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シーズン2…そして今の私は…

エピソード⑧
~たった一つの願いが見えた時~


第一章
土台を取り戻した春


今振り返ると、2024年の春は私にとって大きな転機でした。

もちろん、母の問題が全て解決したわけではありません。

母の入院は、あくまでも一時的な猶予です。

それでも私にとって、その猶予がどれほどありがたかったことか。

2023年の私は、常に緊張の中にいました。

何かあったらどうしよう。
電話が鳴ったらどうしよう。

そんな思いが、いつも頭のどこかにありました。

とりあえず最低限の体調管理はできていましたが、本当の意味で安心して眠れていたかと言われると、そうではありませんでした。

いつもどこかで気を張っていたのです。

仕事をしていても。
ブログを書いていても。
友人と食事をしていても。

常に母のことが頭の片隅にありました。

今思えば、私はずっと緊急事態モードのような状態で生きていたのかもしれません。

だから母が入院したことで、私は久しぶりに少しだけ肩の力を抜くことができたのです。

病院が母を見てくれている。

それだけのことなのに、その安心感は想像以上に大きなものでした。

夜になれば眠ることができる。
仕事に集中することができる。
食事も美味しく食べられる。

そして、自分自身のことを考える余裕が生まれる。

それは当たり前のようでいて、私にとってはとても大きな変化でした。

この『眠れる』『食べられる』『生活が回る』ということは、決して特別なことではないかもしれません。

でも、人が生きていく上での大切な土台です。

土台が揺らいでいる時、人は自分の願いを見ることができません。

まず生きることが先になるからです。
目の前の現実を回すことが先になるからです。

当時の私もそうでした。

だからYへの想いは常にあったにもかかわらず、それをゆっくり見つめる余裕がありませんでした。

優先順位として、先に向き合わなければならないものがあったからです。

そして土台が戻り始めると、不思議なことが起こり始めました。

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