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やさしすぎる男はなぜモテないのか?

やさしい友だちがいる。

男女の分け隔てがなく、さわやかでマスコットのような男の人。ミッキーマウスのように愛されるキャラの男の人。見た目はスラッとしていて、きちんと大卒で、きちんと働いていて、きちんと独立して一人暮らしをしている。とにかくやさしい。


ところが彼は結婚をしていないし、恋人がいるわけでもない。「パートナーがいる」ということを「善」として正当化するわけではないが、30歳を超えて周りも結婚し始めたこともあって、彼は恋人を作りたがっている。でも出来ない。出会いがないわけでもないらしい。でも出来ない。


彼と話していて、その理由はなぜなのだろう?と考えた結論をここに書きたい。理論派を自称する私が思う「やさしすぎる男の人がモテない理由」である。


れっつ恋愛。



▶︎恋愛の究極的目的

「異性との交際」に限定して書くことになり申し訳ないが、男女交際の究極的な目的は「子孫を残すこと」と、ここでは定義する。


ところが、この「子孫を残す」という行為は、男女共に喜びではあるんだけれども、その帰着には不一致がある。つまり、男性にとっては生殖行為は文字通り快楽だが、女性にとっては「出産」という苦痛と死のリスクを伴う。だから男女で不一致がある。遺伝子レベルでの相違があるのだ。

「付き合いたいぜ=子孫を残そうぜ」と言い寄ってくる男性は、女性にとっては苦痛とリスクを運んでくる売人的な側面を持っている。だからこそ女性は、その男性がそれに見合う価値があるかを慎重に吟味し、ジャッジしようとすることになる。将来の苦痛を運んでくるから。


▶︎無害の男性に油断する女性

やさしすぎる男性という生き物は、最初は全く売人性(言い寄る仕草)を見せない。すると女性は安心する。

「うん、この人は言い寄ってこないわ。
 あー、安心、安心☆」


ところが実際には、やさしすぎる男性はその内側に売人性をひっそりと隠している。しばらく経った後にそれを女性に見せて、言い寄ったり告白してしまう。そうすると女性は途端に面食らっちゃって、

「ちょ、ちょっと!油断してたけど
 あんたも来るのかよ!ちょっと!」


女性はそれはもう激烈な嫌悪感が発生してしまい、結果やさしすぎる男性は嫌われ、モテない、とこうなる。

そりゃ出会っていきなり刃物を持って近づいてきたら警戒100%だ。やさしすぎる男性は「大丈夫ですよ〜」と言いながら手を広げて近づいてくるもんで、つい油断してしまう。そんな油断100%の状況でグサリと刺す人の方がそら恐ろしい。男はツラいよ。


▶︎やさしすぎるとダメな矛盾

やさしすぎる男性がモテないのは、最初から言い寄る仕草を見せずに、仲良くなってからギラリと刃物を見せようとするからだ。引かれてしまうのだ。

だから恋愛では、明らかに人畜無害なやさしそうな男性よりも、見ただけで売人性がわかる男性の方がモテるといったキテレツな現象がまま起こる。

ヤンキーがモテたり、エグザイル風の人がモテたりといったそんなこと。やさしすぎる男性はハンカチを口にくわえて悔しがる。

「なぜだ!俺の方が絶対やさしいのに!」
なんて思いながら。

考えてみると、そもそも「刃物はありませんよ、あなたには危害を加えませんから」という風体で近づいてきたと思ったら、仲良くなったタイミングでモジモジしながら「実はこんな包丁がありましてね」とやってくる時点で怖い。書いてるだけで怖い。

つまり、やさしすぎる男性はそういった意味で、女性にとっては本質的にはやさしくない、という矛盾をはらんでいる、と言える。


▶︎どうすればいいのか

やさしさを履き違えないことだ。

やさしすぎるのはとってもいいことなんだけれども「子孫を残す」という目的を達成するためには遺伝子的にクエスチョンがつくかもしれない。

友だちとそうこう話していて「じゃあ俺はどうしたらいいんだい?」と尋ねられた私は、彼にこうアドバイスを送った。



「なんかスマートな感じもいいけどさ、あれじゃね?最初から好き好きビームを出せばいいんじゃね?」

「好き好きビーム?」

「そう、好き好きビーム」

「それが出来ないから困ってるんだよ」



うーーーーん、困った。



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