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着物を買うその前に!最初に揃えるべき「マイ小物セット」のすすめ(足袋編)


皆さま、こんにちは。
kimono_irohaと申します。


「着物を着てみたい!」

そう思い立ったとき、多くの人がまず検索するのは素敵な柄の着物や帯ではないでしょうか。

しかし、ちょっとお待ちください!

じつは、着物そのものより先に手に入れておくべきマストアイテムがあるのです。

それが「マイ小物セット」

「えっ、小物なんて後回しでいいんじゃない?」と思われるかもしれません。
しかし、着物生活を快適に、そして賢くスタートさせるためには、この順番がとても重要なのです。

今日は私が考える「まずはこれだけあればOK」な、着物ライフの土台となる4つの神器(足袋、裾除け、肌襦袢、和装ブラ)について、なぜそれが最初に必要なのかも含めて詳しくご紹介していきます。「着物を着たいけど、まずはどんな物から揃えたらいいの?」と迷っておられる方も、まずはこのセットを揃えていただくことでスムーズに着物ライフの扉を開くことができますよ(⁠^⁠^⁠)


Q.なぜ、着物より先に「小物」なのか?

理由はじつにシンプルです。
それは、肌に直接触れるものは基本的にレンタルができないから。

最近はネットでも便利な着物レンタル店が増えていますが、セット内容をよ〜く見ると「肌着と足袋はご持参ください(または買取)」となっていることがほとんど。
まぁこれは着物の世界に限らず、衛生面を考えれば当然のことですよね。

また、着物はある程度サイズの融通が利きますが、肌着や足袋はサイズが合わないと着崩れや靴擦れにつながったり、最悪の場合は気分の悪さを引き起こすこともあるのです。

つまり、自分の身体にフィットしたマイ小物セットさえ最初に揃えておけば、わざわざ高価な着物を買わずとも、いつでも気軽にレンタルで着物を楽しむことだってできるのです。これが、着物よりも先に小物を揃えることを強くオススメする理由です。


それでは、一つづつ揃えるべきアイテムを見ていきましょう。

1. 足袋(たび)

お洒落は足元から、着心地も足元から

洋服でいうところの靴下の役割を果たすアイテムですね。
レンタル店で簡易的なものを貰えるケースもありますが、薄めの生地や化学繊維のものだと滑りやすく、歩きにくいことが多いです。また、靴下ほどの伸縮性がないものがほとんどなので、サイズが大きすぎたり小さすぎたりしてもよくありません。外出先で足が痛くなったりすると、大げさではなくその日のお出かけ自体が台無しになることも。

靴下感覚で足袋の金額を見ると最初は「高っ!!」と思われるかもしれませんが、経験上、ここは心地よく着物ライフを楽しむための初期投資と割り切って、最初の段階でそれなりの品質のものを揃えておくことを強くオススメいたします!
大丈夫です、お高めのランチ1回分くらいの金額さえ出せば十分に良質なものを買い求めることができますから。
これ、足袋選びで「安物買いの銭失い」を何度も体験した私からのささやかなアドバイスです(笑)

選び方:
最初はどんな着物にも合う「白足袋」を一足。
初心者さんは、履き心地が楽な「ストレッチ素材」のものを選ぶと、長時間の移動などでも足が痛くなりにくいのでおすすめです。
シワなくピシッと決まる足元にするために普段の靴のサイズより0.5センチ小さめのものを選ぶのが基本といわれていますが、足型や甲の高さには個人差があるもの。

そこで私がおすすめしたいのは、まず最初は普段履いている靴のサイズと同じサイズを求めてみること。
もし多少大きくても洗濯などで多少縮むものですし、なにより「奮発したのに小さくて履けなかった」という悲劇を回避できます。それでも大きいようであれば次回はワンサイズ小さめを購入してみる。

そして、もし可能であれば、同じブランドの同じシリーズ内で選んでみると、よりフィットするものが見つかりやすいと思います。

とくに、正座をする機会が想定される場合、小さめサイズだと圧迫感が増してしびれやすくなることもあるので、やはり最初は無理せず普段のサイズと同じものから試すのが賢明といえるでしょう。

余談ですが、気の置けない友人とのお出かけや自宅で練習がてら着物を着る際、私は、こはぜのないストレッチ素材のものや、さらに気楽にしたい場合には靴下タイプの足袋ソックスなどを履くこともあります。
フォーマルな場や少し気の張るお出かけには不適当でしょうが、自分ひとりでリラックスしたいときなどには、こういうゆる〜く楽しむ工夫もいいのでは、と思いっています。


とはいえ、最初は何を基準にどのブランドを選べばいいのかやはり迷いますよね(⁠^⁠^⁠;

ご参考までに、私がこれまでに購入してきた足袋の中でいちばんピタッときたモノをご紹介いたします。

定番中の定番ではありますが、足袋といえばやはり福助!!

綿キャラコ 裏地さらし なみ型 5枚コハゼ

キャラコとは…
綿の糸を「たて、よこ」ほぼ同じ本数で織り上げた生地のこと。織り目が均一で美しく、足の動きに沿いやすいのが特徴。木綿の中でも最上級素材とされる。


それまで通販や店頭などでお手ごろな価格のモノばかりを購入していた私にとって、この足袋を初めて履いた時の感動は格別でした。
きちんと厚みがありながらも足にピシッと沿ってくれるので変なシワが寄らず、足裏に程よいクッション性を感じられるのでとても歩きやすいのです。もちろん度重なる洗濯にも耐えてくれています。

私は正座をする機会がそこまでないので5枚こはぜを愛用中。4枚こはぜより1.5センチほど上まで足首を覆ってくれるので安心感があるし、階段などを登る時に足首の露出が少し抑えられるところも好きなんです。


少々話が逸れましたが…

・キャラコ素材
・4枚こはぜ
・色は白

まずはこの三拍子が揃ったもので検討してみましょう。

白は何よりも清潔感を感じさせてくれる色。足元をすっきとみせてくれて、きちんと感と洗練されたイメージを与えてくれること間違いなしです。小さな面積ですが、足元の白の威力は相当なものなのです。

まずは、フォーマルからカジュアルまですべてをカバーしてくれる白足袋を一足。色足袋や柄足袋はその後から揃えても十分間に合います。


最後にオマケとして、足袋を履く際のちょっとしたコツもお届けします(⁠^⁠^⁠)

着付師として様々なお客さまと接してきた経験上、とくに足袋を初めて履く方はたいてい足袋(というか、こはぜ)と格闘するハメになることが多々あります。

ちょっとしたポイントを押さえるだけでスムーズに履くことができるので「なんだかいつも手こずるんだよなぁ〜」という方はぜひご参考にしていただけたら嬉しいです。

(足袋を履くときのコツ)

  • 着付けの最初に履く

  • 片膝立ちの姿勢で履く

  • 足袋を半分折り返しておくと楽に足を入れられる

  • まずは親指を先端まできっちりと収める

  • こはぜは下側から上側に向かって順に留める

  • 苦戦しがちなこはぜを留める作業は、膝から下を床と垂直に立て、足首を直角にするとスルリと留まる


思いのほか長文になってしまったので、残り3つの神器(肌襦袢・裾除け・和装ブラ)については、またの機会にご紹介したいと思います。乞うご期待!

それではまた、次回お会いしましょう(⁠^⁠^⁠)!


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