JW795 呑み込まれし者たち
【諸国鎮定編】エピソード8 呑み込まれし者たち
第十二代天皇、景行天皇の御世。
ここは、讃岐国(今の香川県)。
討伐の命を受けた、日本武尊(以下、タケル)一行は、悪しき魚の大きさに慄くのであった。


ムック「すまぬ。初めに言うておけば、良かったのう。」
タケル(17)「義兄上は、見たことが?」
ムック「前に、退治たことがあるのじゃ。」
カルロス「エピソード724で、紹介されとるんじゃけど、読んでないんじゃな?」
タケル(17)「す・・・すまぬ。」
ホセ「謝らんでも、ええよ。」
チヂオ「しかし、そうなると・・・。かつて、退治た魚が、息を吹き返し、再び現れた・・・ということになるが?」
ホセ「同じヤツなのか、異なるヤツか・・・。その辺は、ようわからん。」
七十六「所謂、ロマンですなぁ。」
タケル(17)「出たっ。ロマン!」
疾風「モォォ!」
田子「ふむ。そんなことより、吞み込まれそうになっておると・・・。」
悪魚「ぐぉぉ!」
弟彦「そんなことを申している間に・・・。」
ナッカ「呑み込まれちゃったじゃないっすか!」
タケル(17)「むむむ・・・。」
ムック「このような流れになるとは・・・。」
カルロス「また、吞み込まれるとは、夢にも思わんかった・・・。」
田子「また?」
カルロス「前に退治た時も、我だけ、呑み込まれたんよ。」
ムック「あのときは、腹の中で暴れたのであったな?」
カルロス「御意。」
タケル(17)「なるほど・・・。俺たちも、暴れると?」
ムック「そういうことじゃ。」
タケル(17)「よし! 皆の者! 剣を抜けっ。火を灯せっ。大いに暴れよ!」
一同「おお!」×多数
一行は、腹の中で、縦横無尽に暴れまわった。
斬る者、突く者、火を付ける者。
悪しき魚も、この苦しみには耐えられず、ついには、船を吐き出したのであった。
悪魚「ぐぇぇ・・・。」
ムック「よし! 腹の中から、抜け出せたぞ!」
ナッカ「あれ? タケル様は?」
ムック「なっ!? も・・・もしや・・・。まだ、腹の中に居るのでは?」
取り残された「タケル」。
一体、どうなってしまうのか?
次回につづく
