JW797 讃岐綾君
【諸国鎮定編】エピソード10 讃岐綾君
第十二代天皇、景行天皇の御世。
ここは、讃岐国(今の香川県)。

日本武尊(以下、タケル)一行は、悪しき魚を退治した。
しかし、放たれた毒気に苦しめられ、絶体絶命の状況に追い込まれる。
そんなとき、童子が現れ、霊泉水によって、九死に一生を得たのであった。

タケル(17)「まさか、死にかけるとは・・・。」
弟彦「こうして、退治た地は、八十場と呼ばれるようになりもうした。」
七十六「皇子が、八十人の家来を従えていたことから、付いた地名にござりまする。」
カルロス「弥蘇場とも書くよ。」
タケル(17)「そうか・・・。それゆえ、八十人の家来が要り様だったのか・・・。」
よっちゃん「皇子? 我らを救った霊泉水も、残っているようですぞ。」
タケル(17)「何!? それは、まことか?」
よっちゃん「香川県坂出市の西庄町に、八十場の霊泉が有りまする。二千年後は、弥蘇場の清水と呼ばれておりまするぞ。」








疾風「モォォ!」
田子「ん? 船? 解説中に、船が近付いてきた・・・と申しておりまするぞ。」
チヂオ「あっ! あれは、吉備の臣の御友別こと『ともちん』様ですぞ!」
ともちん「皇子! 皆様方! 恙なく退治たようですね?」
タケル(17)「どうしたのだ? も・・・もしや・・・穴門武姫こと『アナ』の身に、何かあったのか?」


ムック「タケル? アナ殿と申せば、身身(出産のこと)が近かったのでは?」
タケル(17)「御意。身身に付き添うはずが、悪しき魚の退治を命じられ・・・。」
ともちん「御安心くださりませ。姉上は、恙なく童男を産みもうした。」
タケル(17)「そうか! 男であったか!? めでたい! 実に、めでたい!」
ムック「良かったのう。」
一同「おめでとうござりまする!」×多数
タケル(17)「では、名を授けようぞ! 武卵王こと『カイゴ』と名付ける! そして、此度の手柄を、我が子に譲る!」

ホセ「譲るって、どういうこと?」
タケル(17)「この手柄を以て、『カイゴ』は、讃岐綾君の祖となり、讃岐の地を治める、地方豪族となるのだ。」
ムック「息子を、国造である、我の下に置くと?」
タケル(17)「御意。義兄上・・・。『カイゴ』のこと、頼みましたぞ?」
ムック「承知した。任せておけい。」
ナッカ「ちなみに『カイゴ』様は、讃王とか、讃留霊王とか、武皷王とも呼ばれるみたいっすね?」
ムック「ん? 讃王? 讃留霊王? なにゆえじゃ?」
反応する「ムック」。
どういうことであろうか?
次回につづく
