JW975 堀兼の井
【東征冒険編】エピソード50 堀兼の井
第十二代天皇、景行天皇の御世。
西暦111年、皇紀771年(景行天皇41)。
東征をつづける、日本武尊(以下、タケル)一行は、見晴らしの良い台地に辿り着いていた。

ダータケ「おお! 素晴らしい!」
タケル(30)「よし! 見晴らしが良い為、社を建てようぞ!」
ダータケ「して、社の名は?」
タケル(30)「尾崎の宮だ。」
疾風「モォォ!」
ルフィ「ふむ。祭神は、素戔嗚尊と櫛稲田姫尊と言ってるでやんす。」
疾風「モォォ! モォォ!」
ルフィ「ふむ。それが、二千年後の尾崎神社であると、言ってるでやんす。鎮座地は、埼玉県川越市の笠幡だ・・・と言ってるでやんす。」







社を建てた一行は、進軍を再開した。
そして・・・。
タケル(30)「ん? あちらから、人々がやって来るぞ?」
地元民(い)「日本武皇子の御一行にござりまするか?」
タケル(30)「如何にも、そうだが?」
地元民(ろ)「我らを、お救いくださいませ!」
タケル(30)「何があったのだ?」
地元民(い)「長い日照りの為、作物は実らず・・・。」
地元民(ろ)「喉を潤すことも出来ず・・・。」
長広「すなわち、暮らしが、苦しいのじゃな?」
地元民(い)「御意。」
タケル(30)「そうであったか・・・。では、雨乞い致そうぞ。」
長広「して、どのような神に祈られるので?」
タケル(30)「富士の山が見えるゆえ、木花開耶姫に祈ろうぞ!」


こうして、「タケル」が祈ったところ・・・。
地元民(い)「あっ! 水が・・・水が、湧き出した!」
地元民(ろ)「おお! ありがたや! ありがたや!」
疾風「モォォ!」
ルフィ「ふむ。こうして、木花開耶姫を祀る社が建てられた・・・と言ってるでやんす。」
長広「それが、堀兼神社じゃ。」
ルフィ「ちなみに、鎮座地は、埼玉県狭山市の堀兼でやんす。」







タケル(30)「して、水は、二千年後も湧き出ておるのか?」
地元民(い)「はい。堀兼の井と呼ばれ、聖域として守られておりまする。」


地元民(ろ)「平安時代にも、この井戸のことが書かれた記録が有りまする。また、丘陵地の井戸として、貴重なものであったとされておりまする。」
とにもかくにも、地元の人々は救われたのであった。
つづく
