平成浪漫悶絶講談・アタクシにとっての自由とは…
への投稿になります。
思えばいまから40年ほど前…大学の卒論に自由について書いていた…。今読み返してみると非常に浅い…。E・フロムの自由からの逃走を軸に論を展開していたが…。
で、今ならアタクシは自由をこう考える…ってなことで今回の講談の始まりになりやす!
(パン、パンと張り扇の音)
えー、お馴染みをもちまして、本日も一席お付き合いを願います。
時に皆様、我々日本人が毎日のように口にする「自由」という言葉、これがいったいどこからやってきたのか、考えたことはございますでしょうか。
え?
おいおい埼玉ょ!自由について講じるからって服を脱ぐのはなしだょ?って。
おっと、いけね!

沙夜学園長、イケおじに作ってくれたのに不摂生をしていたら…こんなんなってました…
つい、あたくしのわがままなボディを晒してしまいましたな。
実はこの「自由」、今から遡ること明治の御代、西洋から入ってきた「Liberty(リバティ)」やら「Freedom(フリーダム)」やらという言葉を、福沢諭吉の先生をはじめとする当時のインテリたちが、血の滲むような思いでひねり出した「翻訳造語」、つまりは借り物の言葉、外来語でございます
(パン!)。
今じゃすっかりなじんじまっていますがね。
(まあこのわがままボディには馴染みたくないですな!)
西洋で言う「Liberty(リバティ)」とは、横暴な権力や支配と戦って、血を流してでも「勝ち取る自由」!しかし同時に、自分のケツは自分で拭くという、重い責任を伴うものでございました。
ところが、これを受け取った日本人は困った。もともと日本には、そんな物々しい意味での「自由」なんて言葉はございません。お釈迦様の仏教用語に「自らを引き由る(みずからをひきよる)」、つまり「自分の心のままに動く」という言葉があったものですから、いつの間にやらこれが「勝手気まま」「わがまま」というニュアンスとごっちゃになってしまった。
だから現代でも、「自由にしていいよ」なんて急に放り出されると、責任の重さに怯えて身動きが取れなくなる。なんとも皮肉な、空中楼閣の言葉になってしまったわけでございます。
この砂上の楼閣の言葉はたくさんあるんで、また席を改めて設けましょう。
では、本来の日本人が肌感覚で愛した「自由」とは何だったのか?
それこそが、もう一つの西洋語、「Freedom(フリーダム)」の側でございます(パン!)。
誰かに縛られることなく、のびのびと、あるがままでいられる状態。
古来、我が国には「世間体」やら「同調圧力」やらという、目に見えないガチガチの枠組みがございました。その窮屈な世間の目をすり抜けて、「いかに目立たずに息を抜くか」。
「あぁ、気楽だねぇ」
「気兼ねなくやろうじゃないか」
この「お気楽」「気兼ねなし」という感覚こそが、日本の風土に育まれた、本来の「自由」の肌感覚でございました。
さぁ、しかし待ってくださいよ。あたくし先ほど「わがまま」を、自由という言葉が堕落した成れの果てのように申し上げました。
ところが、この「わがまま」というやつ、実は一筋縄ではいかない。良いも悪いも、たった一つの同じエネルギーが、出し方一つで正反対の顔を見せる、そういう厄介な代物でございます
(パン!)。
さぁ、そうなると、人間が自ら動くときの本当のエンジンは何になるか。
これこそが、大和言葉の「わがまま(我がまま)」、すなわち「自分の心のまま」という純粋な内なる欲求でございます!
世間は「ワガママは他人の迷惑だ」と眉をひそめますが、それは大きな間違い。
ここに、人間が成熟するかどうかの、大きな「境界線」がございます
(パン!)。
自分の「わがまま」をそのまま外に撒き散らし、「俺の思い通りにしろ!」と周囲を振り回すのは、これはただの未熟な甘え、迷惑行為。
しかし、この「これがしたい!」「これが好きだ!」という強烈な「わがまま」を、ぐっと内に秘めて、外には発しない。
「私はこれがしたい。
だったら、他人に頼らず、自分でリスクを背負って工夫して、何が何でも実現してやろうじゃないか」
これこそが、内なる「わがまま」を、自分で動くエネルギーへと見事に昇華させた、地に足のついた大人の姿でございます!
現代人は、借り物の「自由」という言葉に振り回され、肝心のエンジンである「わがまま」を去勢されちまって、迷子になってはおりませんか?
大層な外国の言葉はいらない。まずは己の心に湧き上がる「わがまま」を大切に抱き、それを己の力で動く熱量へと変えていく。これこそが、我々日本人の、本来の生きる道ではないかという、一席。
――日本人の「自由」の本質、まずはこれにて、読み終わりといたします。
(パン、パン!)。
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