JW740 どうすれば
【景行経綸編】エピソード24 どうすれば
第十二代天皇、景行天皇の御世。
景行天皇こと、大足彦忍代別尊(以下、シロ)の皇子、小碓皇子(以下、リトル)は、誤って、兄の大碓皇子(以下、メジャー)を殺めてしまった。

「リトル」の叔母、大中姫(以下、ダッコ)と、叔父の稚城瓊入彦(以下、カキン)は、そんな「リトル」に詰め寄るのであった。

カキン「いずれ、大王は、汝の命を無きものにせんと、するであろうな。」
リトル(16)「あ・・・有り得ぬっ。」
ダッコ「そうかしら? 大王は、実の兄を討ち取った方よ?」
リトル(16)「五十瓊敷入彦こと『ニッシー』伯父上のことですな?」

カキン「そうじゃ。」
ダッコ「あら? 汝も兄を討ったのね?」
リトル(16)「うっ。」
カキン「蛙の子は、蛙と申すからのう。」
リトル(16)「俺は・・・父上の命に従わんと・・・。」
ダッコ「やはり、大王は、実の兄を討てと、汝に命じられたのね?」
リトル(16)「ち・・・違う!」
カキン「のう? リトル? 我らは、汝が憎くて、このようなこと申しておるのではない。汝の身を案じればこそ・・・。」
ダッコ「そうよ。丈夫の道は諦めなさい。そうせねば、いずれ、死地に送り込まれるわよ。」
リトル(16)「死地に?」
カキン「そうじゃ。汝が生き延びるには、それしかない。」
リトル(16)「そのようなこと出来ぬっ。俺は・・・。」
ダッコ「まあ、いいわ。いずれ、わかることでしょう。大王の真意が・・・。」
そう言うと、二人は去っていった。
リトル(16)「お・・・俺は・・・。」
この日から「リトル」は、宮に戻らなくなったという、オリジナル設定が発動し・・・。
そして、ここは、国中(今の奈良盆地)にある、穂積の臣の建忍山(以下、おしやん)の屋敷・・・。

おしやん「大和童男(リトルのこと)・・・。エピソード519以来の出演で、嬉しいんだけどよぉ、どう考えても、家族を紹介しに来たわけじゃないよな?」
リトル(16)「義父上! 半分正解で、半分間違っておる!」
おしやん「と・・・とにかく、家族を紹介させてもらうってばよ。」
大木「息子の大木別にござる。大木と、お呼びくだされ。」
オータン「娘の大橘比売にございます。大和童男の妃にございます。『オータン』と、お呼びくださいませ。」
タッチ「同じく、娘にして、大和童男の妃、弟橘媛よ。『タッチ』って呼んでよね。」

リトル(16)「そんなことより、俺は、どうすれば良いのだ・・・。兄者を・・・。」
タッチ「大和童男? 気持ちは察するに余りあるけど、私たちの子も紹介させてくれないと、困るぞ。」
リトル(16)「ん?」
タッチ「皇子と私の子、稚武彦王こと『わかたけ』と、武田王こと『武田』だぞ。」

リトル(16)「うむ。特に『わかたけ』は、初めて産まれた子という設定になったぞ。」
タッチ「どういうこと?」
リトル(16)「初めて産まれた子には、若日子建吉備津日子こと、亡き先生(タケのこと)と同じ名を付けようと思っておったのだ!」

おしやん「全てオリジナル設定だってばよ。」
オータン「私の子も、紹介させていただきますよ。その名も、息長田別王にございます。『たわけ』と、お呼びくださいませ。」

リトル(16)「うむ。して、俺は、どうすれば良い?」
おしやん「どうするって言ったって・・・。謝るしかねぇだろ?」
リトル(16)「そ・・・そうなるか・・・。」
どうなるのか?
次回につづく
