JW978 无謝志探訪
【東征冒険編】エピソード53 无謝志探訪
第十二代天皇、景行天皇の御世。
西暦111年、皇紀771年(景行天皇41)。
東征をつづける、日本武尊(以下、タケル)一行は、无謝志国の西部(今の埼玉県)を進んでいた。

タケル(30)「ということで、出雲祝神社を建てようと思う。」
武日「いきなり、何ね?!」
ダータケ「とにもかくにも、天穂日命と、天夷鳥命の二柱を祀る社が建てられたのじゃ。」
武日「たしか、天穂日命は、天照大神と素戔嗚尊が誓約した時に生まれた神で、天夷鳥命は、その息子やったな?」
ダータケ「御意。『出雲の国造』の先祖に当たる神にござりまする。」
武日「じゃっどん、なして、その二柱を祀ったんや?」
わかたけ「武日殿! ロマンにござる!」
武日「聞いた『おい』が、悪かったっちゃ。」
バヤジト「とにかく、皇子は、小手指ヶ原に至り、二柱を祀ったとの由。鎮座地は、埼玉県入間市の宮寺ですぞ。」







タケル(30)「すなわち、そこが、小手指ヶ原というわけだな?」
バヤジト「御意。」
ダータケ「そののち、初代『无謝志の国造』となった、兄多毛比命も祀られましたぞ。」
社を建てた一行は、進軍を再開した。
そして・・・。
タケル(30)「よし! この地に、天之御中主神を祀る社を建てる!」
わかたけ「初めて現れた神にござりまするな?」
タケル(30)「そうだ。」
バヤジト「こうして、建てられたのが、我野神社ですぞ。鎮座地は、埼玉県飯能市の吾野にござりまする。」







わかたけ「ところで、父上?」
タケル(30)「どうした?」
わかたけ「山に入って参りましたが、このまま、山越えを致しますので?」
タケル(30)「うむ。これより、俺たちは、御岳山を越える!」

武日「そいで? 何処に向かうんや?」
タケル(30)「甲斐国だ。」
ダータケ「二千年後の山梨県にござりまするな?」
タケル(30)「そうだ。」

一方、そのころ、御岳山では、一柱の邪な神が、その様子を窺っていた。
邪な神「なるほど・・・。我の・・・我だけの尊き地に踏み入るつもりか・・・。」
どうなるのであろうか?
次回につづく
