「釈迦もやってた。俺が新興宗教から逃げ出した話と2500年前の洗脳マニュアル」
一、「地獄もけっこう!楽しめそうです!」
べべん。
「地獄に落ちるわよ!」
「地獄でけっこう。それはそれで楽しめそうです」
——これはあたくしが今から四十年ほど前、とある新興宗教の支部長から八時間かけて言い渡された言葉への、あたくしの返答でございます。
あたしが地獄に落ちると言われたその理不尽。
実はこれと同じことが、二千五百年前のインドでも行われていた。
その張本人が、あのお釈迦様だというから驚きじゃありませんか。
さあさあ、お立ち会い……
二、神田尿道登場——
先日買った「サウンダラナンダ」聞くも涙、語るも涙。釈迦の義弟として産まれてしまったが故に、この男悲劇の渦に叩き込まれる。
神田っーな:
にゃんとも…
尿道:
原始仏教では一般的日本人が感じるお釈迦さまとはいささか違う、お釈迦様がでてきますぞ!
お釈迦さまというのは悟りを開いた偉い人というよりも、インドの釈迦族の王子、力は百人力、武術に優れ、人格的にも優れ、美人の奥様を、娶り可愛い息子にも恵まれ最高のひと時を過ごしております、
っーな:
ふん、いわゆる勝ち組じゃにゃいか!
興味ないにゃ。
尿道:
いやいや先生、聞いてくださいょ!彼の苦労や悲劇を。
🍃 釈迦、四門出遊(しもんしゅゆう)の場
時は二千五百有余年の昔。
カピラ城の王子・シッダールタ様といえば、地位も名誉も、そしてこの世の栄華を一身に集めたお方。まさに前途洋々、意気揚々と城の外へと歩みを進められた。
ところが、どうだ!
一歩外へ出れば、そこは阿鼻叫喚の憂世(うきよ)でございます。
前を見れば: 腰の曲がった老人が、杖を突き突き、吐息を漏らす。
右を見れば: 飢えに震え、泥を啜るような貧困の群れ。
左を見れば: 疫病に倒れ、呻き声を上げる人々の惨状。
そして、後ろを振り返れば……: 音もなく忍び寄る「死」という名の黒い影!
「ああ、なんたることか! この世は、右も左も絶望と苦痛の吹き溜まりではないか!」
幸せの絶頂から奈落へと突き落とされた王子。
「生きる意味とは、救いとは何ぞや!」と、ついに華やかな衣を脱ぎ捨て、峻厳(しゅんげん)たる修行の道へと身を投じたのでございます。
🥣 苦行の果て、乳粥の奇跡
それからの修行というのが、凄まじい。
断食、止息、荒行の数々。肉体を痛めに痛めつけ、あれほど筋骨隆々と、黄金の輝きを放っていたお体は、見る影もございません。
いまや、そのお姿は……。
乾いた枯れ木か、はたまた泥の中の骸骨か。
目は落ち窪み、肋骨は浮き上がり、風が吹けば今にも折れんとするばかり。
「もはや、これまで……」
命の灯火(ともしび)が、まさに消え入らんとしたその時!
一人の娘が通りかかった。
ガヤ村の長が娘、その名もスジャータ!
彼女は、あまりに痛々しいそのお姿に、そっと黄金の器を差し出した。
中に入っていたのは、甘く、温かく、滋養に満ちた「乳粥(ちちがゆ)」。
一口、また一口。
白い雫が喉を通り、枯れ果てた肉体に染み渡る。
「ああ……生きている。命とは、肉体とは、かくも尊きものか……」
死の淵で命を繋ぎ止めたシッダールタ様。
この一杯の乳粥が、後の「悟り」への大いなる一歩となったのでございます!
一椀の乳粥に命を繋ぎ、はたと開いたその眼光!
肉体を責めても心は開かぬ。
ならばこれよりは瞑想と対話の道。
極端を捨て、中道を説く覚者の歩みがここから始まるのでございます!
っーな;
ふむ。やっと食って寝て過ごせばいいと気がついたのか?
尿道:
違いますょ!体がダメなら心を鍛えようと思ったんですょ!
っーな:
この男頑固だにゃー.
