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JW932 既に建っていた

【東征冒険編】エピソード7 既に建っていた


第十二代天皇、景行けいこう天皇てんのう御世みよ

西暦111年、皇紀こうき771年(景行天皇41)。

東征とうせいをつづける、日本武尊やまとたける・のみこと(以下、タケル)一行は、日高見国ひたかみ・のくに(今の東北地方)を進んでいた。

そして、宮城県名取なとり到達とうたつしたのであった。 

地図(宮城県名取市)
東征参加者一覧表

タケル(30)「ということで、猿田彦大神さるたひこ・のおおかみと、天鈿女命あめのうずめ・のみこと夫婦神めおとがみまつるぞ。」 

イゴット「こうして、建てられたんが、佐倍乃さえの神社じんじゃやで。」 

佐倍乃神社(鳥居)
佐倍乃神社(拝殿)

たけし「4月20日にまつられました。」 

ダータケ「前回、ロマンと語っておったな?」 

わかたけ「出たっ。ロマン!」 

たけし「はい。しかし、ただの『ロマン』では、ありませんよ。」 

わかたけ「少しちがう『ロマン』なのか?」 

たけし「はい。4月20日と言っても、今年のことではありません。前の年の4月20日なのです。」 

ダータケ「西暦110年、皇紀こうき770年、景行けいこう天皇てんのう40年のことじゃと、もうすのか?」 

たけし「はい。」 

わかたけ「出たっ。ちがう『ロマン』!」 

タケル(30)「ところで、気になる、鎮座地ちんざちは?」 

イゴット「鎮座地ちんざちは、宮城県名取なとり愛島めでしま笠島かさしま西台にしだいになりますぅ。」 

地図(佐倍乃神社)

タケル(30)「よし! では、次に進もうぞ。」 

たけし「では、私が建てたやしろを、紹介しょうかいいたしましょう。」 

タケル(30)「ん? どういうことだ?」 

たけし「西暦95年、皇紀こうき755年、景行けいこう天皇てんのう25年、私は、大王おおきみ景行けいこう天皇てんのうのこと)より、日高見国ひたかみ・のくに視察しさつするようめいじられたのですが、おぼえていらっしゃいますよね? エピソード724のことです。」 

タケル(30)「もしや、そのとき?」 

たけし「はい。その視察しさつおり、このにて、神をまつったんです。」 

タケル(30)「そうだったのか・・・。」 

たけし「それが、名取なとり愛島めでしま小豆島あずきしま清水坂しみずざか鎮座ちんざする、清水峯しみずみね神社じんじゃです。」 

地図(清水峯神社)
清水峯神社(鳥居)
清水峯神社(拝殿)

タケル(30)「まさか、すでに、やしろを建てておったとは・・・。」 

ダータケ「ところで、祭神さいじんは?」 

たけし「素戔嗚尊すさのお・のみこと櫛稲田姫尊くしなだひめ・のみことです。・・・ということで、参拝さんぱいしていってください。」 

タケル(30)「うむ。では、武日たけひよ!」 

武日たけひ「ははっ。」 

タケル(30)「神々におがため、俺と共に、厳瓮いつへかめを作るぞ。」 

わかたけ「われ手伝てつだいまする。」 

タケル(30)「いや。此度こたびは、俺と武日たけひだけで作る。」 

わかたけ「えっ?」 

武日たけひなしてなぜ?」 

タケル(30)「伝承にて、そう書かれておるからだ。」 

武日たけひ「なるほど・・・(;^_^A」 

ダータケ「ところで、厳瓮いつへとは?」 

イゴット「神酒みきれる、神聖なびんのことやで。」 

厳瓮

とにもかくにも、一行は、参拝さんぱいませ、さらに、北へと進んだのであったが・・・。 

タケル(30)「むむむ・・・。どうも、おかしい・・・。」 

ダータケ「父上? 如何いかがなされましたか?」 

タケル(30)「体があついのだ・・・。」 

ルフィ「ねつが出てるでやんすよ!」 

たけし「これまでの旅のつかれが、出たのかもしれませんね。」 

武日たけひ「今日の進軍しんぐんは、ここまでやじ。すぐにとばり(陣のこと)をくんや。」 

わかたけ「御意ぎょい。」 

たけし「やまいなおるよう、祭壇さいだんを作り、ほこらもうけて、神にいのりましょう。」 

ルフィ「あそこのやなぎしげったが、良いと思うでやんす!」 

たけし「そうしましょう。やなぎで、祭壇さいだんも作れますしね・・・。」 

こうして、いのったところ・・・。 

タケル(30)「なおった・・・。なおったぞ!」 

ルフィ「こうして、祭壇さいだんを作っていのったことから、このは、皇壇ヶ原こうだんがはらと呼ばれるようになったでやんす。」 

ダータケ「そして、ほこらは、そのまま、やしろとなったのじゃな?」 

ルフィ「その通りでやんす。やしろについては、次回、説明するでやんす!」 

解説は、つづく

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