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ロンドンで謎のレイヴに連れて行かれたら高架下でリトルシムズがパフォーマンスしていた話

ロンドン滞在時の思い出深い出来事をひとつ。

現地で会う約束をしていた地元民の友人から届いたメッセージ。

友人「来週の予定。ほかの友達と待ち合わせて、軽く食べて、そのあとLittle Simzが出る屋外のシークレットレイヴに行くから」
私「屋外のシークレットレイヴ??平日に??しかもLittle Simz?」
友人「YES」
私「That's wild 😃」

全く信じていなかった約束の日、まだ明るい時間(この時期のイギリスの日没は午後9時半頃)に中心部のホテルのロビーで友人と待ち合わせ。そのまま奥のテラスで開催されている富裕層っぽい人たちが集まる謎のパーティーに参加させられる。どうもチャリティ目的っぽい。周りの人たちと適当に会話していると、まもなくして、ほかの友達2人も合流。配られるシャンパンやフードをつまみ、ほろ酔いになったところで、4人でタクシーに乗って本日の目的地へ移動。

20分くらい乗っただろうか。外が徐々に薄暗くなる中、運転手さんが不安げに友人に話しかける。

運転手さん「指定の場所は何もないですが…」
友人「それでいいんです」
運転手さん「本当に…?」
友人「ええ」

イギリス人3人と観光客っぽいアジア人の私1人の謎の4人組がこんな時間に空き地に行くって超あやしいかも…と考えつつ、現場に到着。
タクシーを降りて、何もない、治安の悪そうな高架下の道をどんどん奥に進んでいく友人。ほかの2人も「Are you sure?」と聞いている。

しばらくすると道が開けてきて、ドシドシという低音とともに大勢の人が集まっているのが見えた。

すると、人だかりの中央にLittle Simzがいて、本当にレイヴをやっていた。

数百人はいたと思われる謎の合法レイヴ。中央左がLittle Simz。

このレイヴは「物価高で若いコたちがクラブに行けないのは音楽業界の未来のためにならない。彼らが安価で楽しめる場所を提供したい。」という想いで無料で開催されているらしい。開催の詳細は、主催者に直接連絡してはじめて手に入れられるようになっていて、SNSが発達しているこの時代に、手間のかかる感じが逆に新鮮だし、昔のレイヴっぽくてちょっとエモい。
ちなみに、この時は3回目の開催だったのだけれど、あまりに話題になり、直後に某英紙でも「The best London club nights」に選ばれてしまい、多くの人にその存在を知られることとなった。

というわけで、Little Simzの新しいアルバム、とても良いです。


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