思い込んだら、猪突猛進だにゃ。
朕のように食べて寝て、遊んでと暮らせばよいのにゃ。
尿道:
いゃ先生、あなたは周りのものがお世話してもらうだけで何もしてないじゃないですか。王族はいろいろと大変なんですょ。
で、釈迦は考えた
肉体をいくら痛めつけても悟りを開くことはできなかった。これだけ死ぬまでやっても悟りが開けないとすると、瞑想や言葉で開くしかないのではないか?
っーな:
伝統の苦行主義を捨てたってことかにゃ?
猫の一員に入れてもよさそうな逸材だにゃ。
いささか力みすぎなきもするにゃが…
尿道:
お釈迦様は仰った。
『修行者たちよ、よく聞け。
弦楽器の弦を思い浮かべてみるがよい。
これをキリキリと強く張りすぎれば、ポキンと切れて音は出ぬ。
かといって、ダルリと緩めすぎれば、今度はボソボソとして調べが響かぬ。
「過ぎたるは及ばざるが如し」。
苦しみすぎてもいかん、楽しみすぎてもいかん。
この、ピンと張った「ちょうど良い」あんばいこそが、真実の道なのだ!
っーな:
そりゃそうだにゃ!
ようやく釈迦も猫の生き方にめざめたにゃ!
尿道:
違いますょ!先生。
猫の生き方が最高だぜ!
なんて軽いノリで生きた人じゃないですょ!
さて、かつての修行仲間たちは、お釈迦様が乳粥を召し上がったと聞くやいなや、
『あいつは修行に負けた腰抜けだ』『堕落した男だ』と、
さんざんに罵り、鼻で笑っておったのでございます。
ところが、どうでございましょう!
悟りを開き、真理を掴んだお釈迦様が、彼らの前に悠然と姿を現すと……。
(扇子をピシッと指して)
その瞳、その佇まい、その体から溢れ出す、神々しいまでの黄金の光!
バカにしていた修行者たちも、その姿を見た瞬間に腰が抜け、
言葉を失い、思わず地面に額をこすりつけて平伏した。
『このお方は、我らの知る昔の男ではない。……まことの仏だ!』と、
その日のうちに、全員が弟子に加わったというから、これぞ天下一のカリスマでございます!」
「さて、そんな『目覚めた男』となったお釈迦様。
自らの故郷、カピラ城へと堂々の凱旋を果たすところから、
この物語、『サウンダラナンダ』の幕が開くのでございます!
しかし、この物語の主役は、お釈迦様だけではございません。
お釈迦様の異母弟、カピラ城一番の美男子と噂されるナンダ。
そしてその妻、絶世の美女スンダリー。
この仲睦まじい夫婦の運命が、お釈迦様の帰還によって、
あっと驚く方向へ、ガラリと変わり始めるのでございますが……。
っーな:
やっとこの間おまえさんが読んでいた本に繋がったな。
長かったから途中寝ていたわ。
尿道:
すいませんね、先生。
ただ釈迦のお話もしないとなかなかこの本の怖さがわからないってのがありまして。
この本の主人公、難陀という男。
我々神田一門のご先祖さまですな。
っーな:
ふむそんなやつもいたな。
この間ボロ雑巾見たいな男とお祭り騒ぎをしたわ。
尿道:
ボロ雑巾…師匠は相変わらず口が悪い…
まあおいておいて
この難陀という男、顔は美男子性格も優しく柔和。
悪く言えば周りに流されやすい。
運の悪いことに異母兄である釈迦が出家してしまったので必然的に王位継承者にされ重責を背負わされる。
唯一の楽しみは美人の妻との結婚を控え喜びにみち溢れているのであります。
そんなところに出家した釈迦が故郷に凱旋してきたところから、難陀の栄光と絶望の物語が始まるのでありました…
っーな:
zzz…
尿道:
師匠が寝ている…
べべん!

さ、寝ている師匠は置いておいてお話の続きを始めましょう。
難陀の元を訪れた釈迦は難陀に鉢をわたします。
釈迦:「難陀ょ、これを持ちなさい…」
難陀:「え?なんで…」
そして、釈迦は寺院へとわき目も降らず一目散に向かう。
釈迦に鉢を返そうと、追いかける難陀!
構わず一目散に寺院へと向かう釈迦!
っーな:
手に汗握るデッドヒートだにゃ!
