ミニマリストになろう ~消費はただのストレス発散だった~
■おなかのぜい肉だけでなく、所有物も太っていた
2019年4月から無職生活に移行したため、節約を強く意識するようになりました。
働いていたときは、毎月のように、本・漫画・DVD・ゲーム・軍装品(日本軍)・骨董品・オモチャなどを夢中になって買っていましたが、無職になったとあっては、同じようなお金の使い方はできません。
本当に必要なものなのか、一度立ち止まって、深く考える必要が生じます。
そうしたら、不思議なことに、物欲がほぼなくなっていることに気がつきました。
あれほど、夢中になって、いろいろと買い集めていたのに、会社を辞めた途端、こういう欲求が消えていたのです。
そこで、はたと思い当たりました。
社畜生活のストレスを発散させるために、大して欲しくもない物品を次から次に買っていただけなのでは……と。
事実、それを裏付けるとおり、買ってきた本や漫画はそのほとんどが積ん読(つんどく)でしたし、DVDも大半が未鑑賞で、ゲームもほぼ未プレイでした。
ただただ、収集していただけでした。
買うという瞬間だけを楽しんでストレスを解消させる、とても筋の悪いお金の使い方をしていたのです。
ここでようやっと、「ミニマリスト」「断捨離」などという概念に、私は興味を覚えます。
近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』をはじめ、同ジャンルの関連書籍を10冊くらい読みました。
ミニマリスト界隈では自明の、
「物を1つ買ったら物を1つ捨てる」
などといった知識を得て、それを実践しました。
いや、それどころか、私はもっと徹底していました。
自分が研究している、鳩と軍事の物品(本、漫画、資料など)だけを手元に残したのです。
それ以外の一般書籍は、ほぼ処分しました(ただし、電子書籍は物理的な増減がないので除外)
漫画も同じく、ほぼ処分しました(ただし、電子書籍は物理的な増減がないので除外)
ゲーム機とゲームソフトも全て処分しました(ファミコン、ニューファミコン、スーパーファミコン、PCエンジン、PCエンジンCD-ROM2、3DO、ネオジオCD、セガサターン、ドリームキャスト、ワンダースワン、プレイステーション、プレイステーション2、プレイステーション・ポータブル、プレイステーション3、Xbox 360、ニンテンドーDSなど)
以後はSteamやEpic Gamesなどのデジタルプラットフォームでゲームをやるようになりました(前述した、本および漫画と同じく、ダウンロード版なので、物理的に物が増えないため)
軍装品(日本軍)や骨董品、オモチャも全て処分しました。
写真・手紙・はがき・賞状・トロフィー・資格証などの大切な品も、写真に撮って思い出(記録)を残したあとは、可能な限り、捨てました。
それ以外にも、使っていない電化製品や日用品は全て処分しました。
以上の物品は、ヤフオクやメルカリで売ったり、駿河屋という買取・販売チェーン店の買取サービスを利用して換金したりしました。
ざっくりした計算ですが、全部で500万円~600万円くらいにはなったと思います。
もちろん、購入価格はその何倍もかかっているので、いかに私は、これまでの人生で無駄な出費をしていたのか痛感させられました。
このお金をそのまま、インデックス投資に振り向けていたら、とうに1000万円以上の資産に育っていたはずです。
いや、社畜時代にさんざん飲み食いしたコンビニ商品や、遊興の飲み代、不必要な外食費なども合わせたら、数千万円にはなっていたはずです。
詰まるところ、社畜生活のストレスがいかにすさまじいか、この無駄づかいの額から推測できます。
無駄づかいせずには、その鬱憤(うっぷん)を晴らす方法がなかったのでしょう。









■きれいに片付いたお部屋
片付け前 → 片付け後の写真を紹介します。
まずは、劇的に片付いた、2階オモチャ部屋から――。
【片付け前】
















【片付け後】




フィギュア、プラモデル、PCゲームなどが業務用スチールラックにぎっしり詰まっていましたが、全て売り払いました。
業務用スチールラックも3万円で業者に買い取ってもらえました。
片付け前の写真に写っているPCは、1996年に購入したPC-9821 VALUESTAR(V13)です。
この片付けを機に粗大ゴミに出しました。
思い出深いPCで、これでさんざん美少女ゲームをやったり、フォトショップで画像加工したり、ウェブサイトを制作したり、ネット閲覧したりしました。
しかし、今ではもう使う機会がないので、お役ご免となりました。
その代わり、部屋が片付いたあとは、これも古いPCですが、Windows XPがインストールされている、DELL製のPC(Dimension 4600C)を、同じ場所に設置しました。
2005年に、愛鳩の友社(当時勤めていた、鳩専門の雑誌社)の同僚にタダで譲ってもらったものです。
このPCでもさんざん美少女ゲームをやったり、フォトショップで画像加工したり、ウェブサイトを制作したり、ネット閲覧したり、ヤフオクで商品を売買したりしました。
まれに、今でも使うことがあるので、これだけは捨てずに取ってあります。
片付いた部屋にポツンと、このPCだけがあります。
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さて、次は2階図書室。
鳩と軍事に関する、本・漫画・資料だけを残して、それ以外はほとんど処分しました。
片付け前の写真は、途中経過を撮影したものです。
ですので、実際はさらに数がありました。
片付けている途中でハッと気がついて、一応、記録に残しておこうと撮影したものです。
片付け前と片付け後であまり変化がないように見えますが、以前は床の上にも本が大量に積んでありました。
本を先に処分して、次に漫画本に手をつけたので、この途中経過の写真では、だんだんと本がなくなっていく様子が分かります。
本の位置を変えたり、床に本を置いたりして、整理されていく過程の一部も分かります。
【片付け前①】







