まるでねずみ小僧〜仕事と家庭の両立の日々〜
ちょうどその頃は長女も小学生になって少し経った頃だったので
同年代くらいの生徒たちのことにとても興味深々でしたし
学校の先生方のお仕事を見るのも始めてだったので
必死ではありましたが、まるで別世界に来ているような感じで楽しかったのを覚えています。
そして数ヶ月が過ぎ、また別の場所の産休補充要員として豊浜小学校、次に内海中学校と養護教諭の仕事をさせていただきました。
無我夢中というのはあんな時間を言うのでしょうかね。
毎日が必死でした。
家事や自分の支度をして出かけようとすると
小学校の長女はどうにか見送ることができましたが
保育園に通う次女はご近所の「森崎さん」に預け送り迎えをしてもらっていました。
帰るとコートも脱がずにそのまま台所に立って
夕ご飯の支度をする毎日。
その素早い動きを面白く思ったのか
長女が「お母さん、時代劇のねずみ小僧みたいだね」といったことがありました。
長女も次女も私が帰宅するまではご近所の森崎さんのお宅で預かっていただいてました。
二人とも森崎さんのお宅が大好きで
私が迎えに行っても「帰りたくない。おばちゃんちがいい」と言うほどでした。
時には夕ご飯まで食べさせていただくこともしばしばありました。
私は申し訳ないと思いつつ、本当に助けられていました。
今も働く若いお母さんたちがいっぱいいらっしゃいますが
本当に毎日大変だと思います。
私はたまたまご近所に森崎さんというとても親切な方がいらっしゃったので
どうにか続けられました。
どうにか恩返しをと思っているうちに森崎さんのおばちゃんも亡くなってしまいました。
今は、年老いた私が森崎さんの長男さんのお嫁さんにいつも声をかけていただいて励まされています。
どうやら我が家は森崎さんにたくさんたくさん助けてもらって暮らしてきたようです。
ご近所さんは本当にありがたいです。
みなさんもたくさんの思いやりの中で暮らすことができますよう
祈ってやみません。
キミちゃんより