尿道:
師匠!ちょうどよかった!ここからが面白いところなんです!
兄さん!ちょいとお待ちよ兄さん!
こんな鉢おいらは受け取れないょ!
そうこう言っているうちに、寺院の中にまで辿り着いてしまいました。
そして…断りきれない男…
難陀は出家させられてしまったのです…
っな:
おい!どうした尿道…泣いてるのかにゃ!
尿道:
ええっ…
これが泣かずにいられますか…
愛する妻とこれからというときに、いきなり連れ出されて出家させられてしまった難陀の苦しさに我が身を振り返り涙がちょちょぎれてしまったんですょ。
実はあたくしも思えば今から40年ほど前…
っーな:
おまえも欠けたお椀もたされて出家したのかにゃ?
しかしお前は奥さんも、別嬪な娘っ子もおるぞ?
尿道:
ええ、そうです…そうなんですょ…
出家ではないですね。
掴んだ幸せは握りしめていますから…。
師匠、これね、難陀が鉢を持たされたのと一緒ですよ。あたくしも気がついたら入信の手続きが終わってた。断りきれない善意の押し売り。これが洗脳マニュアルの一ページ目なんですな。
っーな:
まあ、お前の話はよい。
難陀受難の物語を先に進めよ!
尿道:
畏まりました。あたくしの話は後ほどということで…
難陀が釈迦とデッドヒートを繰り広げているころ、妻となるスンダリー二はヤキモキとして部屋でまっております。
新婚に対する期待と、難陀がなぜ帰ってこないのか?という心配とがせめぎ合いながら悶々と過ごすのであります。
っーな:
考えても詮無いこと。
飯食って寝てればいいものを…
尿道:
まあまあ、人間様もいろいろと大変なんですょ。
その頃難陀は出家しはしましたが、家に帰りたい、愛する妻のもとに戻りたい!
と周りに話してまわります。
っーな:
そらそうにゃろ。
朕もねるときはふらつき母ちゃんのとこに帰るからな。
尿道:
あれ?師匠はやはりツナ!?
っーな:
違うにゃ!
そのほうが都合がいいのにゃ!
本体は猫の皮をかぶっているおっさんにゃ!
尿道:
な、なんと!
師匠の中身は我らと同じおっさんだったとは…
うすうすそうじゃないかと思ってはおりましたが、話をすすめましょう。
帰りたいと駄々をこねる難陀に対して、説法という洗脳がはじまります。
しかも難陀一人に対してよってたかって大人数。
「今は若く美しいスンダリー二だがいずれ年老いてシワだらけになって太り出すぞ…
中身は…(自粛)」
「高潔な王族がなんてざまだ」
「女に未練があるなんて情けない」
っーな:
おまいらも、女から生まれてきたくせ…。
しかも年取ってしわだらけなんて…人間はとに間抜けなものだな。
尿道:
そうなんですよ、師匠!
さらには妻に執着していると、いずれ別れという苦しみを味わうだろう!とまで言い出す始末!
っーな:
未来の別れよりも今の別れを選ぶだなんて…寝言は寝てから言えにゃ!
あくびがでる!
尿道:
しかし、お人好しの難陀はそこまで思い至らず
「妻に会いたい…」
と惚けた目でぐちぐち呟くばかり。
そこでお釈迦さまははたと考える。
「あかん!こいつは現世の美女にうつつを抜かしとる…」
されば天女を目にすればこいつも目を覚ますであろう!
まるで、どこかで繰り広げられているような光景です。
1000万円あげるから100万円振り込めみたいな…
惚けてしまっている難陀を連れて釈迦の神通力で一っ飛び!
天界に連れてこられた難陀。
見るもの聞くものそれはそれは素晴らしい!
さらに素晴らしいのは、天女の目にもまぶしき美しさ!
もはや何を見ているのかわからないほどの美しさに、地上の愛する妻のことを忘れてしまう有様。
挙げ句の果てには修行をしたあかつきには、天女をそなたの妻としてめしとるといい。
これを聞いた難陀さん、舞い上がってしまい修行に精進いたします。
っーな:
猫の風上にでもおいておきたいほどの、身代わりの速さだにゃ。
尿道:
しかりしかり!
