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THE GAZETTEを読む(41)2020年10月号今こそ、クリエイティビティが必要だ

 本記事は、ラスムセン・コンサルティングが発行しているメールマガジンTHE GAZETTEのバックナンバーを、日本語訳をしながら、コメントを加えながら読んでいくシリーズの一つである。レゴ®︎シリアスプレイ®︎(LSP)のファシリテーター・トレーニング修了者向けに書いている。
 この記事の引用元原文はこちらのURLから確認することができる。

 在宅勤務は、より多くの時間と、より少ない時間を生み出すことができます。通勤の手間や、冷水機前やコーヒースタンドで同僚と無駄話をする時間がなくなるので、時間が増えます。また、料理や掃除、庭の手入れなど、以前は他の人がやっていた家事や、子供や孫の家庭教育を、多くの人が担うようになったため、時間が少なくなります。家庭のルーティン、仕事のルーティンを見直すには絶好の機会です。
 数週間前、朝のコーヒーを飲み終えたとき、我が家のテレビがバックグラウンドで流れていて、あるインタビューが耳に入りました。モンティ・パイソンの共同創設者であり、多くの映画脚本や著作で成功を収めているJohn Cleeseが、最新作『Creativity: A Short and Cheerful Guide』について話していました。クリーズは、「遊び心」と「創造力」の間に直接的な相関関係があることに言及しました。

THE GAZETTE 2020年10月号をDeepLで翻訳・筆者が修正

 モンティ・パイソンは、イギリスを代表するコメディグループでパイソンズとも呼ばれる。私自身は実際の番組もほとんど見たことがないが(これから見ていきたい)、イギリスのお笑い文化に多大な影響を与えたグループとのことである。Netflixでも番組をみることができる(2022年10月16日現在)。

 その優れた脚本を生み出す創造術がコンパクトにまとめられているのが『Creativity: A Short and Cheerful Guide』である。日本語訳は出ていないが、語り口は平易で、ページ数もそれほどないので、翻訳機能などを使って読むことも十分できるだろう。

 著者のJohn Cleeseによる本としては、以下の自伝が日本語で出版されている。

創造性の洞察


 この楽しくてためになる本(実際、短くて面白そうです)の中で、Cleeseは、カリフォルニア大学の研究者Donald MacKinnonが行った広く引用されている研究に言及しています。MacKinnonが多くの建築家の日常生活を記録して行った大規模な調査の結果、極めて創造的な建築家と平均的な建築家の間には、たった2つの違いしかないことがわかりました。創造的な建築家は遊び方を知っており、決断の制約がある中で、常に決断をできるだけ先延ばしにしていたのです。
 Cleeseが自身の創造的なプロセスについて語る中で、彼は、意識的に努力することなく、潜在意識が実際に目の前のプロジェクトを創造し、改善するという例をいくつか挙げています。彼はよく寝る前に問題に取り組み、朝にはその解決策が鮮明になっているそうです。また、完成した脚本を紛失してしまい、記憶から作り直さなければならなかったこともありました。また、完成した脚本を紛失してしまい、記憶から作り直さなければならなくなったこともありました。その後、元の脚本が見つかり、記憶通りの新しい脚本は、元の脚本よりはるかに優れていたということです。

THE GAZETTE 2020年10月号をDeepLで翻訳・筆者が修正

 この話は、創造的なアイデアは潜在意識の中で練られていることと、ゆえに、創造力が短い時間で集中的に作られるものではなく、時間をかけて繰り返しトライすることに利点があること、急いで何かを決めてしまう危険を教えてくれる。
 レゴ®︎シリアスプレイ®︎のワークショップでも、アイデア創出が要素で入ってくる時には、アイデア出しも1回ではなく2回、3回と複数ラウンド行うことで良いものが出てくることが多いと経験上、感じる。お互いの作品を見て話を聞く中で、潜在意識の中でさらなるアイデアが醸成されるのかもしれない。適切なインプット(ワークの中で参加者が作るモデルとそのストーリーは良いインプットになりやすい)と手を動かしてもらうことのバランスが鍵となりそうだ。

創造性を家に持ち帰る

 この体験から、彼は「無意識の言語は言語ではない。それは夢の言語のようなものです。無意識の言語は言語ではなく、夢の言語のようなもので、イメージを見せ、感情を与え、何が言いたいのかわからないまま、あなたをうながすのです」と述べています。創造的な潜在意識に表現する時間と空間が与えられると、深い知恵とイノベーションの源となることがあります。
 最も有意義で洞察に満ちたレゴ®︎シリアスプレイ®︎ワークショップのひとつは、ベテラン経営者のための3日間のリーダーシップ・リトリートのオープニング・キーノート・プログラムとして開催されたものです。会場はリゾート地だったので、家族連れの参加も歓迎されました。レゴブロックを使ったキックオフ・プログラムということで、エグゼクティブは家族も一緒に参加するように勧められました。レゴの模型や物語を通じて、深い思考や重要な洞察を示す家族の姿に、多くの人が圧倒されました。
 新しい発想は、キッチンテーブルのように身近なところにあるのかもしれません。

THE GAZETTE 2020年10月号をDeepLで翻訳・筆者が修正

 このエグゼクティブと家族のエピソードは、以前のGAZETTE(2013年2月号)でも取り上げられたことがある。

 ここでは創造性と「誰から聞くか」という関係が扱われている。レゴ®︎シリアスプレイ®︎の考え方では、創造性を高めるために、アイデア豊かな人の話を聞こうと遠くに出かけていく必要はない。身近の人の潜在意識にも十分な豊かさがある。このケースでは家族である。普段コミュニケーションを取れていると思っている家族同士であっても、考えていることをそれほど正面から出してはいない。だからこそ、ブロックで考えを表明してもらうことを通じて新鮮な深い洞察が得ることができる
 豊かな可能性は誰にでも眠っている(ロンリー・ガイ)
ということこそが、レゴ®︎シリアスプレイ®︎を通じて、広げていきたい基本的なメッセージでもあることも改めて心に留めておきたい。

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