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キネコ国際映画祭

今年もやってくる「キネコ国際映画祭」

昨年、初めてこの映画祭の字幕ボランティアに応募して採用された。それが『モナ ~特別な少女の挑戦~』というベルギーの短編ドキュメンタリー映画だった。

モナは ASD(自閉症スペクトラム症候群)を患う14歳の女の子。知能は高いが、特定のことに対して感じ方やこだわりが強い。同じ障害を持つ兄と一緒に特別学校に通っていたが、数学の成績がいいのでカトリックの普通の高校に進学することに決める。

転校するまでの、ひと夏の彼女の心の揺れや不安、期待を描いた作品だ。セリフは少な目で、モナの表情や友人たち、家族との交流が印象的だった。この作品は「PTA賞」を受賞した。

審査員は子どもたちだから、彼らの心に響く作品をお届けできたことがうれしかった。

そして、今年。世界中からたくさんの短編、長編映画が集まった中で、アフリカからの作品 "Nawi: Dear Future Me" に惹かれた。というのも、以前ご紹介した Disney+ のドラマ『ワシントン・ブラック』に出てくる主人公の母親の本名が「ナウィ」だったのだ! 何やらご縁を感じたので、そのことを書いて応募したところ、字幕をお任せいただけることになった。

今年担当させていただいた作品『ナウィ ~未来の私へ~』は、アフリカで今なお問題になっている「児童婚」がテーマだ。舞台はケニア北部にあるトゥルカナ族が住む村である。

トゥルカナ族はこんな人たち⤵

ナウィ ~未来の私へ~
違法ながらも、児童婚が横行し続けるケニア。13歳の少女ナウィは地域トップに輝くほどの学力を持っており、都市の高校への入学を夢見る。しかし、一家の生活は苦しくなり、ナウィは家畜と引き換えに嫁ぐことになり…。

キネコ国際映画祭公式HPより


過酷な暮らしや文化風習の中でも、できるだけ自分らしく生きたいというナウィがけなげである。作品情報はこちらを⤵


この作品は13歳以上が対象の「ティーンズ作品」だが、他にも1歳~、5歳~、10歳~ が対象の「チルドレン作品」もたくさんある。

開催は11月1日~4日で、お子さん中心のイベントがたくさん開催され二子玉川の会場付近は連日、親子連れで大賑わいになる。

毎年、映画を観ながら生の吹替アテレコが聞けるものもあり、それもまた楽しみのひとつ。映画は毎年人気ですぐに満席になる作品も多いようなので、チケットはお早めに!

『ナウィ』は11月2日(日)午後1回だけの上映なので、興味のある方は前売りチケットを購入して、ぜひご鑑賞ください。 私も招待されているので当日会場にいますよ~。見かけたら声をかけてください♪(顔は著書のペーパーバック版を買っていただいた方には(だいたい)おわかりだと思います…だいぶ前の写真ですが ^^;)


フリーランス翻訳者: 浦田貴美枝
Copyrightⓒ2025 Kimie Urata note

仕事のご依頼は下記までご連絡ください。
kimiehonyaku@gmail.com

著書:『夢を叶える字幕翻訳者の翻訳ノート』
https://onl.la/Xngg8Ey (kindle版)
『続・夢を叶える字幕翻訳者の翻訳ノート』
https://onl.bz/c3m3Fcd (kindle版)
『夢を叶える字幕翻訳者の翻訳ノート』
https://x.gd/ySA4m (ペーパーバック版)

Blog: 『アラカンからのチャレンジ』