JW741 生き返れ
【景行経綸編】エピソード25 生き返れ
第十二代天皇、景行天皇の御世。
ここは、纏向日代宮。


景行天皇こと、大足彦忍代別尊(以下、シロ)の皇子、小碓皇子(以下、リトル)は、父である「シロ」と、母である大后の播磨稲日大郎姫(以下、ハリン)の面前で、首を垂れていた。

リトル(16)「父上・・・。母上・・・。まことに申し訳ありませぬ。死を以て、お詫び申し上げまする!」
シロ「何じゃと!?」
ハリン「リトル! 汝まで失ったら、私は・・・(´;ω;`)ウッ…。母の前で、二度と、そのようなこと言ってはなりませぬぞっ。」
リトル(16)「さ・・・されど・・・。」
シロ「大和童男(リトルのこと)よ・・・。汝が、全てを背負うことではない。本はと言えば、我の言の葉が足りなかったからじゃ。責めを負うべきは、我じゃ・・・。」
リトル(16)「ち・・・父上・・・(´;ω;`)ウッ…。」
するとそこに「シロ」の妃、五十河媛(以下、いかわ)がやって来た。

いかわ「あのう・・・。御取込中、申し訳ないのですが・・・。」
シロ「ん? 何じゃ?」
いかわ「子が産まれました。」
シロ「は?」
ハリン「へ?」
リトル(16)「ん?」
いかわ「厳密に申せば、作者が忘れていただけなのですが、私、もう一人、産んでおりました。」
シロ「そ・・・そうか。」
いかわ「では、紹介します。稲背入彦こと『イナセ』にござりまする。」

イナセ「父上! 大后! 義兄上! お初にお目にかかりまする。」
シロ「う・・・うむ。」
ハリン「は・・・初めまして。」
リトル(16)「兄者も、作者が忘れていたとかで、生き返れば良いのだが・・・(´;ω;`)ウッ…。」
ハリン「そのようなこと、出来るはずが・・・。」
???「出来まするぞ!」
一同「ん?」×5
彼らが振り返った先には、死んだはずの大碓皇子(以下、メジャー)の姿が・・・。

メジャー(16)「大王! 大后! お久しぶりにございます。」
ハリン「メ・・・メジャー・・・(´;ω;`)ウッ…。」
リトル(16)「兄者!」
シロ「い・・・生きておったのか?」
メジャー(16)「いえ、死にました。されど、生きておりまする。」
シロ「ん?」
メジャー(16)「死んだのは『古事記』バージョン。『日本書紀』バージョンは、生きておるのです。」
リトル(16)「ばあじょ?」
イナセ「メ・・・メジャー義兄上! お初にお目にかかりまする。」
メジャー(16)「おう!」
ハリン「と・・・ともかく、良かった・・・良かった・・・(´;ω;`)ウゥゥ。」
こうして「メジャー」は、無事に帰還したのであった。
それから、しばらくの時が流れた。
大連や大夫たちが、「シロ」の元に集められたのは、夏の頃であったとか、なかったとか・・・。

ちね「大王? どういうことですのん?」
シロ「うむ。そろそろ、代替わりを行おうと思う。」
カーケ「ついに、この日が来たのかね?」
シロ「左様にござる。」
くにお「長き出演が出来たこと、心底より謝し奉りまする。」
オーカ「我も、感無量にあらしゃいます。」
武日「『おい』は、同意出来かねるっちゃが。」
シロ「大王の命に従えぬと申すか?」
武日「じゃが。『おい』は、このあとも活躍する予定が有るんやじ。」
カーケ「羨ましいんだぜ!」
くにお「では、此度は、隠居という形にすればよいのではないか?」
武日「おお! それが、良かっ。」
シロ「う・・・うむ。では、そうしようではないか。」
武日「かたじけないっちゃ。」
ちね「ほんで、次の大連は?」
シロ「それについては、次回の発表と致そうぞ。」
こうして、紙面の都合で、次回につづくのであった。
