も可
(送信のみ、v5.3対応コーデックはおそらくSBC)

画面が僕には小さすぎます…マス目はもはや勘⁉︎

レトロゲーム機のコンセプトらしく
テトリスが実装されている点もユニーク
ただね…流石にこのサイズでなおかつ横長の画面とテトリスは相性悪い…別のゲームの方が良かったような…
あくまでオマケですね

OSは多言語対応、もちろん日本語もあり安心
ただ…この手のガジェット系あるあるではあるが
日本語訳はかなり怪しい
日本語フォントも変だが文字は読めるし許容範囲

多機能な分、OSの表示画面によってボタンの機能が変わる設計には慣れが必要
再生停止や音量調整、各設定の変更がしにくい点も気になった
特にDACモード時に設定を変更しようとすると接続が解除されてしまうので、ケーブルを抜き差しする一手間

全体的にOS周りの設計は改善点が多い印象

6. 音質【B+】

DACモードの方が音質が良いように感じる

試聴環境はいつもの通り
・DACモードiPhone15に接続
 / DAPモードmicroSD
・Apple Musicロスレス
・イヤホンCVJ Jemine

※測定などはしていないため、個人の印象です

見た目からの想像以上に音質はしっかりしている
スペック通り、ちゃんとオーディオ製品

同価格帯のDACと比べると本機は音のザラつき感や薄さは感じる点は否めないが、それでもCirrus Logic製のDACチップらしいバランスが良い音

・低域:軽さは気になる
・中域:解像感があり、クリアー
・高域:天井はあるが、刺さりはない
・解像度:それなりに高く、さっぱりとした印象
・音場:比較的見通しが良い
・定位:ほどよく正確

特に個性的なチューニングもなされておらず、
よく言えばバランスが良く、悪く言えば没個性

なお、手持ちのmicroSDに収録された音源のせいかもしれない(多分そう)が、DACモードの方が、DAPモードより、きめ細かく艶やかなサウンドに
DAPとして見ると中途半端な印象

ゲイン調整は2段階
だいたいボリューム10程度(100段階ある)の違いなので、設定を使い分ける必要は感じない

イコライザー(サウンドフィルター)もあるが、
正直僕の耳ではほぼ変わらないように聴こえる

7. 比較 vs Fosi Audio MD3

サイズ感はMD3の方が薄くコンパクト

手持ちの中で価格帯やコンセプトが近い
Fosi Audio MD3(価格は149.99$)と比較すると

Fosi Audio MD3の詳細はこちらのレビュー⏬
【映えも機能も◎】Fosi Audio "MD3" |マグネット&モニター搭載の個性派ポータブルAMP/DAC|オーディオ&ガジェット好きな会社員の愛用品No.86

デザインの方向性は違うが
作りの良さや質感、操作性、動作の安定性は
MD3の方がシンプルな分、圧倒的に良い
AP30は見た目通り良くも悪くもチープさが前に

ただ、DACのみのMD3に比べ、AP30はDACとしてはもちろん、DAPとして単体での再生や
有線接続だけでなくワイヤレスイヤホンとのBluetooth接続が出来るなど多機能な点は魅力

どちらも3.5SE/4.4BA接続可能。プラグ間隔も似てる

個人的に驚いたのが音質面
AP30の方がバランス良く聴ける印象
MD3の心臓部DACチップはES9039Q2M
対して本作AP30はCS43198。その違いか

iBasso DX180のようなCS系のサッパリ系音質なAP30
もちろん低域を中心とする音の薄さはMD3と比較しても気になるレベルではあるが…

MD3の方がサウンド面でも音が濃く、艶やか
ただMD3は中低域がやや脚色されて、曲によっては全体的にサウンドフィルターで加工されているような不自然さを感じる場面があった

好みの差はあれど、さすがHIDIZS
ガジェットではなくオーディオ製品として一定以上のポテンシャルはありますね

8. 気になった点(改善点は多い)

DAPモードで再生されない曲ばかりで、悲しい…

正直者として、気になった点もしっかり書かないといけない

意欲作である分、悪い意味で気になった点は多い

個体差、設定や環境が悪いのかもしれないけど…
特に下記4点は直せる範囲でファームウェアアプデで直ってくれないかな

1️⃣ 手持ちにあるmicroSDに保管した音源が「ファイルの種類がサポートされていない」とエラーが出てほぼ聴けない…感覚10%も再生されない💦
僕の音源データの記録方法のせいだと思うけど…
手持ちのDAPなら問題なく再生できるじゃん⁉︎

カバーアートがある音源はダメなのか?
大抵の曲はデータフォーマット同じなんだけど?
なお再生される曲はカバーアートが表示されず、特定のアルバムのみ
(エラーの場合はカバーアートが表示される…謎)

AP30がお手軽ユース向けだとすると、要改善!

DACモード主体で使うなら良いか?といえば…⏬

もちろん再生できるアルバムもたまにはある

2️⃣DACモードの反応も悪い
 まず一発ではiPhoneの接続に成功しない。
 何度かOTGケーブルを抜き差しして反応を待つ必要がある。しかも多機能な分、挿す度に十字キーでDACモードのコマンドを選択し直す必要がある…地味に、いやハッキリとストレス😫
 OSを詰んでいる分、接続時の安定性も不安定で
設定変更や何かの拍子で接続が切れることもしばしば

3️⃣ボタンの操作方法がよくわからない
 慣れかもしれないけど、感覚とボタン機能が一致しない。再生停止が(ゲームボーイでいう)スタートボタンでしかもめちゃ小さい、画面復帰がサイドのボリュームノブ長押しなど…うーーん。
ボタンも多すぎる
またDAPモードで再生中は、再生画面じゃ無いと再生停止やボリューム調整が出来ない。

4️⃣DACモード時に独立ボリュームではない
DACとして使う際はAP30側のボリュームが機能しないため、スマホ側で音量調整をする
iPhoneの音量ボタンは細かい調整出来ないので、気持ち良い音量で聴くためにわざわざiPhoneの画面で微調整が必要。
これも地味に面倒💦

ガジェットとしては多機能で面白いが
オーディオプレイヤーとして捉えると使用者側にある程度の割り切り(諦め)と理解が必要

9.まとめ【賛否両論】

ポテンシャルは計り知れない。ポテンシャルは

以上
往年のゲーム機を思わせる手に取りやすいデザインと価格帯でありながら
入門機としてだけでなく外出時のお手軽サブ機として高いポテンシャルを秘めた面白ガジェット系DAP、それがHIDIZS AP30 Music Boy

多機能な反面、全体の完成度や一つ一つの機能は高くはない
使用者にもレトロな感性(許容)が求められる

個人的には新たなジャンルのオーディオ製品として、高いポテンシャルを感じるユニークさと危うさが共存。まさに人を選ぶ製品という印象

新ジャンルとして一部の熱狂的な支持者が出る
一方で、合わない人も一定層出そうだな…笑

本作での経験を活かし、次回作(きっと名前はAP30 Advanceとなるはず!)での更なる進化に期待したい

それでは皆さんも素敵なオーディオライフを✨

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