あたくしの場合はこうでしたわ。
それが祝詞の最中の『金粉』だったり、鑑定書付きの『ダイヤモンド』だったわけです。目の前でそんなもん見せられたら、人間、脳がバグりますよ。
そして、釈迦はまた恐ろしいことを言い出します
っーな:
にゃんだ?
しっかしお前も変な経験いろいろしとるな!
で、難陀はどうなったんだ?
釈迦に天界まで連れていかれて天女の約束したのに何をいったんにゃ?
尿道:
仏の顔になり…
「難陀ょ…天界の享楽も安寧ではない…愛欲に執着している限りは苦しみから逃れることはできない…」
(故に天女をめとるというのはなしだ…)
っーな:
にゃに言ってんだ?こいつは?
自分で連れて行ったくせに?
尿道:
まあまあ、師匠そんなに熱くならないでください。
お釈迦さまは異母弟なんだを苦しみから救い出したいと思いでいっぱいだったんでしょう…多分…
あれ?美人の奥様に執着しないことを解いていたのに、天女を見せてそっちに執着させている…。
なんとも便利な方便ですな!
っーな:
目覚めた男の目は曇っていたってことかにゃ?
やはり寝ぼけていたんじゃにゃいか?
やっぱり猫の生き方が一番と今に言い出すんじゃないかにゃ?
三、「あれ、これ俺が経験したやつじゃん」

尿道:
ここで少々あたくしの話をお聞きくださいませ。
今から四十年ほど前のことでありますな。
その頃のあたくし、体質改善やら気功法やらに熱心でございまして。
駅前で声をかけられましてな。
「ちょいとお試しになりますか」
と言われ、額の前に手をかざされたんですょ。
すると…あるんですな、これが。
熱感、触感。指は触れていないのに、確かに感じる。
っーな:
ふん。そいつは本物だったのかにゃ?
尿道:
あたくしはそう思いましたょ!
気功の熱感とまるで同じ。
「これは本物だ」と思った瞬間に、あたくしの中の知的好奇心が火ぃついちまったわけで。
どういうメカニズムでこうなるのか?知りたくなっちまった。
あたくし、今でも気功はやっておりますよ。仕事でも使っておりますし、本物だと思っておりますから。
ただね、師匠。
その気功を客寄せパンダに使われると、さすがに怒りが湧いてくる。
釣り針に餌をつけるのと同じでして。餌が本物かどうかの話と、釣り針の話は、別でございますな。それがいけなかった。
っーな:
難陀に鉢をわたしたやつと同じだにゃ。
尿道:
師匠、鋭い!まさにそうなんでさあ!
難陀は鉢を持たされたまま走り続けて気づいたら寺院の中。
あたくしは「面白い、もっと知りたい」と思っているうちに気づいたら入信手続きが終わっていた。
断りきれない善意の押し売り。これが洗脳マニュアルの一ページ目ですな。
っーな:
ほほう。しかしお前のことだ、すんなり信者になったわけでもなかろう?
尿道:
ええ。あたくし最初から、救いを求めていたわけじゃあなかった。
信仰じゃなくて、メカニズムへの興味で入ってしまったから。
だからなんとなく…肌が合わない部分も見えてくる。
そして、「やっぱり辞めます」と支部長に申し出たんですな。
っーな:
zzz…
尿道:
師匠!寝ないでくださいょ!ここからが難陀との対比でおもしろいところなんですから!
べべん!
難陀は「帰りたい、妻のもとに戻りたい」と周りに言いふらして、よってたかって大勢に説法をくらいましたな。
あたくしの場合はこうでした。
まずアルバイト先の前に車が来る。
「ちょっといいですか」
有無を言わさず支部まで連れてこられる。
こんこんと説教。
帰る。
また来る。
また説教。
っーな:
難陀への集団説法と同じじゃないかにゃ!
尿道:
まったくその通りで!
さらには、ついに支部長みずからがお出ましになりましてな。
八時間ですょ、師匠。
八時間、延々とお話をうかがいましたわ。

っーな:八時間!?朕なら六時間目に夢の中だにゃ。
尿道:
師匠は二時間目から夢の中だと思いますけどね…
で、最後にこう言われましたわ。
「地獄に落ちるわよ!」
っーな:
にゃんと!難陀への「妻に執着すると苦しむぞ」と同じだにゃ!
