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“かっこいい着こなし”は、子どもたちの記憶に残るよな、と思う話

夏祭りの着付けイベントを終えて、お祭り会場の楽しい雰囲気を感じながら、ふと、私はある思いに気づきました。

「かっこいい浴衣の着こなしは、子どもたちの記憶に残る。そんな着こなしができる大人を増やしたい。」

それは、お母さんたちが楽しそうにお子さんと手をつないで歩く姿や、すれ違う中高生たちの浴衣姿を目にしたとき、ふと湧き上がってきた気持ちでした。


子連れのお母さんにも、浴衣を着てほしい理由

子育て中のお母さんたちは、毎日とても忙しく、自分のことはどうしても後回しになりがちです。
「子どもがいるから無理かな」「暑いし、動きづらそう」と思って、浴衣を着るのをあきらめてしまう人も少なくありません。

でも、お祭りの日くらい、“いつもと違う自分”を楽しんでほしい!と思うのです。

実際、イベントで着物を着たお母さんたちが、「子どもに“かわいい”って言われたんです」と笑顔で話してくれたとき、私はとても嬉しくなりました。
その瞬間、子どもは“いつもと違うお母さん”を見て、きっと何かを感じ取ってくれている。
「お祭りの時のお母さんは、浴衣を着ていつもよりきれいで、いつもより楽しそうだったな」
そんな気持ちが、記憶のどこかに残っていくんじゃないかと思うのです。

“とりあえず着る”では、もったいない

お祭りでときどき見かけるのが、「とりあえず見よう見まねで着た」ように見える浴衣の人。
もちろん、それ自体が悪いわけではありません。むしろ、「浴衣を着よう」と思ったこと自体はとても素敵!

でも、ポイントを押さえずに着た浴衣は、どうしても着崩れしやすく、帯が下がったり、はだけたりしてしまいます。
結果として「浴衣って疲れる」「歩きにくい」「見た目がなんとなく野暮ったい」と感じてしまうことも。

でも実は――
浴衣って、きちんと着ればそこまで暑くなくて、なにより“かっこよく”なれる服なんです。

着姿を整えるポイントを知っているだけで、暑さの感じ方も、動きやすさも大きく変わります。
「疲れる服」ではなく、「自分らしさを表現できる服」になるのです。

中高生の浴衣姿から見えたこと

お祭り会場では、中高生のグループもたくさん見かけました。
彼らの浴衣姿はとてもかわいらしくて、夏のきらめきを感じさせてくれました。

でも、よく見てみると――
襟元が崩れていてもそのままだったり、帯が明らかに下がっていても直していない子が多いのです。

それはきっと、気づいていないわけじゃない。
「直し方を知らないから、どうしようもできない」だけなんじゃないかと思いました。

つまり、その子たちの親世代も自分で浴衣を着ていないから、"浴衣の着方"や"着崩れた時の直し方"を知らない。
知らないから、自分の子どもにも伝えられていないのです。

すると子どもたちは「浴衣ってこういうもの」と思われたまま、大人になってしまう。
それって、ちょっともったいないな、と感じたのです。

大人の着こなしが、子どもたちの未来をつくる

お祭りで浴衣を着こなしている大人の姿を見て、子どもたちが「あんなふうに着たい」と思ってくれたら、それは立派な着物文化を伝えるリレーだと思います。

親が楽しそうに着ている姿を見た子どもは、着物を遠い存在だとは思いません。
“かっこよく浴衣を着る大人”というモデルが、身近にいること。
それが、次の世代にとっての「浴衣って素敵」という感覚の土台になるのだと感じています。

浴衣は、“なりたい自分”になれる服

浴衣や着物は、今では日常から少しだけ背伸びをする、非日常の装いです。
でもそれは決して“特別な人だけが楽しむもの”ではなくて、
自分の「好き」や「なりたい」を、そっと後押ししてくれる服でもあるのです。

浴衣をかっこよく着こなす大人が増えれば、きっと子どもたちはそれを見て自然に「いいな」と思う。
そしていつか、自分も着てみたいと思う日が来る。

だから私は、これからも着付けやイベントを通して、
“かっこいい浴衣姿・着物姿”を、日常の中に届けていきたいと思っています!!


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