JW765 襲国を巡って
【筑紫再征編】エピソード20 襲国を巡って
第十二代天皇、景行天皇の御世。
西暦97年、皇紀757年(景行天皇27)。
襲国(今の鹿児島県周辺)の熊襲を平定した、日本武尊(以下、タケル)の一行は、筑紫(今の九州)を巡るのであった。


タケル(16)「して、ここは何処だ?」
チヂオ「まずは、休みませぬか?」
タケル(16)「もしや、伝承か?」
チヂオ「御意。」
ウナ「さあ、皇子。こちらに、お坐りくださいませ。」
タケル(16)「この岩にか?」
ウナ「御意。」
タケル(16)「こ・・・これで、良いか?」
ナッカ「やったぁ! これで、伝承、成立っすよ!」
タケル(16)「ん?」
弟彦「岩は、のちに、腰掛石と呼ばれるようになり、この地に、社が建ちもうした。」
よっちゃん「白鳥神社にござりまする。祭神は、皇子にござりまするぞ。」
タケル(16)「快なりぃぃ!」


豊国「し・・・して、腰掛石は残っておるのか?」
もち「残っちょると言うか・・・。」
タケル(16)「ん?」
もち「岩の上に、社が建ったみたいやじ。」
タケル(16)「そうか・・・。」
豊国「して、何処に鎮座しておるのじゃ?」
よっちゃん「鹿児島県志布志市の有明町伊崎田にござりまする。」






タケル(16)「よし! では、疲れも癒えたゆえ、次に向かおうぞ!」
田子「して、次は、何処に?」
タケル(16)「エピソード662にて、父上が創建した、高屋神社に向かおうと思う。」


田子「そこを行宮となされるので?」
タケル(16)「そういうことだ。」
弟彦「その途次と思われまするが、伊勢神社にも滞在し、天下泰平を祈願したようですな?」


タケル(16)「その通りだ。」
ウナ「祭神は、その名の通り、天照大神にござりまする。」
豊国「して、何処に鎮座しておるのじゃ?」
疾風「モォォ!」
タケル(16)「ふむ。肝付町の野崎と申しておるぞ。」





ナッカ「その後、高屋神社に向かったんすね?」
タケル(16)「流れとして、そうであろうと、作者が申しておった。」
ナッカ「なるほど・・・。」
もち「こうして『おい』たちは、高屋神社に着いたんやじ。」
よっちゃん「鎮座地は、肝付町の北方にござりまする。」





田子「ここから、襲国の民を安んじめていったのですな?」
タケル(16)「そういうことだ。」
こうして、民を安心させた「タケル」は、帰ることになったのであるが・・・。
弟彦「まず、我らは、日向国(今の宮崎県)に戻りましたぞ。」
もち「そのときの話やじ。」
タケル(16)「ん?」
ウナ「さっ! 皇子! 剣を埋めてくだされ。」
タケル(16)「う・・・うむ。熊襲を討たんと誓いを立てた時の、剣の柄を埋めるのだな?」

ナッカ「誓いを立てる場面なんて、無かったっすよ?」
もち「これが、ロマンやじ!」
タケル(16)「出たっ。ロマン!」
よっちゃん「皇子が、熊襲を刺した時の短刀を埋めたとも、伝わっておりまするぞ。」
タケル(16)「とにかく、埋めて、塚を造るぞ!」
もち「こうして、塚の上に、社が建てられたんや。」
ウナ「剣柄稲荷神社にござりまする。」


田子「ちなみに、祭神は、初代、神武天皇と、その母君、玉依姫、兄君の稲飯命にござりまする。」
タケル(16)「して、鎮座地は?」
弟彦「宮崎県国富町の本庄にござりまする。」







豊国「義兄上? 我は、合点が、いきませぬ。」
タケル(16)「受け入れられぬと?」
豊国「御意。」
タケル(16)「どういうことだ?」
どういうことなのか?
次回につづく