【片付け前②】






















【片付け後】




2階オモチャ部屋に比べると、劇的に物が減った、という感じではありませんが、できる限りのことはしました。
今でも本や漫画を減らす努力を続けていて、現物で持っている、本や漫画の電子書籍が販売されていたら、それを買って、現物を処分しています。
***
次は2階廊下。
本を置く場所がなくなってしまったので、廊下にカラーボックスを置いて、ここに本を収納していました。
片付け中の写真しか残っていなかったので、カラーボックスの一部が空になっていたり、隙間が生じたりしていますが、処分前はぎっしり、本が詰まっていました。
本の処分後は、カラーボックスを撤去して、元通りの何もない廊下に戻りました。
【片付け前】

右・2階オモチャ部屋内から見た、2階廊下(右奥)











【片付け後】

右・2階図書室内から見た、2階廊下

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次は階段。
1階と2階を行き来する階段上に、かさばる文学全集を幾つか置いていました。
写真ではノンフィクション全集が置いてあるだけですが、一番ゴチャゴチャしていた時期は、もっと本が積まれていて、なかなかの圧迫感がありました。
階段を上り下りする際、文学全集を踏まないように気を遣いました。
「強い地震が発生したら、本が崩れるのではないか?」
と、危惧していた場所でもありました。
【片付け前】

【片付け後】

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次は1階居間。
日常のほとんどをここで過ごしています。
寝るときも、この部屋に布団を敷くので、私の定位置と言ってよい場所です。
が、その割に片付け前の写真がほぼ残っておらず、現在の片付いた部屋との対比をうまく伝えられそうにありません。
昔の写真を探すと、以前の部屋の様子を断片的にうかがえる写真が何枚か残っていたので、それを紹介します。
【片付け前】

その無精ひげから、集中して執筆活動に打ち込んでいるのが分かる
右奥に注目してほしいが、積み上がった本が天井にまで達している

左側の本棚は雑然とし、右側のPC上には本が倒れそうなほど積んである



写真には写っていないが、これが天井にまで達している
地震で一番、崩れそうな場所でもあった



壁側の本棚にはDVDやPS2のゲームディスクが収納されている
【片付け後】

本棚があった場所は現在、物干しになっている


床部分は青色の段ボールと掃除機が置かれている
右・ちゃぶ台と本棚が取り除かれ、空間がスッキリしている
***
次は1階台所。
ここにも、本棚として使用しているカラーボックスを並べて本を収納していました。
台所なので調理の際に生じる湯気が本をカビさせるので、本当は設置場所として最悪なのですが、家中が本であふれていたため、致し方なく、ここにも置いていました。
しかし、現在では、本も本棚も全て撤去し、単なる物置になっています。
【片付け前】



【片付け後】

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以上、部屋の片付けの様子は、これでおしまいです。
しかしながら、私の収集物の中で、かなりのウェイトを占めていた軍装品(日本軍)の写真がありません。
自分が熱中した趣味ほど、案外、写真に残していないものです(あとで悔やむ)
実物の軍服が何十着もあって、ほかに、軍刀、装備品、階級章、軍隊手帳など、相当な数がありました。
押し入れひとつが丸々、日本軍の軍装品で埋まっていました。
ほかにDVDのコレクションも相当あって、ざっくり1000枚以上はあったように思います。
これも、天袋にぎっしり詰めて、ちょうど全ての空間が埋まるくらいありました。
一部の好きな映像作品だけ、本棚に収納していたのですが、大多数は天袋の中です。
押し入れや天袋の中だと写真撮影しないんですよね。
それで写真が残っていません。
なお、PC用の美少女ゲームも、たくさん所持していました。
数百本はあったように思います。
この片付けをする以前に、一括で処分しています。
2階オモチャ部屋の写真に、この種のゲームがいくつか写っていますが、あれは厳選して残した最後のものです。
この片付けで、その厳選したゲームも全て処分しました。
■責任を引き受けただけ
さて、最後にこれだけを述べて、この記事を終わりにします。
最終的には、ミニマリストを超えた、終活をも視野に入れています。
私が年金生活に入る頃には、わが家にある本や漫画、資料類は全て処分されているはずです。
私しか持っていない貴重な史料などもあるので、そういうものは国会図書館をはじめ、防衛研究所や自衛隊駐屯地(資料館付属)などに問い合わせて、寄贈するつもりです。
価値のあるものは何も持たないまま、あの世に旅立つのが目標です。
孤高の収集家が突然死して、その貴重なコレクションが失われることが、よくあります。
価値をよく分かっていない遺族に捨てられてしまったり、産廃業者にゴミとして廃棄されたりします。
絶対に、そういう失敗は犯したくないので、私は40代の今から終活を始めています。
自分に所有権がある物品だとしても、それは一時的に私が預かっているだけで、その所有者は日本人全員であると私は考えています。
史料を散逸、または消失させるようなことは絶対したくありません。
必ず、しかるべき施設に寄贈したり、次の若い収集家に譲ったりして、世代交代を果たしたいです。
史料や骨董品というのは、それを購入するというより、その責任を引き受けるのが主なんですよね。
若い頃からそのことを自覚していましたが、終活をしている今では、さらにその念を強めています。
