「誰が売るか」が価値を決める時代|行政書士が選ばれる理由は「人」にあり
こんにちは、元公務員行政書士のK.G.です
商品やサービスが「なぜ売れるのか」。この問いに対する答えは、時代とともに変化し続けています。
かつては機能的価値が重視され、次に情緒的価値やブランド価値が注目されるようになりました。
更に、「誰が売るか」という視点が大事な時代だと感じています。
サービス業における「指名」の価値
例えば、美容師の世界では、指名制度が当たり前になっています。
カリスマ美容師と呼ばれる人たちには、多くの顧客が殺到します。
髪を切るという行為だけ見れば、資格を持った美容師であれば誰でも提供できるサービスです。
カリスマ美容師には、そう呼ばれる所以があり、それは腕の良さ、実績など様々な要素を形成するわけですが、
カリスマ美容師と一般美容師の「技術の差」を具体的に言語化することは素人には難しく、顧客側からはその「差」は分からないサービスです。
しかし、顧客は「この人に切ってもらいたい」と特定の美容師を選びます。
ここに生まれているのは、技術的な差異だけではない、情緒的価値の一つです。
同じ髪を切るサービスでも、「誰が提供するか」によって、顧客が感じる価値は大きく変わるのです。
アイドルが作ったカレーの価値
少し極端な例を考えてみましょう。
全く同じカレーが二つあります。
材料も調理法も全く同じで、料理の腕前も変わらないとします。
異なるのは、作った人「一つは一般の人が作ったもの」、「もう一つはアイドルが作ったもの」。
しかし、この二つのカレーの価値は明らかに異なります。
「アイドルのファン」にとっては、「アイドルが作った」という事実そのものが、計り知れない価値を生み出すのです。
もちろん、アイドルに価値を感じない人にとっては、二つのカレーに差はありません。
むしろ、アイドルが作ったのであれば、美味しくないのではと悪い評価をするかもしれません。
つまり、「誰が作ったか」「誰が売っているか」という付加価値は、顧客側がそれに価値を感じて初めて成立するものなのです。
三つの価値の層
商品やサービスの価値は、主に以下の三つの層を意識することが大切だと考えています。
1. 機能的価値
商品そのものの性能や機能。他社製品と比較したときの優位性。これは従来から重視されてきた価値です。
ターゲットに合わせた機能設計、他製品との差別化がポイントになります。
2. 情緒的価値
その商品を持つこと、使うことで得られる感情的な満足感。iPhoneを持つこと、トヨタ車に乗ること。
ブランドが持つイメージや世界観が、商品に付加価値を与えます。
3. 「誰が」提供するかの価値
そして、この同じ商品、同じサービスでも、誰が提供するかによって、顧客が感じる価値は大きく変わります。
※社会的価値や情緒的価値に分類されることもありますが、今回の記事ではあえて別枠でお話ししてます。
行政書士の世界でも同じ
この「誰が売るか」の価値は、行政書士のような専門職の世界でも極めて重要です。
新人の行政書士とベテランの行政書士が、同じ許認可の申請のサービスを提供したとします。
サービスの内容としては同じとした場合、手続きの申請という業務の本質は変わりません。行き着くゴールも同じです。
しかし、顧客の立場で考えてみてください。どちらに依頼したいと思うでしょうか。
商品やサービスの質そのものに違いがあることもありますが、それ以上に「誰が提供しているか」が判断材料になることは大いにあります。
むしろ、それが全てであるケースも少なくありません。
「元公務員」というブランディング
例えば、「元公務員で、その担当業務をしていた」という経歴は、行政書士の世界では強力なブランディングになります。
これこそが「誰が売るか」の価値の最高峰と言えるでしょう。
同じサービスを提供していても、「実際にその業務の内側にいた人」から受けるサービスと、そうでない人から受けるサービスでは、顧客が感じる安心感や信頼度が大きく異なります。
価値の感じ方は人それぞれ
重要なのは、この「誰が」という価値も、受け取る側によって感じ方が異なるという点です。
アイドルに価値を感じない人にとって、アイドルが作ったカレーに特別な価値はありません。
同様に、元公務員という経歴に価値を感じない顧客もいるかもしれません。
しかし、だからこそ、自分の強みを明確に打ち出し、それに価値を感じてくれる顧客層に届けることが重要なのです。
まとめ
商品やサービスを売る際、機能や品質を磨くことは当然重要です。ブランディングも欠かせません。
しかし、それと同じくらい、あるいはそれ以上に「誰が売るか」「誰が提供するか」という視点が、現代のマーケティングでは重要になっています。
あなた自身の経歴、専門性、人柄、これまでの実績。
これらすべてが「誰が」という価値を形作ります。
その強みを明確に打ち出し、顧客に感じてもらえるようにアピールすること。これが、選ばれるための鍵となるのです。
同じサービスを提供していても、選ばれる人と選ばれない人がいます。
その違いを生み出しているのは、商品そのものだけではなく、「誰が」という価値なのです。
私のNOTEでは、
・公務員時代の悩みや退職時の考え
・元公務員がもつ圧倒的な競合優位性
・独立開業の準備等
・開業してからの営業方法 など
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