JW749 伊勢を訪ねて
【筑紫再征編】エピソード4 伊勢を訪ねて
第十二代天皇、景行天皇の御世。
西暦97年、皇紀757年(景行天皇27)。
ここは、五十鈴宮。
二千年後の伊勢神宮(内宮)。

熊襲の平定を命じられた、小碓皇子(以下、リトル)の一行は、ここに立ち寄っていた。


「リトル」の叔母、倭姫(以下、ワッコ)に会うためである。
そして、突然の来訪に「ワッコ」と従者たちは、戸惑うのであった。


ワッコ「大和童男(リトルのこと)殿? これは、如何なることです?」
リトル(16)「叔母上・・・。驚かれますな。『古事記』の記述に従ったまでのこと。」
もち「いわゆる、戦勝祈願に来たんやじ。」
ワクワク「でも、驚くしかないよね?」
ねな「そうね。もう、吾たちの出番は無いと思ってたから・・・。」
ナッカ「そういう驚きなんすね・・・(;^_^A」
イオ「私は、嬉しゅうござりまする。大和童男殿と共演する機会は、なかなか有りませんから・・・。」
リトル(16)「義姉上。お会いするのは、エピソード722以来にござりまするな。」
イオ「そうよ。猿の『ルフィ』に悪戯されて・・・。」
リトル(16)「懐かしゅうござるな。」
オトオト「あれから、猿の『ルフィ』は見つかっておらぬのですか?」
リトル(16)「未だ、わからぬ。」
弟彦「皇子が気にかけるとは・・・。よほど愛でておられたのですな?」
リトル(16)「うむ。幼き頃より、共に育ったと申しても過言ではない。」
イオ「ところで、大和童男殿? 母上や『おじいさま』のことを聞かせて頂戴。エピソード727から730に掛けての物語よ。母上たちは、どのような最期を?」
リトル(16)「それについては、追々、語るとして、まずは『古事記』の記述に従わねば・・・。」
アララ「あらら・・・。そういうことになっちゃった。」
ワッコ「して、私に会いたいと申す理由は?」
リトル(16)「作者オリジナル設定にござりまするが、『ダッコ』叔母上と『カキン』叔父上が、申すのだ・・・。」

乙若「悪口ですか?」
リトル(16)「父上が、俺を殺めようとしていると・・・。」
一同「ええぇぇ!!」×19
ワッコ「作者が『ダッコ』姉上と『カキン』を用いて、汝を『古事記』バージョンに引き込もうとしておるのじゃな?」
よっちゃん「ばあじょ?」
ワッコ「『古事記』では、大和童男殿は、後ろ向きな考え方の御仁として、描かれておるのじゃ。」
市主「後ろ向きということは、大王は、そのような考えを持ってはおらぬと?」
ワッコ「いや、そうではない。『古事記』においては、大王も後ろ向きじゃ。」
田子「では、大王は、本当に皇子を亡き者にせんと?」
ワッコ「そうじゃ。」
リトル(16)「やはり・・・父上は・・・。」
ワッコ「されど、それは、あくまで『古事記』バージョン。『日本書紀』バージョンの大王は、汝を慕い、頼りにされておられる。」
リトル(16)「ほ・・・本当に?」
ワッコ「嘘を言って、どうなるというのです?」
リトル(16)「されど・・・。」
ワッコ「まだ、大王を疑うのですか?」
ウナ「『ワッコ』様・・・。皇子の想いも、わかってくださりませ。危うき旅路であることには、変わりないのです。」
インカ「では、もしものため、策を講じてみては?」
チヂオ「どのような策があると?」
インカ「そこは・・・『ワッコ』様の御知恵を拝借して・・・。」
イオ「どうにかなりませぬか? 叔母上?」
ワッコ「そうなると見込んで、あらかじめ手配しておった。」
リトル(16)「えっ?」
ワッコ「例の物を・・・。」
例の物とは?
次回につづく
