JW805 東国動乱報告
【諸国鎮定編】エピソード18 東国動乱報告
第十二代天皇、景行天皇の御世。
西暦110年、皇紀770年(景行天皇40)7月16日。
ここは、纏向日代宮。


景行天皇こと、大足彦忍代別尊(以下、シロ)は、群臣や、日本武尊(以下、タケル)と共に、東国で起こった兵乱について語らっていた。


シロ「今、東国は不穏で、荒ぶる神が、多く起こっておる。また、蝦夷が、ことごとく叛き、しばしば民を奪い取っておる。誰を遣わし、平定したら良いであろうか。」

タジ「ちょっと、待ってくださいよ! 東国は、彦狭島王こと『サッシー』様が治めてましたよね? サッシー様は、どうなったんです?」
そこに「サッシー」と、その息子、物部の君の夏花が、やって来た。

サッシー「お初にお目にかかりまする。東国から、逃れて参りもうした。」
夏花「大王! お久しぶりにござりまする。エピソード712以来の登場にござりまする。父上と共演したことがないので、此度、ついでに参上致しもうした。」
シロ「うむ。では、二人に、此度のこと、詳しく聞きたい。一体、何があったのじゃ?」
サッシー「はい。これは、我というか、作者の考えにござりまするが、蝦夷が、食べ物などを求め、国境を侵したと思われまする。」
オクタン「それを退けることが出来なかったと? 何をしておられたのです!?」
夏花「オクタン殿。東国は広うござる。一つ処や二つなら、どうにか、なりまするが、数多、攻め込まれれば、如何とも、成し難く・・・。」
サッシー「そうしている内に、ヤマトから離れ、蝦夷と誼を結ぶ豪族も現れ・・・。」
オーミー「誼を結ぶ? 国境の豪族たちは、元から、蝦夷と誼を結んでいたのでは、あらしゃいませんか? ヤマトと蝦夷は、憎み合っては、いなかったはず・・・。」
サッシー「左様。これまで、国境の豪族たちは、ヤマトに与しつつ、蝦夷と商いもしておりもうした。されど、此度の一件で、ヤマトから離れ、蝦夷に与する者も現れた次第にて・・・。」
いっくん「蝦夷の側に立って、他の豪族を攻め始めたっちゅうこと?」
サッシー「左様。それゆえ、東国は、ヤマトに与する者と、蝦夷に与する者に分かれ・・・。」
タケル(29)「豪族同士で、相争っているのだな?」
サッシー「御意。我らが、東国より落ち延びて参ったは、ヤマトに与する者たちを救わんが為、大王に助太刀を求めんと欲したが故にござりまする。」
シロ「そこまで、大事になっておったとは・・・。」
コゴ「大王? 急ぎ、合力の兵を送らねばなりませぬな?」
カラカラ「して、誰を遣わされるので?」
タケル(29)「俺は、御免蒙りまするぞ。俺は、先に西洲を征討するのに、骨を折りもうした。此度の戦は、兄者(大碓皇子・『メジャー』のこと)が良い。」

もち「皇子? どんげんしたんや? 皇子らしくないっちゃが!」
タケル(29)「俺ばかり戦うのは、面白くなかろう?」
シロ「では、此度の合力は、大碓こと『メジャー』を総大将に任じようぞ。」
こうして「メジャー」が総大将と決定したのであったが・・・。
つづく