未来の恐怖で縛るやつだにゃ!
尿道:
そうなんですょ!
しかし、あたくしここで難陀と違いましたわ。
難陀さんは天女を見せられてふらふらと修行に精進してしまった。
あたくしは天女を見せられなかった。
どうだ! 祝詞をあげる信者の髪には、いつの間にやらキラキラと金粉が舞い散り、キラリと光るは偽善の輝きか、はたまた欲の皮の突っ張った幻か!
『これぞ天界の秘宝が現世にこぼれ落ちた奇跡なり!』と、向こうは鼻息荒く宣(のたま)うが……
(パンパン!)
「そこであっしは言い放った!
『それがどうした! 畳の上の石ころが天界の証拠だと? 笑わせるねえ。そんなに宝が溢れているなら、なぜ目の前で喘ぐ信者の一人も救えねえんだ。あんたらの神様は、金は出しても慈悲は出さないってのかい!』
さあ、面白くないのは支部長だ。
立てた眉は逆さまに吊り上がり、美貌の面影はいずこへやら、口元裂けんばかりの般若の形相!
怒髪天を突き、いまにも火を噴かんばかりの勢いだが、あっしは一歩も引きゃあいたしません
(パン!)
鼻先でフンと笑って、草履の紐を締め直す。
『地獄の沙汰も金次第と申しますが、あんた方の地獄は、どうやら金粉と石ころでできているようだ。あばよ!』
難陀さんは天界の女に目がくらんだが、あっしが求めていたのは、あくまでこの世の『仕組み』でございます。
手品(金粉)を見せられたって、種明かしが知りてえだけで、手品師を拝む気にはなれねえ。そこで出たのが、あの冒頭の一言!
「地獄でけっこう。それはそれで楽しめそうです」
っーな:
…お前なかなかやるにゃ。
尿道:
そうして、あたくしは出てきたわけで。
難陀は釈迦に連れ出された。
あたくしは自分で出た。
それだけの違いでございますな。
四、その頃スンダリーニは…
尿道:
申し上げておきますが、支部長も信者の方々も、悪人じゃあございません。むしろ善人ですょ。本気であたくしを救おうとしていた。
地獄への道は善意で舗装されているとはよく言ったもので。
釈迦だってそうでしょう。難陀を苦しみから救いたかった。だから鉢を渡した。だから天界に連れて行った。
まあ、だからこそ厄介なんですけどね。
べべん。
難陀が天界から地上に戻り、やがて悟りを開いたという話は伝わっております。
釈迦も満足したことでしょう。
しかし。
スンダリーニーは。
その日も部屋で待っていたのであります。
っーな:
…
尿道:
…
っーな:
現代の洗脳と古代の慈悲、どちらが地獄かはこの釈迦のみぞ知る……

〈幕〉客席のどこかから、ぼそりと声がする。
「…サウンダラナンダって、要するに勧誘マニュアルじゃないか」
「あめとむちだよな。天女がアメで、地獄がムチで」
「二千五百年前から、手口は変わってないってことか」
しばらく、誰も何も言わなかった…
追記:
今回の話を書くに当たって、仏教と禅の関係について改めて考え感じたことがある。禅こそが真の仏教を体現しているのではないか?
それと、宗教はなんなのか?ということ。以前から書いていることだが、人が変わるには感化しかないと思う。それが洗脳やプロパガンダだとしても本質は変わらない…そのような今回考察したけどここに書ききれなかったこと。TALESにどど!!っと書く予定。
気力と体力が持てば…興味のある方はみてみてちょ!
ふぃー。やっと皆様のところ周りにいけるー。
今回はしんどかったー。テーマが釈迦だからあまり変に書くと石投げられそうで…って釈迦がサイコパスといっているようなもんだから石投げられそうだけど。でも、これほんとそうじゃないかな?って思う。
唯一この手の思想でまともと言えるのはギリシャのエピクロスだけじゃないか?キリストも本人はわからないが…。なんていろいろと考えるテーマでした。ではまた皆様ご機嫌よう!
次回は通常の神田劇場でお会いしましょう!
神田っーな先生!今回もご出演ありがとうございます!
ナイス つっこみでした!
いいなと思ったら応援しよう!
ありがとうございます。活動費として使わせていただきます!