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【膝爆笑】朝5時発の強制ハス巡り!水元公園の大パノラマと、歩行拒否したくなる中年の限界

布団の重力と、聞いてないよの極寒トレイン

それは、ある休日の前夜(実際は1週間前)に立てた無謀な計画から始まりました。

「よし、明日は朝5時の電車で撮影に出かけるぞ!」

当日、布団という名の最強ブラックホールから命からがら這い出た私を待っていたのは、どんよりとした曇り空。
梅雨の雨の合間、贅沢を言えばキリがありませんが「せめて青空を……」と呟く私の声は、冷たい風にかき消されました。

追い打ちをかけるように、早朝の電車内は冷房がガンガンに効いていて、むちゃくちゃ寒い!「冷房さん、ちょっと張り切りすぎじゃない?」と、凍えながらカメラバッグを抱きしめる姿は、完全にただの不審者です。
今回の2ヶ所は場所が離れているため、こうするしかなかったのですが、スタートから己の選択を激しく後悔していました。


ピークを過ぎた古代蓮と、裏切らない大パノラマ

最初の目的地は「足立堀之内公園」。 日暮里・舎人ライナーの江北駅で降車し、そこからトボトボと歩くこと約20分。ようやくハス池に到着しました。

足立堀之内公園の大賀蓮

ここは「大賀ハス」という古代蓮が大切に育てられている場所です。
実は昨年、お昼近くに到着したせいで、すべての花が見事に閉じていたという苦い経験があり、今回はリベンジを果たすべく、最初に組み込みました。

じっくり観察してみれば、すでに花びらが落ちてしまった花も多く、ピークは少し過ぎていたようです。
それでも、淡いピンクの大賀ハスが優雅に咲いている姿を拝むことができ、「早起きは三文の徳、ハスは三文のトク(特)」と、脳内で昭和全開のオヤジギャグを爆発させながらシャッターを切りました。

撮影を終え、コミュニティバス「はるかぜ」に揺られて北千住へ。 そこから電車を乗り継いで金町駅へ向かい、最後は駅から徒歩で「水元公園」を目指します。


……はい、この時点で私の体力ゲージは完全にゼロ。膝は笑うのを通り越して大爆発(ガクガク)しています。

水元公園の蓮池

しかし、広大なハス池に到着した瞬間、疲れが吹き飛びました。
そこには期待以上の大パノラマが広がっていたのです!まさに今が最高の見頃。

ごんぱち池のアサザ

まずは「ごんぱち池」へ。
絶滅危惧種である「アサザ」という黄色い可憐な花が、水面にパチパチと弾けるように咲いていました。
ただ、この箱入り娘を撮影するには、咲いている位置までの距離が遠いという、物理的な遠恋(えんれん)問題が発生。
望遠レンズが悲鳴を上げます。

オニバス池のオニバス

お次は、期間限定公開の「オニバス池」へ。
トゲトゲした巨大な葉が特徴のオニバスですが、残念ながらこの日は花があまり咲いていませんでした。
自然相手のスケジュール管理は本当に難しい。

水生植物園の蓮池

さらにそこから、水生植物園エリアまでさらに20分歩きます。
心の中の私が「もう歩きたくない、一歩も動けん!」と大号泣していましたが、たどり着いた先の蓮も見事な美しさで花を開かせていました。

白い蓮

さらに新発見も。
花菖蒲品種保存園のすぐ近く、小合溜のエリアにも蓮がたくさん自生していたのです。
こちらは全体的にまだ蕾が多く、これからどんどん咲きそうな気配。
ピンクに混ざって真っ白な蓮の姿もあり、よほど水元公園の環境が蓮に合っているのでしょう。
かつて葛飾区のこの地域では、食用蓮(レンコン)の栽培が盛んだったという歴史があるそうで、なるほど、そのDNAが今も息づいているわけです。

さあ、撮影大満足!帰ろう!……と思った瞬間、現実が牙をむきました。
ここから金町駅まで、徒歩で50分歩かないといけません。
……もう無理です。

私の足は、完全に「レンコン(恋魂)」のように、地に埋まって動かなくなりました。


タイパの時代に、あえて泥にまみれて「歩く」ということ

今回の「ハスを求める大移動」を通じて、私は深く考えさせられました。

現代は「タイパ(タイムパフォーマンス)」の時代です。若い世代を見ていると、効率よく最短ルートで、美味しいところだけをスマートにサクッと手に入れるのが上手だなと感心します。わざわざ朝5時に起きて、冷房で震え、膝をガクガクさせながら何万歩も歩くなんて、非効率の極みでしょう。

でも、ハスという花は、綺麗なプールではなく「泥水」の中から立ち上がって、あんなに美しい大輪の花を咲かせます。

ハートっぽい蓮の葉

私たちの人生も同じではないでしょうか。 効率だけを求めた綺麗な道ばかりを歩んでいると、予定調和の景色しか見られません。散々泥水をすすり、道に迷い、足の痛みに悶絶しながら歩き回るからこそ、予定になかった「ステージ裏の自生する蓮」のような、予期せぬ新しい発見に出会えるのです。

泥臭いプロセスを経て、ようやくたどり着いた大パノラマだからこそ、五臓六腑にしみるほどの感動がある。

「昔はもっと歩けたのになぁ」と、ついてこない体力に中年としての悲哀を感じつつも、この泥臭い移動のすべてを「面白い人生のネタ」として笑い飛ばせる心の余裕。それこそが、私が長年ブログを書き続け、靴底を減らしながら手に入れた、大人の美学なのかもしれません。

さて、問題はどうやってこの場から金町駅まで帰るか、です。 どなたか、私の膝に「愛の救急車」を呼んでくれませんかね?

ではまた!

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