【糖尿病③】感情を殺しながら覚えたインスリン注射|糖尿病の教育入院で過ごした日々~
前回、健康診断の再検査から、そのまま即入院になった話を書きました。
今回は、実際に糖尿病の教育入院でどんな生活をしていたのかを書いてみようと思います。
入院前の私は、
「糖尿病の入院って何するの?」
という状態でした。
同じように不安な方の参考になれば嬉しいです。
入院初日はとにかく情報量が多かった
病室に案内されてからは、とにかく説明が多かったです。
血糖測定
インスリン
食事
今後の治療
書類
一気に色々なことが進んでいきました。
正直、その時はまだ現実感がありませんでした。
血糖測定が生活の一部になる
入院中は、かなり頻繁に血糖測定をしていました。
食前、食後、寝る前など、何回も測ります。
最初は指先に針を刺すのも怖かったです。
「これからはこういう生活になるんだな」
と少しずつ実感していきました。
インスリン注射をするたび、感情が無くなっていった
入院中は、自分でインスリンを打つ練習もしました。
最初はかなり怖かったです。
「本当に自分で刺すの?」
と思っていました。
でも、血糖測定やインスリン注射を何度も繰り返しているうちに、どんどん自分の感情が無くなっていく感覚がありました。
たぶん、感情を殺さないと平常心で注射が打てなかったんだと思います。
怖いとか、
嫌だとか、
なんで自分がとか。
そういう感情を考えないようにしていました。
後から聞いた話ですが、その姿を見た医療関係者の方たちは、
「病気を受け入れて、前向きに治療を頑張っている」
と両親に話していたそうです。
でも実際は全然違いました(笑)
正直、いまだに受け入れられていません。
1型、2型…様々な立場の方と一緒に教育を受ける
教育入院では、講義のような時間があります。
カロリー計算
糖尿病について
合併症
食事
今後の生活
など、退院後に向けて色々学びます。
内容自体はとても大切なものでした。
しかし、私にとっては、とてもツライ時間でした。
講義には、私以外にも様々な年代や背景の方が参加していました。
何度か顔を合わせるうちに、自然と会話するようになります。
当時の私は病気を受け止めきれていなかった
その中で、
「若いのに大変だね」
「細いのに糖尿病なんだね」
といった言葉をかけてもらうことがありました。
今思えば、皆さん心配して声をかけてくださっていたのだと思います。
でも当時の私は、まだ病気になったことを全く受け止められていませんでした。
だからこそ、その何気ない言葉にも強く反応してしまいました。
「なんで自分が病気になったんだろう」
そんな気持ちを抱えていた時期だったので、とてもつらく感じたのを覚えています。
休憩時間にトイレで泣いていた
講義の休憩時間になると、トイレへ行って1人で泣いていました。
泣いて、また講義へ戻る。
それを繰り返していました。
当時はまだ、自分が病気になったことを全く受け止めきれていなかったんだと思います。
周りは普通に会話しているのに、自分だけ違う世界に来てしまったような感覚がありました。
そして、その頃からまた少しずつ感情を押し込めるようになっていきました。
食事はかなり管理されていた
入院中の食事は、かなりきっちり管理されていました。
決まった時間に、決まった量が出る。
最初は物足りなく感じることもありました。
1型糖尿病の私は、カーボカウントを使ってインスリンの単位を決めることになります。
そのため、退院後の食事制限は無しですが
「この食事量が基準なんだ」
というのを知れたのは大きかったです。
食後に血糖値を測ることで、
「この食事だとこう上がるんだ」
というのも少しずつ分かってきました。
意外と暇だった
これは入院して初めて分かったことですが、意外と暇でした。
検査や講義もありますが、それ以外の時間はかなり長いです。
スマホを見たり、
動画を見たり、
ぼーっとしたり。
ベッドの上にずっといると、体を動かしたくなります。
主治医に伝えると、散歩しておいでと外出許可も出してくれました。
気分転換に病院の周りを歩いたり、無駄に階段を上り下りしたり…体を動かすことで少しリフレッシュになりました。
「普通の生活に戻れるのかな」と考えていた
入院中によく考えていたのは、
「今まで通り働けるのかな」
ということでした。
1型糖尿病は、一生付き合っていく病気です。
診断直後は、
食事
仕事
外食
旅行
全部どうなるのか分かりませんでした。
でも実際には、少しずつ慣れていきます。
もちろん大変なこともありますが、今は普通に生活できています。
私の血糖コントロール方法については、またお話したいと思います。
教育入院で良かったと思う
最初は突然の入院でかなり戸惑いました。
でも今振り返ると、教育入院をして良かったと思っています。
血糖測定やインスリンについて、最初にしっかり学べたのは大きかったです。
次回は、実際に入院費用がいくらかかったのか、高額療養費制度についても含めて書こうと思います。
